スギ花粉症やダニによるアレルギー性鼻炎で舌下免疫療法を続けていると、「やめたあとも効果は一生続くのか」が気になるのではないでしょうか。結論からいうと、舌下免疫療法は効果が一生続くと保証されているわけではありません。ただし、日本アレルギー学会の手引きでは、3〜5年治療を続けた場合、終了後も年単位で効果が持続すると期待されています。本記事では、国内外の調査データをもとに、効果の持続期間や中断したときの注意点を医師監修のもとで解説します。
舌下免疫療法とは?対象になる人と効果の仕組み
舌下免疫療法は、アレルギーの原因物質そのものに働きかける治療です。花粉症の飲み薬とは効果の性質が異なり、アレルギー自体が起こりにくい状態を目指します。
抗ヒスタミン薬などの飲み薬は「対症療法」と呼ばれ、出ている症状を一時的に抑えるものです。一方で舌下免疫療法では、舌の下にアレルゲン(アレルギーの原因物質)を含む錠剤を置き、少ない量から増やしながら毎日続けます。舌下免疫療法では、鼻水やくしゃみに限らず、目のかゆみや咳の改善も期待できるとされます。
対象はスギ花粉症とダニアレルギー性鼻炎
現在、国内で保険適用となっている舌下免疫療法の対象アレルゲンは、スギ花粉とダニの2種類です。
治療対象かどうかを調べるには、まず血液検査や皮膚テストで原因物質を確認します。具体的には、特定の物質に反応する抗体(特異的IgE抗体)があるかを調べます。
検査でスギ花粉やダニへの反応が確認され、それが実際の症状の原因と考えられると、治療の対象となります。
舌下免疫療法の仕組み
舌下免疫療法は、アレルゲンを毎日少しずつ取り込むことで、体がアレルゲンに過剰に反応しにくい状態へ変えていく治療です。
アレルギーの症状は、本来は体に害のない花粉やダニに対して、免疫が行きすぎた反応を起こすことで生じます。舌下免疫療法を続けると、体内ではIgG4抗体と呼ばれる抗体がつくられるようになります。また、行きすぎた免疫の反応にブレーキをかける「制御性T細胞」も増えるとされます。アレルゲン免疫療法の手引き2025(以下、手引き2025)では、こうした複数の変化が組み合わさって、症状をやわらげる効果につながると推定しています。
その結果、花粉やダニが体に入っても、くしゃみや鼻水などの症状が出にくくなることが期待されています。
出典:日本アレルギー学会「アレルゲン免疫療法の手引き2025」
PMDA医療用医薬品情報「シダキュアスギ花粉舌下錠2,000JAU/5,000JAU」
舌下免疫療法の効果は一生続くのか
舌下免疫療法の効果が一生続くとは限りません。ただし、3〜5年間治療を継続することで、終了後も数年間にわたって効果が持続する可能性があります。
実際に、国内外の研究では、治療終了後も効果が続いた例が報告されています。一方で、時間の経過とともに症状が再び悪化する人もいるため、効果の持続期間には個人差があると考えられています。
以下では、国内外の研究結果をもとに、治療終了後の効果がどの程度続くのかを解説します。
国内の調査でわかった持続期間
国内の報告では、終了後も良好な状態を保つ人が多い一方、年数とともに悪化する例もみられました。
日本アレルギー学会誌に掲載された調査では、3シーズン以上治療を行って終了した370例に郵送でアンケートを実施しました。そのうち200例から回答を得ています(回答率54.1%)。
終了後の経過年数別に、終了時の状態を維持していたと回答した割合は次のとおりです。
- 経過1年(67例):61%
- 経過2年(61例):59%
- 経過3年(27例):52%
- 経過4年(38例):34%
※同じ人を4年間追跡した結果ではなく、治療終了後の経過年数が異なる群を比較したものです。また、各群の人数にも差があります。終了後4年の群では、1年および2年の群と比較して、効果の維持率が有意に低い結果でした。また、症状の自己評価(VAS)も治療終了時より悪化していました。
この結果から、治療終了後も効果が持続する人がいる一方、数年が経過すると再び症状が現れる場合もあることがわかります。出典:J-STAGE「スギ花粉舌下免疫療法終了後の効果維持の検討(アレルギー 2026;75(2):132-141)」
海外では終了後7~8年の持続も報告あり
海外では、さらに長期間にわたる効果の持続も報告されています。
「アレルゲン免疫療法の手引き2025」で紹介されているダニ舌下免疫療法の研究では、3年間の治療で終了後7年間、4〜5年間の治療で終了後8年間の効果持続が報告されています。
