痰に用いられる漢方薬はある?

「痰が絡んで気持ち悪い」
「咳をしても、なかなか痰が切れない」
「黄色っぽい痰が続いていて心配」

など、痰に悩んでいる方は少なくありません。

市販の漢方薬にも、痰の改善を目的として用いられるものが数多くありますが、「どれを選べばよいかわからない」と迷う方も多いのではないでしょうか。

痰は、かぜやインフルエンザなどの感染症のほか、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの慢性的な気道の病気、気管支ぜんそくなどのアレルギー体質、副鼻腔炎など、さまざまな原因によって生じます(出典元※1)。同じ「痰」という症状であっても、サラサラして切れやすいのか、粘り気が強く切れにくいのか、色や量に変化があるのかなど、現れ方は人によって異なります。

漢方薬は「痰が出る」という症状だけでなく、咳の有無やのどの乾燥感、体力の程度、随伴する症状なども含めて総合的に考慮して選びます。

この記事では、痰に用いられる代表的な漢方薬8種類を紹介します。それぞれの特徴や症状に応じた選び方、服用時の注意点、医療機関を受診すべき目安についても医師がわかりやすく解説します。

出典元※1:独立行政法人環境再生保全機構「医療最前線 咳とたんの『トリセツ』」https://www.erca.go.jp/yobou/zensoku/sukoyaka/60/medical/

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痰・咳の原因は?どのような病気で起こる?

痰は、気道(気管や気管支)から分泌される粘液が、通常より多く、あるいは性状が変化して自覚されるようになったものです。健康な状態でも気道からは一定量の分泌物がつくられており、線毛の働きによって無意識のうちにのどの奥へ運ばれ、飲み込まれるため、通常は痰として自覚されません。
気道に炎症が起こったり分泌物が増えたりすると、線毛による処理が追いつかなくなり、咳とともに分泌物を排出しようとする防御反応が働きます。これが「痰」として自覚される状態です(出典元※2)。

痰や咳の原因を考えるうえでは、感染症によるものかどうか、また症状がどのくらいの期間続いているかが重要な手がかりになります(出典元※1)。

感染症によるもの

かぜやインフルエンザ、新型コロナウイルスなどのウイルス感染症、また感染症による気管支炎は、痰を伴う咳が起こる原因として頻度の高いものです(出典元※1)。感染の初期は無色〜白色の痰であることが多いものの、症状が進むと黄色や緑色を帯びた痰に変化することもあります。

慢性的な気道の病気によるもの

COPD(慢性閉塞性肺疾患)や、慢性副鼻腔炎に伴う副鼻腔気管支症候群など、気道の慢性的な炎症を伴う病気では、痰が長期間にわたって続くことがあります(出典元※1)。喫煙歴のある方や、咳・痰が数週間以上にわたって続く方では、こうした慢性的な病気が背景にある可能性も考えられます。

アレルギー体質や喘息によるもの

気管支ぜんそくや咳ぜんそくなど、アレルギー体質に関連する病気でも、痰を伴う咳が続くことがあります(出典元※1)。咳や喘鳴(呼吸のときにヒューヒュー音がすること)を伴う場合には、こうしたアレルギー性の病気が関係していることもあります。

副鼻腔炎など、鼻や副鼻腔の病気によるもの

副鼻腔炎(蓄膿症)では、鼻水がのどの奥へ流れ込む後鼻漏が起こり、これが痰として自覚されることがあります(出典元※1)。この場合、痰そのものよりも、鼻づまりや鼻水など鼻症状が主体になっていることも少なくありません。

このように、痰の原因は感染症から慢性的な気道の病気、アレルギー、副鼻腔の病気まで幅広く、痰の性状(色・量・粘り気)や随伴症状、症状が続く期間によって考えられる背景が異なります。漢方薬を選ぶ際にも、こうした痰の現れ方や体質を踏まえることが大切です。

