肥満に効く漢方はある?

「食事の量を減らしているのに、なかなか体重が落ちない」
「年齢とともに、以前より痩せにくくなった気がする」
「漢方薬でダイエットができると聞いたけれど、本当なのか気になる」

など、体重や体型の変化に悩む方は少なくありません。

市販の漢方薬のなかにも、体質に応じて用いられるものがあります。ただし、「肥満」や「ダイエット」というテーマに関しては、医療用の漢方製剤の添付文書上、明確に「肥満症」に用いられると記載されている処方は、実はそれほど多くありません。漢方薬は魔法のような痩せ薬ではなく、体質や体力、便秘の有無、汗のかきやすさなど、その人の状態に合わせて選ぶことで初めて意味を持つものです。

この記事では、添付文書上「肥満症」への使用が明記されている代表的な漢方薬2種類を紹介します。あわせて、肥満と肥満症の違いや、漢方薬だけに頼らず医療機関で相談すべきケース、近年注目されている薬物治療の選択肢についても、医師の立場からわかりやすく解説します。

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肥満と肥満症の違い|「痩せたい」と「治療が必要」の境界線

「太っている」ことと「肥満症という病気である」ことは、医学的には同じではありません。

肥満は、体格指数(BMI=体重〔kg〕÷身長〔m〕の2乗)が25以上の状態を指します。BMIが35以上になると「高度肥満」に分類されます。肥満そのものは、あくまで体格を示す指標であり、この状態がすぐに健康障害をもたらすとは限りません。

一方、肥満に加えて、糖尿病や高血圧、脂質異常症、脂肪肝、睡眠時無呼吸症候群などの健康障害が1つ以上ある場合、または内臓脂肪の蓄積が基準(男性は腹囲85cm以上、女性は腹囲90cm以上など)を超えている場合には、「肥満症」という治療が必要な病気として診断されます(出典元※1)。

令和5年の国民健康・栄養調査によると、20歳以上でBMI25以上の肥満者の割合は男性31.5%、女性21.1%でした。男性は平成25年から令和元年の10年間で有意に増加している一方、女性は大きな変化がみられていません(出典元※2)。つまり、体重や体型の悩みは特別なものではなく、多くの人が経験する身近な問題といえます。

「なんとなく痩せたい」という段階と、「治療が必要な肥満症」という段階では、対応の仕方が異なります。ご自身の体重やBMI、健康診断の結果が気になる場合は、まず自分がどちらの状態に近いのかを把握することが、漢方薬や生活習慣の見直しを検討するうえでの出発点になります。

出典元※1:厚生労働省 e-ヘルスネット「肥満とメタボリックシンドロームを予防する食事」
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/food/e-02-009
出典元※2:厚生労働省「令和5年「国民健康・栄養調査」の結果」https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45540.html

肥満の主な原因

体重が増える背景には、食事や運動だけでなく、加齢、睡眠、ストレス、生活リズムなど複数の要因が関係しています。ただし、体重管理の基本になるのは、摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスです。

食事や加齢など生活習慣による肥満

もっとも基本的な仕組みは、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ることです。食べ過ぎや運動不足はイメージしやすい原因ですが、見落とされがちなのが加齢による基礎代謝量の低下です。

基礎代謝とは、安静にしていても生命維持のために消費されるエネルギーのことで、年齢とともに徐々に低下していきます。そのため、「若い頃と同じ食事量なのに太りやすくなった」と感じる場合、食事量そのものは変わっていなくても、消費エネルギーが減っていることが原因になっている場合があります(出典元※3)。

このほか、運動不足や睡眠不足、不規則な生活リズムも、消費エネルギーの低下や食欲のコントロールの乱れにつながります。また、ストレスを感じたときに食欲が増してしまう、いわゆる「ストレス食い」も体重増加の要因の一つです。仕事や人間関係のストレス、緊張状態が続くことで、必要以上に食べてしまう方も少なくありません。

出典元※3:厚生労働省 e-ヘルスネット「加齢とエネルギー代謝」https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/food/e-07-002