ただし、この研究はダニだけに感作している人を対象とした小規模な試験です(登録78例・完遂59例)。国内で使用される舌下錠とは製剤も異なるため、すべての患者さんに同様の効果が期待できるわけではありません。
舌下免疫療法の効果は一生続くと保証されるものではありませんが、適切な期間治療を続けることで、終了後も長期的な効果が期待できる治療法といえるでしょう。
出典:日本アレルギー学会「アレルゲン免疫療法の手引き2025」
Marogna M, et al. Long-lasting effects of sublingual immunotherapy according to its duration: a 15-year prospective study. J Allergy Clin Immunol. 2010;126,969-975 (https://doi.org/10.1016/j.jaci.2010.08.030)
舌下免疫療法の効果は終了後どのくらい続く?研究結果のまとめ
舌下免疫療法の終了後に効果がどのくらい続くのか、国内外の主な研究結果をまとめました。
| 対象・研究 | 治療期間 | 終了後の効果 |
|---|---|---|
| 国内・ダニ舌下免疫療法 | 最長3年 | 終了1年後も効果の持続を報告 |
| 国内・スギ花粉舌下免疫療法(臨床試験) | 3シーズン | 終了後2シーズン目まで効果を確認 |
| 国内・スギ花粉舌下免疫療法(アンケート調査) | 3〜5年 | 終了1年後は61%、4年後は34%が治療終了時の状態を維持 |
| 海外・ダニ舌下免疫療法 | 3〜5年 | 終了後7〜8年間の効果持続を報告 |
※研究ごとに対象者、治療薬、効果の評価方法が異なるため、結果を単純に比較することはできません。
このように、舌下免疫療法の効果は治療終了後も年単位で続く可能性があります。ただし、一生続くとは限らず、効果の持続期間にも個人差があります。
大切なのは、十分な治療期間を確保し、治療終了後も症状の変化を確認することです。
舌下免疫療法の効果を左右する3つの要因
舌下免疫療法の効果がどれくらい続くかは、人によって差が出ます。手引き2025や国内の調査から読み取れる要因は、治療期間の長さ、感作しているアレルゲンの数、生活の中でのアレルゲン回避の3点です。自分がどこに当てはまるかがわかれば、主治医にも質問しやすくなります。
治療を続けた期間の長さ
もっとも影響が大きいのは、何年続けられたかという点です。
前述の調査では、治療期間が3年の群は、4年または5年の群より終了後の症状が統計的に意味のある差で悪かったと報告されています。一方、4年または5年治療した群は、治療を続けている方と比べて差がみられませんでした。この結果から、同調査は4年以上の治療期間を推奨すると結論づけています。
推奨される期間の目安は後述しますが、治療をどこで区切るかは経過を見ながら主治医と相談して決めることになります。
原因となるアレルゲンの数
原因となるアレルゲンが1種類か複数かでも、期待できる効果は変わります。
手引き2025には、ダニだけに感作している方では高い効果が期待できるとの記載があります。反対に、カビ(真菌)など一年中存在する別のアレルゲンにも感作している場合は、効果が低いと想定されています。これは喘息の治療を検討する場面での記載で、慎重な判断が必要とされます。
また、喘息の発症リスクに関する複数の研究をまとめた分析では、子ども、原因が1種類の方、3年以上治療をやり終えた方で効果が大きいと指摘されています。
原因が複数ある方は、どのアレルゲンがどの症状に関わるかを血液検査などで整理しておきましょう。
花粉やダニを避ける生活習慣
治療と並行したアレルゲン回避も、効果を後押しします。手引き2025は、免疫療法の効果を確実に得るために十分なアレルゲン回避が必須だと明記しています。日常で取り入れやすい工夫は次の5つです。
- 床や畳は毎日掃除機をかける
- 寝具は週1回以上掃除する
- 高温多湿の室内環境を避ける
- 花粉の飛散が多い日は外出を控える
- 外出時はマスクとメガネを使う
ダニ対策の中心は、掃除の頻度と寝具の管理です。ダニは高温多湿で増えるため、室温25度以上・湿度60%以上の環境は避け、室内の通気を心がけましょう。スギ花粉症の方は、飛散情報を確認して花粉を浴びる量そのものを減らす工夫が役立ちます。