出典元※1:独立行政法人環境再生保全機構「医療最前線 咳とたんの『トリセツ』」https://www.erca.go.jp/yobou/zensoku/sukoyaka/60/medical/

出典元※2:日本内科学会雑誌「咳嗽・喀痰の診かたと薬物療法」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/110/6/110_1063/_pdf

痰に用いられる漢方薬8選

痰に用いられる漢方薬にはさまざまな種類があり、痰の性状や随伴症状、体質によって適した処方が異なります。ここでは、医療機関で処方されるほか、市販薬としても販売されることが多い代表的な漢方薬を、症状別に8種類紹介します。

麦門冬湯|痰が切れにくく、乾いた咳を伴う方に

麦門冬湯(ばくもんどうとう)は、痰の切れにくい咳や、のどの奥に痰がへばりついたような感覚があり、咳き込むと顔が赤くなるような強い咳に用いられる代表的な漢方薬です。添付文書上も「痰の切れにくい咳」などに用いられます。

のどや気道が乾燥し、粘り気のある痰が切れにくいタイプに用いられることが多く、痰を切れやすくしながら咳を鎮めることを目的として使用されます。痰の量は多くないものの、粘り気が強くて出しにくい、あるいは乾いた咳が長引くといった訴えがある方に向いています。また、ほかの去痰薬の漢方薬と異なり、痰を積極的に出すというより、のどの乾燥や過敏な咳反射を鎮める点も特徴です。

このような方におすすめ:

  • 痰が切れにくく、のどにへばりつく感じがある
  • 咳き込むと顔が赤くなるほど強い咳が出る
  • のどが乾燥し、コンコンとした乾いた咳が続く

出典元:独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)「ツムラ麦門冬湯エキス顆粒(医療用)添付文書」
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/rdDetail/iyaku/5200119D1030_1?user=1

清肺湯|痰の量が多く、粘り気が強い方に

清肺湯(せいはいとう)は、咳が長く続き、粘り気の強い痰が多く出るタイプに用いられる代表的な漢方薬です。添付文書上の効能・効果には「体力中等度で、せきが続き、たんが多くて切れにくいものの次の諸症:たんの多く出るせき、気管支炎」が記載されています。

麦門冬湯がのどの乾燥や乾いた咳を主な対象とするのに対し、清肺湯は痰そのものの量が多く、粘り気が強くて出しにくいという訴えに向いている点が異なります。慢性的に咳や痰が続き、なかなかすっきりしないという方の選択肢になります。

このような方におすすめ:

  • 痰の量が多く、粘り気が強い
  • 咳が長期間にわたって続いている
  • のどや胸に痰がからむ感覚が続く

出典元※:独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)「ツムラ清肺湯エキス顆粒(医療用)添付文書」
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/rdDetail/iyaku/5200087D1020_1?user=1
厚生労働省「一般用漢方製剤製造販売承認基準」

麻杏甘石湯|熱感を伴う咳・痰がある方に

麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)は、比較的体力があり、咳が出てときにのどが渇く方に用いられる漢方薬です。添付文書上の効能・効果には「体力中等度以上で、せきが出て、ときにのどが渇くものの次の諸症:せき、小児ぜんそく、気管支ぜんそく、気管支炎、感冒、痔の痛み」が記載されています。

五虎湯と構成生薬が近い処方ですが、桑白皮を含まない分、より基本的な位置づけの処方とされます。のどの渇きや軽い熱感を伴いながら咳や痰が続くタイプに向いています。

このような方におすすめ:

  • 咳が出て、のどが渇きやすい
  • 気管支ぜんそくや気管支炎の症状がある
  • 比較的体力がある

出典元:独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)「ツムラ麻杏甘石湯エキス顆粒(医療用)添付文書」
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/rdDetail/iyaku/5200134D1042_1?user=1
厚生労働省「一般用漢方製剤製造販売承認基準」