ホルモンの病気などによる肥満

肥満の多くは食事や運動、生活習慣が関係していますが、まれにホルモンの異常などの病気が原因で体重が増えることもあります。

例えば、体内のコルチゾールというホルモンが過剰になる「クッシング症候群」では、お腹や顔を中心に脂肪がつく一方で手足は比較的細くなる、顔が丸くなる、皮膚に幅の広い紫色の線ができる、あざができやすくなる、階段を上る・椅子から立ち上がるときに太ももに力が入りにくくなる、といった症状がみられることがあります。

また、甲状腺機能の低下など、代謝に関係する病気が体重増加の背景にある場合もあります(出典元※4)。

特に、

  • 食事量は変わっていないのに、短期間で急に体重が増えた
  • 強いだるさや寒がり、便秘などを伴う
  • 顔やお腹だけが目立って太り、手足はむしろ細くなった
  • 紫色の太い線が腹部などに目立つようになった
  • あざが以前よりできやすくなった
  • 階段や立ち上がりで、太ももに力が入りにくくなった
  • 高血圧や糖尿病を同時に指摘されるようになった

といった場合には、「食べ過ぎだから」と自己判断せず、一度医療機関で相談してみるとよいでしょう。どの診療科を受診すればよいか迷う場合は、まずオンライン診療で医師に症状を伝え、検査や対面受診が必要かどうかを確認する方法もあります。

漢方医学では、こうした「肥満」という一つの状態に対しても、体力があって便秘がちなタイプ、疲れやすく汗をかきやすいタイプなど、体質によって現れ方が異なると考えます。次の項目では、漢方薬がどのような考え方で選ばれるのかを説明します。

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出典元※4:日本肥満学会「肥満症診療ガイドライン2022 第2章」

肥満に用いられる漢方薬の考え方

「漢方ダイエット」といった言葉を目にすることもありますが、漢方薬は体重そのものを直接減らす「痩せ薬」ではありません。あくまで、体質や体力、便秘の有無、汗のかきやすさといった、その人に現れている症状全体を踏まえたうえで選ばれるものです。

同じ「体重が気になる」という悩みであっても、体力が充実していて便秘がちな方と、疲れやすく汗をかきやすい方とでは、体の状態はまったく異なります。前者では、お腹まわりに皮下脂肪がつきやすく、便秘や高血圧に伴う動悸・肩こり・のぼせなどを伴いやすいタイプが想定されます。後者では、いわゆる「水太り」と呼ばれる、筋肉にしまりがなく、疲れやすくてむくみやすいタイプが想定されます。

このように、漢方医学では体力の充実度や便秘の傾向、汗のかきやすさなどを手がかりに、その人に合った処方を選びます。体質に合わない漢方薬を選んでしまうと、十分な効果が得られないだけでなく、体に負担をかけてしまう場合もあります。

次の項目では、添付文書上「肥満症」への使用が明記されている代表的な漢方薬2種類を、それぞれどのような体質の方に向いているかとあわせて紹介します。

肥満に用いられる漢方薬2選

体重や体型が気になる場合に用いられる漢方薬にはさまざまな種類がありますが、体力の充実度や便秘の傾向、汗のかきやすさなど、体質によって適した処方は異なります。ここでは、医療用漢方製剤の添付文書上「肥満症」への使用が明記されている、代表的な漢方薬2種類を紹介します。

防風通聖散|体力があり、お腹まわりの皮下脂肪と便秘が気になる方に

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)は、体力が充実していて、お腹まわりに皮下脂肪が多く、便秘がちな方に用いられる代表的な漢方薬です。マオウ(麻黄)、ダイオウ(大黄)、セッコウ(石膏)など18種類の生薬から構成されており、便通を促す作用や発汗を促す作用を併せ持っています。

添付文書では、高血圧の随伴症状(どうき、肩こり、のぼせ)や肥満症、むくみ、便秘に用いられるとされています。体力があり、便秘がちで、お腹まわりが気になるタイプの方に選択肢となる処方です。

このような方におすすめ:

  • 体力が比較的あり、便秘がちである
  • お腹まわりに皮下脂肪がつきやすい
  • 高血圧に伴う動悸・肩こり・のぼせなどを伴うことがある

出典元:独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)「ツムラ防風通聖散エキス顆粒(医療用)添付文書」
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/460026_5200130D1060_1_18
厚生労働省「一般用漢方製剤製造販売承認基準について」https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/0000160072.pdf