出典:日本アレルギー学会「アレルゲン免疫療法の手引き2025」
舌下免疫療法を中断した場合の効果と対処法
舌下免疫療法を自己判断で中断した場合、期待した効果が得られるかどうかは、医師でなければ判断できません。飲み忘れや休薬にも、それぞれ決められた対処法があります。
短期間で中断した場合の効果
舌下免疫療法は、維持量(効果を保つために毎日続ける一定の量)を年単位で確実に投与することで、効果が期待できる治療とされています。手引き2025でも、対症療法の飲み薬のような即効性を期待するものではないと注意が促されています。
治療開始時には「少なくとも3年間は毎日投与できるか」の確認が必要です。症状が落ち着いてきた時期も、自己判断でやめずに治療を続けましょう。
出典:日本アレルギー学会「アレルゲン免疫療法の手引き2025」
飲み忘れや誤って服用したときの対処
飲み忘れが起きたときや、飲み方を誤ったときの対応として、手引き2025では次のように示されています。
- 同日中に気づけばその日中に服用する
- 翌日に気づいたときは1日分だけを服用する
- 飲み込んでしまったら同日は再服用しない
- 過量に服用したら吐き出してうがいをする
1回分を飲み忘れても、2回分をまとめて飲まないようにしましょう。誤って飲み込んだときも、その日は追加せず、翌日から正しい用法に戻します。数日以上服用が止まった場合の対応は、次で説明します。
長期の服用忘れや再開時は医師に相談を
中断したあとの再開は、医師の判断によると定められています。
スギ花粉舌下錠(シダキュア)の電子添文にも、その旨が記載されています。休薬後の服用では副作用に注意が必要で、少ない量から増やしていく段階をやり直す場合もあるためです。服用をやめるときも、必ず医師へ連絡するよう求められています。「やめる」「休む」「再開する」のいずれも、自分ひとりで決めない前提で考えましょう。
服用を休んでしまった方や、再開に迷っている方は医師にご相談ください。当院のオンライン診療は年中無休・6時から24時まで受診でき、予約空き枠もWebから確認できます。仕事や家事で平日の日中に受診しにくい方も、スキマ時間で相談できます。※再開時の投与方法は医師が判断します。治療の状況によっては、対面診療をご案内する場合があります。
出典:PMDA医療用医薬品情報「シダキュアスギ花粉舌下錠2,000JAU/5,000JAU」
舌下免疫療法の副作用と治療の注意点
舌下免疫療法の副作用の多くは、口の中に起こる一時的な症状です。重篤なアナフィラキシーはまれとされますが、対処法を知っておくと安心して治療を続けられます。体の状態によっては、治療を受けられない場合や慎重な判断が必要な場合もあるため、事前に確認が必要です。
初回投与は対面診療が必要
舌下免疫療法は、初回投与を医療機関で行う必要があります。服用後に強いアレルギー反応が起こる可能性があるため、初回は医師の監督下で服用し、その後少なくとも30分間は院内で経過を観察します。
副作用は治療開始から約1か月の間に多くみられ、主に以下のような症状が報告されています。
- 口の中のかゆみ
- 口の中の腫れ(口腔浮腫)
- のどの刺激感
- 耳のかゆみ
これらの症状は服用後30分以内に現れることが多く、数時間で自然に軽快する場合がほとんどです。ただし、症状が強い場合や長引く場合は、医師に相談してください。
なお、初回投与後、治療が安定している場合には、医師の判断によりオンライン診療で定期的な診察や処方を受けられることもあります。
まれに起こるアナフィラキシー
全身に強いアレルギー反応が起こる可能性は、ごく低いと報告されています。
手引き2025によると、舌下免疫療法によるアナフィラキシーの国内報告は数例程度(0.1%未満)です。皮下免疫療法より危険性は低く、現在までのところ死亡例の報告はありません。ただし可能性はゼロではないため、疑われる症状が出た際には直ちに受診してください。服用前後2時間の激しい運動や飲酒、入浴も避けるよう求められています。家族がいる時間帯や日中に服用する工夫も、いざというときに役立つでしょう。
治療を受けられない方・慎重な判断が必要な方
体の状態によっては、開始や継続を慎重に判断します。
- 気管支喘息のある方
- 妊娠中・授乳中の方
- 悪性腫瘍や免疫系の疾患がある方
- 口の中に傷や炎症がある方