五虎湯|咳とともに痰がからむ絡む方に

五虎湯(ごことう)は、咳や気管支ぜんそくに用いられる代表的な漢方薬です。添付文書上の効能・効果には「せき、気管支ぜんそく」が記載されています。

麻黄・杏仁・甘草・石膏を中心とした構成に、桑白皮(そうはくひ)を加えた処方で、麻杏甘石湯よりも咳や痰に対する働きをやや強めた位置づけとされます。咳込みが激しく、痰がからんで呼吸がしづらいと感じる場合の選択肢になります。

このような方におすすめ:

  • 咳が強く、繰り返し出る
  • 咳とともに痰がからむ
  • 気管支ぜんそくと診断されたことがある

出典元:独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)「ツムラ五虎湯エキス顆粒(医療用)添付文書」
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/rdDetail/iyaku/5200044D1030_1?user=1

竹茹温胆湯|かぜの後、痰や咳が長引く方に

竹茹温胆湯(ちくじょうんたんとう)は、かぜやインフルエンザ、肺炎などの回復期に、熱が長引いたり、平熱に戻っても気分がすっきりせず、咳や痰が多くて安眠できなかったりする方に用いられる漢方薬です。

これまで紹介した処方が咳や痰そのものへの働きを主体とするのに対し、竹茹温胆湯は感染症の「治りきらない状態」に着目した処方である点が特徴です。神経の高ぶりを鎮める生薬も含まれており、咳や痰で眠れないという訴えにも対応しやすいとされます。

このような方におすすめ:

  • かぜの後、熱や体調不良が長引いている
  • 咳や痰が多く、夜よく眠れない
  • 平熱に戻っても体調がすっきりしない

出典元:独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)「ツムラ竹じょ温胆湯エキス顆粒(医療用)添付文書」
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/rdDetail/iyaku/5200097D1023_1?user=1

柴朴湯|痰に加えてのどの違和感や不安感を伴う方に

柴朴湯(さいぼくとう)は、気分がふさぎ、のどや食道に異物感があり、ときに動悸やめまい、吐き気などを伴う方に用いられる漢方薬です。添付文書上の効能・効果には「気分がふさいで、咽喉、食道部に異物感があり、時に動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症:小児ぜんそく、気管支ぜんそく、気管支炎、せき、不安神経症」が記載されています。

小柴胡湯と半夏厚朴湯を組み合わせた処方で、咳や痰といった呼吸器症状だけでなく、のどのつかえ感や不安感などの精神的な症状を併せ持つ方に向いている点が特徴です。

このような方におすすめ:

  • 咳や痰に加えて、のどの違和感がある
  • 気分の落ち込みや不安感を伴う
  • 気管支ぜんそくや気管支炎と診断されたことがある

出典元:独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)「ツムラ柴朴湯エキス顆粒(医療用)添付文書」
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/rdDetail/iyaku/5200054D1033_1?user=1

神秘湯|喘鳴を伴い、痰がからんで呼吸がしづらい方に

神秘湯(しんぴとう)は、気管支ぜんそくや気管支炎に用いられる漢方薬です。添付文書上の効能・効果には「小児ぜんそく、気管支ぜんそく、気管支炎」が記載されています。

咳や痰に加えて、呼吸のときにヒューヒューと音がする喘鳴を伴う方、呼吸が苦しく感じられる方に用いられることがあります。気分の落ち込みやストレスが症状に関わっている場合にも使用される処方です。

このような方におすすめ:

  • 咳や痰とともに喘鳴がある
  • 呼吸が苦しく感じることがある
  • 気管支ぜんそくと診断されたことがある

出典元:独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)「ツムラ神秘湯エキス顆粒(医療用)添付文書」
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/rdDetail/iyaku/5200082D1043_1?user=1