防已黄耆湯|疲れやすく、汗をかきやすい「水太り」タイプの方に

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)は、色白で筋肉にしまりがなく、疲れやすくて汗をかきやすい体質の方に用いられる漢方薬です。防風通聖散とは対照的に、体力があまり充実していない方に向いた処方で、いわゆる「水太り」と呼ばれる、水分代謝の乱れによるむくみを伴いやすいタイプが対象になります。

添付文書では、色白で筋肉がやわらかく水ぶとりの体質で、疲れやすく汗が多い、尿量が少なく下肢がむくむ、膝関節が腫れて痛むといった方に対し、肥満症、関節炎、浮腫、多汗症などに用いられるとされています。

このような方におすすめ:

  • 疲れやすく、体力があまりない
  • 汗をかきやすい
  • むくみやすく、いわゆる「水太り」といわれる体型である

出典元:独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)「ツムラ防已黄耆湯エキス顆粒(医療用)添付文書」
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/460026_5200129D1076_1_15
厚生労働省「一般用漢方製剤製造販売承認基準について」https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/0000160072.pdf

肥満に用いられる漢方薬の選び方

ここまで紹介した2処方を、体質や症状の現れ方ごとに一覧にまとめました。どちらが自分の体質に近いか、確認する際の参考にしてください。

体質・症状の特徴具体的な特徴おすすめの漢方薬
体力があり、便秘がちで、お腹まわりが気になる比較的体力が充実しており、便秘の傾向がある。お腹まわりに皮下脂肪がつきやすく、高血圧に伴う動悸・肩こり・のぼせなどを伴うこともある防風通聖散
疲れやすく、汗をかきやすい「水太り」タイプ体力があまり充実しておらず、色白で筋肉にしまりがない。汗をかきやすく、むくみや関節の腫れ・痛みを伴うこともある防已黄耆湯

このように、同じ「体重が気になる」という悩みでも、体力が充実しているか、疲れやすいかによって適した処方は異なります。市販薬を服用しても改善しない場合や、自分の体質に近い方がどちらかわからない場合は、自己判断で服用を続けず、医師や薬剤師に相談しましょう。

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肥満で漢方薬を服用するときの注意点

漢方薬も医薬品であり、副作用が起こることがあります。また、体質に合わない漢方薬を服用しても、十分な効果が得られない場合があります。安全に服用するため、次の点に注意しましょう。

体質に合った漢方薬を選ぶ

前述のとおり、防風通聖散は体力が充実して便秘がちな方、防已黄耆湯は疲れやすく体力があまりない方に向いた処方です。体力が低下している方が防風通聖散を服用すると、下痢や腹痛などの症状が強く出てしまう場合があります。逆に、体力が充実している方が防已黄耆湯を服用しても、十分な効果を感じにくいことがあります。自分の体質に近い処方がどちらかわからない場合は、自己判断で服用を続けず、医師や薬剤師に相談しましょう。

防風通聖散は含まれる生薬が多く、注意すべき点も多い

防風通聖散は、マオウ(麻黄)、ダイオウ(大黄)、カンゾウ(甘草)など18種類の生薬から構成される処方で、他の漢方薬と比べても含まれる生薬の種類が多いことが特徴です。

マオウには交感神経を刺激する作用があるため、動悸や不眠、血圧上昇などがあらわれることがあります。心臓病や高血圧のある方、他の風邪薬・鎮咳去痰薬などマオウを含む医薬品を服用中の方は、重複摂取に注意が必要です。また、ダイオウには瀉下作用があり、その効き方には個人差があるため、下痢や腹痛が強く出た場合は服用量の見直しが必要になることがあります。

さらに、防風通聖散に含まれるサンシシについては、長期投与(多くは5年以上)により腸間膜静脈硬化症があらわれるおそれが指摘されており、長期に服用する場合は定期的な検査が望ましいとされています。このほか、重大な副作用として間質性肺炎も報告されています。体力が著しく低下している方や高齢者では、これらの作用が強く出やすいため、少量から始めるなど慎重な対応が求められます。