重症の喘息がある方は、この治療を受けられない「禁忌」とされています。また、重症でない喘息がある方も、全身の反応が重くなるおそれがあるため慎重に判断されます。
妊娠中の安全性は確立されておらず、治療で得られる利益が危険性を上回る場合にのみ投与するとされています。喘息が悪化しているときや抜歯後は、服用してよいかを医師に確認しましょう。
出典:日本アレルギー学会「アレルゲン免疫療法の手引き2025」
PMDA医療用医薬品情報「シダキュアスギ花粉舌下錠2,000JAU/5,000JAU」
舌下免疫療法の治療期間と費用
舌下免疫療法の治療期間は3〜5年が目安とされ、費用には公的医療保険が適用されます。薬剤費は公定価格で決まっているため、医療機関による差はほとんど生じません。負担額を左右するのは、自己負担割合と通院の間隔です。
推奨される治療期間は3〜5年
WHOの見解書では、治療期間の目安として3〜5年が推奨されています。
前述のとおり、維持量を年単位で確実に投与することが前提の治療だからです。手引き2025には、実際の診療ではそれより長く続ける場合も多いと記載されています。なお、1年以上投与しても効果が得られない場合は、継続を慎重に判断するとも示されています。
3年で終わりと決めつけず、経過を見ながら期間を相談する形が現実的です。
治療を始められる時期の目安
スギ花粉症の治療は、花粉が飛んでいない時期に開始します。
電子添文には、スギ花粉の飛散時期には新たに投与を開始しないと明記されています。花粉が飛ぶ時期は、体がスギ花粉に敏感になっている場合が多いためです。そのため、飛散が終わったあとの6〜12月ごろが開始の目安となります。開始できる時期は地域の飛散状況によって異なるため、受診先で確認してください。一方で、ダニアレルギー性鼻炎は季節による制限がなく、一年中いつでも治療を相談できます。
スギの治療を考えている方は、花粉シーズンが始まる前に受診の予定を立てておきましょう。
保険適用時にかかる費用の内訳
費用は保険診療の枠内で計算されます。内訳は次の3つです。
- 薬剤費(舌下錠)
- 診察料(初診・再診)
- 調剤料など薬局での費用
薬剤費は、薬価基準で定められた公定価格に自己負担割合をかけた額です。公的医療保険の窓口負担は、年齢や所得に応じて原則1〜3割とされています。診察料は通院の回数に応じて発生するため、通院の間隔によって年間の合計額は変わります。薬価は改定で見直されるので、最新の金額はクリニックや薬局で確認するのが確実でしょう。
花粉症の飲み薬に毎シーズンかかっている費用と比べてみると、続けるかどうかを考える材料になります。
オンライン診療で舌下免疫療法の通院ができます
舌下免疫療法は、初回投与を医療機関で行い、医師の監督下で少なくとも30分間の経過観察を受ける必要があります。 一方、治療開始後の定期的な診察や処方については、医師の判断によりオンライン診療を利用できる場合があります。
舌下免疫療法は3〜5年間の継続が推奨されるため、通院の負担を減らすことも大切です。当院のオンライン診療でも、治療を継続中の方の診察や処方に対応しています。
お薬は自宅配送(最短翌日にポスト投函)と近隣の薬局での受け取り(最短で受診後30分)から選べるため、忙しい方でも治療を続けやすくなります。
【受診費用】
- 診察料:保険適用(自己負担割合に応じる)
- システム利用料:1,000円(税込)
- お支払い:クレジットカード決済のみ
※お薬代および配送料(配送希望時のみ)は別途発生いたします
【受診の流れ】
- 事前準備:専用アプリ『デジスマ診療』をインストールし、保険証と決済情報を登録
- 診察当日:自宅や外出先など、好きな場所でビデオ通話を待つだけ
- 受取:処方箋発行後、自宅配送または薬局受け取りが選べます
※お薬は医師の判断で処方されるため、ご希望の薬が処方されない場合があります。治療の状況によっては、対面診療をご案内する場合があります。
花粉症の対症療法にも対応しているので、シーズンに入ったあとの治療でもお気軽にご相談ください。
出典:厚生労働省「我が国の医療保険について」 「薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について」
舌下免疫療法についてよくある質問
舌下免疫療法を検討するときに寄せられやすい質問をまとめました。
舌下免疫療法はどのくらいの頻度で通院が必要ですか?