苓甘姜味辛夏仁湯|体力が低下し、水っぽい痰が続く方に

苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)は、体力が低下し、冷え症で、喘鳴を伴う痰の多い咳がある方に用いられる漢方薬です。添付文書上の効能・効果には「貧血、冷え症で喘鳴を伴う喀痰の多い咳嗽があるもの。気管支炎、気管支喘息、心臓衰弱、腎臓病」が記載されています。

これまで紹介した処方の多くが熱感や体力のある方向けであるのに対し、苓甘姜味辛夏仁湯は冷えや貧血傾向があり、体力が低下している方に向いている点が対照的です。痰の性状としては、粘り気の強い痰よりも、水っぽく薄い痰が続くタイプに使われることがあります。

このような方におすすめ:

  • 冷え症で、貧血傾向がある
  • 水っぽい痰が続き、喘鳴を伴う
  • 体力が低下している

出典元:独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)「ツムラ苓甘姜味辛夏仁湯エキス顆粒(医療用)添付文書」
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/rdDetail/iyaku/5200143D1025_1?user=1

痰に用いる漢方薬の選び方

ここまで紹介した漢方薬を、痰の性状や伴う症状、体質ごとにまとめました。どの漢方薬が自分の症状に合っているかわからない場合は、以下の表を参考にしてください。

症状・体質特徴おすすめの漢方薬
痰が切れにくく、のどが乾燥する痰の量は少ないが、のどにへばりつき、乾いた咳が続く麦門冬湯
痰の量が多く、粘り気が強い咳が長引き、粘り気の強い痰がなかなか切れない清肺湯
咳が強く、痰がからむ咳込みが激しく、痰がからんで呼吸がしづらい五虎湯
咳とともにのどが渇く咳が出て、ときにのどの渇きや軽い熱感を伴う麻杏甘石湯
かぜの後、咳や痰が長引く熱が下がりきらない、または平熱でも咳や痰で眠れない竹茹温胆湯
痰に加えてのどの違和感・不安感がある咳や痰とともに、のどのつかえ感や気分の落ち込みがある柴朴湯
痰とともに喘鳴がある呼吸のときにヒューヒュー音がし、呼吸が苦しく感じる神秘湯
冷えがあり、水っぽい痰が続く体力が低下し、冷えや貧血傾向があり、痰が薄く水っぽい苓甘姜味辛夏仁湯

市販の漢方薬を服用しても改善しない場合や、どの漢方薬を選べばよいかわからない場合は、自己判断で服用を続けず、医師や薬剤師に相談しましょう。『患者目線のクリニック』のオンライン診療では、医師が診断した疾患に対して漢方薬での治療が有効と判断された場合、保険適用で漢方薬の処方を受けられます。

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痰で漢方薬を服用するときの注意点

漢方薬も医薬品であり、副作用が起こることがあります。また、症状や体質に合わない漢方薬では、十分な効果が得られない場合があります。安全に服用するため、次の点に注意しましょう。

副作用が疑われたら服用を中止し相談する

漢方薬は体に優しいイメージがあるかもしれませんが、漢方薬にも副作用は存在します。漢方薬を服用して、発疹やかゆみ、むくみ、手足のだるさなど、いつもと違う症状が現れた場合は、服用を中止しましょう。そのうえで、飲んでいる漢方薬の名前を伝えて、医師や薬剤師に相談してください。

複数の漢方薬や薬を併用する場合は注意する

複数の漢方薬を併用すると、同じ生薬を重複して摂取してしまうことがあります。特に注意したい生薬の一つが「甘草(かんぞう)」です。

今回紹介した漢方薬のうち、麦門冬湯・清肺湯・五虎湯・麻杏甘石湯・竹茹温胆湯・柴朴湯・神秘湯・苓甘姜味辛夏仁湯にはいずれも甘草が含まれています。複数の薬を併用すると摂取量が増えて、偽アルドステロン症などの副作用につながることがあります(出典元※3)。