カンゾウを含む漢方薬の重複に注意する

防風通聖散・防已黄耆湯は、いずれもカンゾウ(甘草)を含む処方です。カンゾウを含む漢方薬を複数併用したり、他の医薬品と重複して服用したりすると、摂取量が増え、むくみや血圧上昇、低カリウム血症などを伴う偽性アルドステロン症を起こすことがあります。

すでに他の漢方薬や医薬品を服用している場合は、市販の漢方薬を追加する前に、医師や薬剤師に相談しましょう。

妊娠中・授乳中や持病がある方は医師・薬剤師へ相談する

妊娠中や授乳中は、使用できる漢方薬の種類や量について慎重な判断が必要になる場合があります。特に防風通聖散に含まれるダイオウには、子宮収縮作用や母乳を通じた乳児への影響が知られています。また、高血圧や心臓病、腎臓病などの持病がある方、他の薬を服用している方も、飲み合わせに注意が必要な場合があります。

自己判断で市販薬を服用せず、事前に医師や薬剤師へ相談することが大切です。

改善しない場合は漫然と服用を続けない

漢方薬を服用しても体重や体調に変化が見られない場合や、動悸・不眠・下痢・むくみなどの症状が強く出た場合は、自己判断で服用を続けないようにしましょう。体質に合っていない可能性があるほか、まれに重篤な副作用が起こることもあります。服用後に体調の変化を感じた場合は、速やかに医師や薬剤師に相談してください。市販薬から処方の見直しを考えたい場合は、オンライン診療で経過を医師に伝え、体質に合った漢方薬を相談することもできます。

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肥満症には医療的な治療の選択肢もある

ここまで、体質に応じて用いられる漢方薬を紹介してきました。しかし、肥満に加えて糖尿病や高血圧などの健康障害を伴い、「肥満症」と診断される場合には、生活習慣の見直しや漢方薬だけでなく、医療機関での専門的な治療が必要になることがあります。

近年では、GLP-1受容体作動薬やGIP/GLP-1受容体作動薬と呼ばれる薬剤のなかに、肥満症の治療薬として承認されているものがあります。週1回の注射で使用し、食欲を抑える働きなどによって体重減少を促す薬剤です。

ただし、誰でも使用できるわけではありません。たとえば、BMI35以上、またはBMI27以上で高血圧・脂質異常症・糖尿病などの健康障害を複数合併している場合など、一定の基準を満たし、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られない場合に、医師の判断のもとで検討されます。

また、SNSなどで「痩せる薬」として紹介される薬剤には注意が必要です。「マンジャロⓇ」は2型糖尿病の治療薬として承認された薬剤であり、肥満症そのものに対する治療薬として承認されているわけではありません。同じ有効成分を含み、肥満症治療薬として承認されているのは別の製品です。両者は注入器の形状が似ているため、取り違えを防ぐ目的で個装箱やラベルの色を変えるなどの対策もとられています(出典元※5)。

美容やダイエットを目的に、糖尿病治療薬を本来の承認内容とは異なる目的で使用するケースもありますが、自己判断で入手・使用することには健康上のリスクがあります。

特に、次のような場合は、漢方薬や市販薬だけで対応を続けず、一度医療機関で相談しましょう。

  • 健康診断で高血圧、糖尿病、脂質異常症などを指摘されている、または治療中である
  • BMIが27以上で、高血圧・糖尿病・脂質異常症・睡眠時無呼吸症候群など複数の健康障害を合併している
  • BMIが35以上である
  • 短期間で急激に体重が増加している
  • 食事量を見直しても体重が減らない、または原因がわからないまま体重が増え続けている
  • 甲状腺疾患やホルモンの異常など、別の病気が原因となっている可能性がある
  • いびきや睡眠中の無呼吸を指摘されたことがある
  • 膝や腰の痛みなど、体重による負担が疑われる症状がある

肥満への対応は、生活習慣の見直しや漢方薬から、必要に応じた薬物治療まで、その人の状態によって異なります。

単に体重を減らしたい場合と、健康障害を伴う「肥満症」では、必要な対応も異なります。健康診断で肥満や関連する病気を指摘されている場合や、体重増加の原因がはっきりしない場合には、自己判断で市販薬などに頼り続けず、医療機関で原因や治療の必要性を確認しましょう。