舌下免疫療法では、治療開始後も定期的な診察と処方を受ける必要があります。
治療開始直後は副作用や服用状況を確認するため、1〜2週間程度で再診することがあります。その後、症状や副作用が安定すれば、月1回程度の通院が一般的な目安です。
治療は3〜5年間続くため、無理なく通院できる医療機関を選ぶことも大切です。ただし、診察の間隔は患者さんの状態や医療機関の方針によって異なります。
舌下免疫療法はオンライン診療でどこまで対応できますか?
舌下免疫療法は、初回投与を医療機関で行う必要があります。初回は医師の監督下で服用し、その後少なくとも30分間は経過を観察するため、オンライン診療だけで治療を開始することはできません。
一方、治療開始後の定期的な診察や薬の継続処方は、医師の判断によりオンライン診療で対応できる場合があります。
ただし、アレルギー検査が必要な場合や、副作用が強い場合、長期間の休薬後に治療を再開する場合などは、対面診療が必要になることがあります。
通院を続けることが負担になっている方は、オンライン診療を利用できるか、主治医に相談してみましょう。
舌下免疫療法は何歳から受けられますか?
舌下免疫療法を受けられる年齢の下限は、決められていません。薬を正しく舌の下に置いて服用できると判断された場合に投与するとされています。ただし、5歳未満の幼児に対する安全性は確立されていません。ダニ舌下錠では1〜4歳を対象とした臨床試験の報告もありますが、この年代は治療に詳しい医師が慎重に判断すべきとされています。実際の対象年齢の目安は、医療機関ごとに異なるため、医師に相談してください。
スギとダニを同時に治療できますか?
スギ花粉症とダニアレルギー性鼻炎の両方がある場合、スギとダニの舌下錠を併用することは可能とされています。手引き2025では、片方を先に単独で始め、4週間後から2剤を併用した場合、副作用の出る割合は単独の場合と同程度だったと報告されています。両方に感作がある方は、併用できるかを主治医に相談してみてください。
花粉症の薬と併用してもよいですか?
対症療法の薬との併用は、一般に行われています。手引き2025の治療選択でも、アレルゲン免疫療法は薬物療法と並行する位置づけで示されています。症状が強い時期に抗ヒスタミン薬を使うことは、治療の妨げになりません。
ただし、スギとダニの舌下錠の組み合わせとは別に、ほかのアレルゲン免疫療法の薬と併用すると副作用が増えるおそれがあります。服用中の薬は、医師に伝えておきましょう。
出典:日本アレルギー学会「アレルゲン免疫療法の手引き2025」
まとめ
舌下免疫療法の効果が一生続くと保証されているわけではありません。ただし、3〜5年間治療を継続することで、終了後も年単位で効果が持続する可能性があります。一方で、時間の経過とともに症状が再び悪化する場合もあり、効果の持続期間には個人差があります。
十分な効果を得るためには、推奨される期間にわたって治療を継続することが大切です。飲み忘れや休薬が続いた場合も、自己判断で再開せず、医師に相談しましょう。
舌下免疫療法は初回投与を医療機関で行う必要がありますが、治療開始後の定期的な診察や継続処方には、オンライン診療を利用できる場合があります。 3〜5年間の治療を無理なく続けるためにも、通院方法を含めて主治医と相談するとよいでしょう。
当院では、舌下免疫療法を継続中の方のオンライン診療にも対応しています。スマホ1台で、自宅から医師に相談できます。年中無休で毎日6時から24時まで診療しており、全国どこからでも受診可能です。※治療の状況によっては、対面診療をご案内する場合があります。
オンライン診療について
オンライン診療と対面診療の違い
専用アプリをダウンロードしたスマホやタブレットを使い、好きな場所で受診することが可能です。処方薬はご自宅へ配送します。
※厚生労働省『令和5(2023)年受療行動調査(確定数)の概況』を参照し、中央値を用いた推定平均値。
オンライン診療の流れ
2. 診察前に問診を
Webで回答
予約登録時のメールアドレスへ送信される問診に回答してください。
3. 診察に必要な
アプリをインストール
予約完了メールの案内に沿ってアプリをダウンロードのうえ、クレジットカードやマイナンバーカードなどを登録してください。
※2回目以降はデジスマ診察券アプリからご予約ください。登録済みの情報を引き継ぐことができ、スムーズに予約できます。
予約時間になったら医師と診察
医師からスマホのビデオ通話がかかってきます
※予約時間前までにアプリホーム画面で「チェックイン」が必要です。
お薬の受け取り
どちらかを選択できます
薬剤師による服薬指導後、通常ポスト投函で配送。最短翌日受け取りも!
(※さらに23区内は16時までの服薬指導+890円で「当日到着便」をご利用可能です)
受け取りの薬局は全国どこでもご自身で指定できます。指定した薬局で、診察後30分程度でお薬の受け取りが可能です。
診察に必要なもの
- 診察時に必要なデジスマアプリをインストールしたスマホ
- クレジットカード(VISA / JCB / Mastercard ※Apple Pay・Google Payを利用した登録も可)
- マイナンバーカード(マイナ保険証)、または資格確認書
- (お持ちの方) 医療証、お薬手帳、検査結果など
オンライン診療の料金
大きく変わりません
(例)3割負担の場合の料金
診察料
初診 1,000円 前後
再診 500円 前後
お薬代
(対面診療時と同じ)
※オンライン診療のシステム利用料として、別途1,000円をいただきます。
※心療内科と婦人科はシステム利用料が異なります。
(心療内科 初診2,000円・再診3,000円、婦人科 初診1,000円・再診1,500円)
※医療証も利用可能です。(東京都以外は各自治体で後日精算が必要)
夜間・早朝等加算について
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診療報酬点数の算定基準に基づき、
下記の時間帯に診療を受けられる方に関して初診料及び再診料に加えて、
夜間早朝等加算をいただいております。
平日 6~8時・18~22時 / 土曜日 6~8時・12~22時
/日曜日・祝日 6~22時
3割負担の方は150円、1割負担の方は50円多くいただくことになります。
上記時間帯を指定して予約を取られた方も加算の対象となりますので、あらかじめご承ください。
自己負担額
・1割負担の方 50円
・2割負担の方 100円
・3割負担の方 150円
一般オンライン診療
風邪|咳|のどの痛み|片頭痛(偏頭痛)|花粉症・アレルギー性鼻炎|高血圧|痛風(高尿酸血症)|糖尿病|脂質異常症|生活習慣病|胃痛|逆流性食道炎|便秘|下痢|貧血|新型コロナウイルス後遺症 など
インフルエンザ|新型コロナウイルス感染症 など
湿疹|かゆみ|乾燥肌|発疹|皮膚炎|蕁麻疹|酒さ|ニキビ・吹き出物|ヘルペス|アトピー|多汗症|あせも|汗疱|乾癬|帯状疱疹|口内炎|虫刺され|水虫・白癬(検査済みの方)|血管性浮腫|ひょう疽|円形脱毛症(AGA除く)など
アレルギー科
蕁麻疹|喘息|鼻炎|結膜炎|目の充血|花粉症 など
尿漏れ|頻尿|排尿困難|蛋白尿|尿糖|腎盂腎炎|膀胱炎|前立腺炎|尿路結石 など
片頭痛(偏頭痛)|緊張型頭痛|ストレスによる慢性頭痛 など
ストレスに伴う身体症状(食欲不振、下痢、倦怠感) など
不眠 など
つかれ、倦怠感、食欲低下、冷え、めまい、肩こり、腰痛、イライラ・不安などの慢性的な不調|かぜ症状、咳・たん、鼻炎、湿疹 などで漢方をご希望の方
風邪|鼻炎|便秘|下痢|発疹|アトピー など
その他
ドライアイ・麦粒腫(ものもらい)・結膜炎などの眼の症状|腰痛・関節痛・神経痛(※6ヶ月以内の処方歴が確認できるお薬手帳提出可能な方のみ)など
※治療・処方に対して検査が必要になる場合は対面診療をお願いすることがあります。
クリニック紹介
白月 遼(代表理事)
- 旭川医科大学 卒業
- 資格:医師、日本外科学会専門医、日本小児学会専門医、がん治療認定医、日医認定産業医
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