出典元※5:独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)「ゼップバウンド皮下注アテオス 医薬品リスク管理計画(RMP)資材」
https://www.pmda.go.jp/RMP/www/530471/7f2779df-09ef-4781-803f-e4dbe1f30b00/530471_24994A8G7026_009RMP.pdf

オンライン診療でも肥満・体重の悩みについて相談できます

「忙しくて医療機関を受診する時間が取れない」
「どの漢方薬を選べばよいかわからない」
「自分が肥満症にあたるのか、一度医師に相談したい」

という場合は、オンライン診療を利用する方法もあります。

オンライン診療では、体重の変化や生活習慣、健康診断の結果などを医師に伝えながら、体質に合った漢方薬や生活習慣の見直しについて相談できます。

特に、次のような方はオンライン診療が役立つ場合があります。

  • 忙しくて医療機関を受診する時間が取れない
  • 市販の漢方薬の選び方がわからない
  • 自分の体質に合った漢方薬について相談したい
  • 健康診断の数値と体重の関係について相談したい
  • 継続的に体重や体調の変化を相談したい

一方で、前述のようなGLP-1受容体作動薬などによる薬物治療は、投与開始前の健康障害の確認や、投与中の定期的な検査・栄養指導などが必要となる治療です。そのため、こうした薬物治療の適応があるかどうかの判断や、実際の治療については、対応可能な医療機関での対面診療や検査が必要になります。オンライン診療は、体質に応じた漢方薬の相談や、受診の要否を整理する入り口として活用し、専門的な治療が必要と判断された場合は、対面診療につなげていくことが大切です。

たとえば『患者目線のクリニック』では、予約から診察・決済・薬の配送までを自宅で完結できます。薬は自宅配送のほか、最寄りの薬局で受け取ることも可能です。オンライン診療は年中無休・6時〜24時まで対応しており、完全予約制で当日の受診も可能です。漢方外来では、医師が体質や症状を確認したうえで、保険適用で漢方薬の処方を受けられます。

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まとめ

体重や体型の変化には、食生活や運動不足、加齢による基礎代謝の低下、ストレスなど、さまざまな要因が関係しています。また、肥満と、治療が必要な肥満症とでは、対応の仕方が異なります。

漢方薬を使用する場合も、体力が充実して便秘がちなタイプには防風通聖散、疲れやすく汗をかきやすい「水太り」タイプには防已黄耆湯というように、体質に合わせて選ぶことが大切です。市販の漢方薬を服用しても改善しない場合や、自分の体質に近い処方がどちらかわからない場合は、自己判断で服用を続けず、医師や薬剤師に相談しましょう。

また、健康診断で高血圧や糖尿病などを指摘されている場合や、BMIが高く複数の健康障害を伴う場合には、肥満症としての治療が必要になることがあります。近年は、条件を満たせば医師の管理のもとでGLP-1受容体作動薬などの薬物治療を受けられる選択肢もありますが、これらは誰でも使える薬剤ではなく、SNS等で話題になる薬剤の中には、本来の承認内容とは異なる目的で使用されているケースもあるため注意が必要です。

「どの漢方薬を選べばよいかわからない」
「自分が肥満症にあたるのか相談したい」
「忙しくて受診する時間が取れない」

という方は、オンライン診療で医師に相談することも選択肢の一つです。体質や健康診断の結果を医師に伝え、自分に合った治療法について相談しましょう。

『患者目線のクリニック』では、高血圧や脂質異常症などの慢性疾患の定期受診に加え、体重や体型に関するお悩みについても、医師がオンライン診療で対応可能と判断した場合は相談できます。体質や生活習慣、健康診断の結果などを確認したうえで、必要に応じて漢方薬を含めた治療方針について相談することが可能です。

診療時間は年中無休・6時〜24時のため、仕事や家事・育児で忙しい方でも、自宅や職場などから受診できます。来院や待ち時間が不要なため、「通院の時間が取れない」「待ち時間を減らしたい」という方にもおすすめです。

また、全国どこからでも受診でき、処方箋は近隣薬局での受け取り(最短30分)または自宅配送(最短翌日)に対応しています。なお、肥満症としての薬物治療が必要と判断される場合など、症状によっては対面診療や検査が必要になることがあるため、医師が症状に応じた受診方法をご案内します。

【忙しい方のための、受診ステップ】

  • 事前準備:専用アプリ『デジスマ診療』をインストールし、保険証と決済情報を登録
  • 診察当日:自宅や外出先など、好きな場所でビデオ通話を待つだけ
  • 受取:処方箋発行後、自宅配送または薬局受け取りが選べます

【費用について】

  • 診察料:保険適用(自己負担割合に応じる)
  • システム利用料:1,000円(税込)
  • お支払い:クレジットカード決済のみ

※お薬代および配送料(配送希望時のみ)は別途発生いたします

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執筆

市川 峰大

市川 峰大

所属: 患者目線のクリニック

滋賀医科大学卒業後、済生会泉尾病院や大阪公立大学医学部附属病院および関連病院で総合内科・腎臓内科・糖尿病内科の診療に携わる。基幹病院の急性期医療で経験を重ねる一方、事業領域にも関わる経験を持つ。現在は緩和医療に従事し、病状はもちろん、生活や背景にも寄り添った診療を大切にしている。日本専門医機構認定内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医。

オンライン診療について

オンライン診療と対面診療の違い

オンライン診療と対面診療の比較表

専用アプリをダウンロードしたスマホやタブレットを使い、好きな場所で受診することが可能です。処方薬はご自宅へ配送します。

※厚生労働省『令和5(2023)年受療行動調査(確定数)の概況』を参照し、中央値を用いた推定平均値。

オンライン診療の流れ

受診まで3ステップ

1. Webから
受診日時を予約

Webから受診日時を予約

予約フォームからご希望の日時を選択してご予約ください

2. 診察前に問診を
Webで回答

診察前に問診をWebで回答

予約登録時のメールアドレスへ送信される問診に回答してください。

3. 診察に必要な
アプリをインストール

診察に必要なアプリをインストール

予約完了メールの案内に沿ってアプリをダウンロードのうえ、クレジットカードやマイナンバーカードなどを登録してください。

※2回目以降はデジスマ診察券アプリからご予約ください。登録済みの情報を引き継ぐことができ、スムーズに予約できます。

予約時間になったら医師と診察

予約時間になったら医師と診察

医師からスマホのビデオ通話がかかってきます

※予約時間前までにアプリホーム画面で「チェックイン」が必要です。

お薬の受け取り

どちらかを選択できます

宅薬便(自宅配送)の場合

お薬をお届け

薬剤師による服薬指導後、通常ポスト投函で配送。最短翌日受け取りも!

(※さらに23区内は16時までの服薬指導+890円で「当日到着便」をご利用可能です)

薬局で受け取りの場合

薬局で受け取り

受け取りの薬局は全国どこでもご自身で指定できます。指定した薬局で、診察後30分程度でお薬の受け取りが可能です。

診察に必要なもの

  • 診察時に必要なデジスマアプリをインストールしたスマホ
  • クレジットカード(VISA / JCB / Mastercard ※Apple Pay・Google Payを利用した登録も可)
  • マイナンバーカード(マイナ保険証)、または資格確認書
  • (お持ちの方) 医療証、お薬手帳、検査結果など

オンライン診療の料金

対面診療時と
大きく変わりません

(例)3割負担の場合の料金

診察料

初診 1,000円 前後

再診 500円 前後

お薬代
(対面診療時と同じ)

※オンライン診療のシステム利用料として、別途1,000円をいただきます。

※心療内科と婦人科はシステム利用料が異なります。

(心療内科 初診2,000円・再診3,000円、婦人科 初診1,000円・再診1,500円)

※医療証も利用可能です。(東京都以外は各自治体で後日精算が必要)

夜間・早朝等加算について

診療報酬点数の算定基準に基づき、

下記の時間帯に診療を受けられる方に関して初診料及び再診料に加えて、

夜間早朝等加算をいただいております。

平日 6~8時・18~22時 / 土曜日 6~8時・12~22時

/日曜日・祝日 6~22時

3割負担の方は150円、1割負担の方は50円多くいただくことになります。

上記時間帯を指定して予約を取られた方も加算の対象となりますので、あらかじめご承ください。

自己負担額

・1割負担の方 50円

・2割負担の方 100円

・3割負担の方 150円

一般オンライン診療

内科

風邪|咳|のどの痛み|片頭痛(偏頭痛)|花粉症・アレルギー性鼻炎|高血圧|痛風(高尿酸血症)|糖尿病|脂質異常症|生活習慣病|胃痛|逆流性食道炎|便秘|下痢|貧血|新型コロナウイルス後遺症 など

発熱外来

インフルエンザ|新型コロナウイルス感染症 など

皮膚科

湿疹|かゆみ|乾燥肌|発疹|皮膚炎|蕁麻疹|酒さ|ニキビ・吹き出物|ヘルペス|アトピー|多汗症|あせも|汗疱|乾癬|帯状疱疹|口内炎|虫刺され|水虫・白癬(検査済みの方)|血管性浮腫|ひょう疽|円形脱毛症(AGA除く)など

アレルギー科

蕁麻疹|喘息|鼻炎|結膜炎|目の充血|花粉症 など

泌尿器科

尿漏れ|頻尿|排尿困難|蛋白尿|尿糖|腎盂腎炎|膀胱炎|前立腺炎|尿路結石 など

頭痛

片頭痛(偏頭痛)|緊張型頭痛|ストレスによる慢性頭痛 など

心療内科

ストレスに伴う身体症状(食欲不振、下痢、倦怠感) など

睡眠外来

不眠 など

婦人科

生理痛|月経困難症|PMS|更年期障害 など

漢方外来

つかれ、倦怠感、食欲低下、冷え、めまい、肩こり、腰痛、イライラ・不安などの慢性的な不調|かぜ症状、咳・たん、鼻炎、湿疹 などで漢方をご希望の方

小児科

風邪|鼻炎|便秘|下痢|発疹|アトピー など

その他

ドライアイ・麦粒腫(ものもらい)・結膜炎などの眼の症状|腰痛・関節痛・神経痛(※6ヶ月以内の処方歴が確認できるお薬手帳提出可能な方のみ)など

※治療・処方に対して検査が必要になる場合は対面診療をお願いすることがあります。

クリニック紹介

クリニックの地図

白月 遼(代表理事)

  • 旭川医科大学 卒業
  • 資格:医師、日本外科学会専門医、日本小児学会専門医、がん治療認定医、日医認定産業医

東京 虎ノ門・新橋で対面診療も受診可能

詳しくはこちら
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よくある質問

Q オンライン診療に必要なものは何ですか?
A

ビデオ通話ができるスマホ、マイナンバーカード(マイナ保険証)・または資格確認書、クレジットカードがあれば、保険でのオンライン診療を受診できます。

Q 自分の症状でオンライン診療を受けられますか?
A

当院のオンライン診療では、内科・皮膚科・泌尿器科・アレルギー科・小児科などのさまざまな症状に対応しています。治療・処方にあたり、検査や処置が必要な場合は対面診療をお願いすることがあります。詳細はお問い合わせください。

Q 来院は不要ですか?
A

初診からオンライン診療を受け付けています。症状によっては、オンライン診療ではなく、外来での受診をお勧めするケースがあります。

Q 対面診療(外来)より高くなりますか?
A

外来時と比べて、診察料は大きな差はなく同水準です。交通費などがかからず、家やオフィスで他のことをしながら待てるので、負担は少ないです。

Q 薬の受け取りは、どうするのですか?
A

受診時に「配送」または「ご希望の薬局で対面での受け取り」のどちらかを選択いただきます。「配送」の場合、オンラインで薬局の服薬指導を受けていただき、薬をお届けします。「ご希望の薬局で対面での受け取り」の場合、当院から該当の調剤薬局へ処方箋を送りますので、直接薬局に行き服薬指導を受け、薬を受け取ります。

本記事は一般的情報の提供を目的とし、個別の診断・治療を指示するものではありません。診断・処方・診断書等の可否は医師が判断します。 内容は公開時点の情報で、法令・保険・料金・取扱いは変更されることがあります。緊急症状時は119等へ。 外部サイトの内容は保証いたしません。法令上の責任が認められる場合を除き、当院は本記事に基づく損害につき責任を負いません。