すでにほかの漢方薬や医薬品を服用している場合は、市販の漢方薬を追加する前に医師や薬剤師へ相談しましょう。オンライン診療でも、お薬手帳を手元に用意しておけば、服用中の薬を医師に伝えたうえで相談できます。

妊娠中・授乳中や持病がある方は医師・薬剤師へ相談する

妊娠中や授乳中は、使用する漢方薬について慎重な判断が必要になる場合があります。また、高血圧や腎臓病、心臓病などの持病がある方や、ほかの薬を服用している方では、漢方薬の種類や飲み合わせに注意が必要なこともあります。

自己判断で市販薬を服用せず、事前に医師や薬剤師へ相談することが大切です。

出典元※3:厚生労働省・日本薬剤師会「知っておきたい薬の知識」
https://www.pmda.go.jp/files/000226365.pdf

痰で医療機関を受診したほうがよい症状

痰は、かぜなどの一時的な感染症によるものであれば、数日から1週間程度で自然に軽快することが多い症状です。しかし、なかには副鼻腔炎やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)、気管支拡張症、まれに肺がんなど、治療が必要な病気が背景にある場合もあります。

市販の漢方薬を服用しても症状が改善しない場合や悪化する場合は、自己判断で服用を続けず、医療機関を受診しましょう。特に、次のような場合には、オンライン診療だけでは適切な判断が難しく、耳鼻咽喉科や呼吸器内科などで対面の診察や検査が必要になることがあります。

  • 血の混じった痰が出る
  • 膿のような黄色や緑色の痰が長く続く
  • 高熱が続く
  • 咳や痰が3週間以上続いている
  • 息切れや呼吸のしづらさを伴う
  • 体重減少や強い倦怠感を伴う
  • 喫煙歴が長い
  • 市販薬や漢方薬を使用しても改善しない

痰はストレスや軽い感染症によることもありますが、最初から「たいしたことはない」と決めつけることは避けましょう。特に症状が長く続く場合や上記のような症状を伴う場合には、気道や肺の病気が隠れていないか確認することが大切です。

また、症状が急激に悪化した場合や、救急受診が必要か判断に迷う場合は、救急安心センター事業(#7119)に相談することもできます。医師や看護師、相談員などから、受診の必要性や適切な受診先についてアドバイスを受けられます(出典元※4)。なお、♯7119は全国すべての地域で実施されているわけではなく、地域によっては別の番号で救急電話相談が行われています。

出典元※4:総務省消防庁「救急車の適時・適切な利用(適正利用)」
https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/appropriate007.html

オンライン診療でも痰について相談できます

「忙しくて医療機関を受診する時間が取れない」
「どの漢方薬を選べばよいかわからない」

という場合は、オンライン診療を利用する方法もあります。

オンライン診療では、症状が始まった時期や経過、痰の色や量、伴う症状、体質、服用中の薬などを医師に相談しながら、漢方薬を含めた治療法について相談できます。医師が診断した疾患に対して漢方薬での治療が有効と判断された場合は、オンライン診療でも保険適用で漢方薬の処方を受けられます。

特に、次のような方はオンライン診療が役立つ場合があります。

  • 忙しくて医療機関を受診する時間が取れない
  • 市販の漢方薬の選び方がわからない
  • 自分の症状に合った漢方薬について相談したい
  • 痰や咳が続いていて相談したい
  • 継続的に症状を相談したい

一方で、血の混じった痰が出る場合や、高熱が続く場合、咳や痰が3週間以上続いている場合、息切れや体重減少を伴う場合には、検査が必要な鼻・気道・肺の病気が隠れている可能性があります。このような場合は、耳鼻咽喉科や呼吸器内科などで対面の診察や検査が必要になることがあります。

症状に応じて、オンライン診療と対面診療を適切に使い分けることが大切です。

たとえば『患者目線のクリニック』では、予約から診察・決済・薬の配送までを自宅で完結できます。薬は自宅配送のほか、最寄りの薬局で受け取ることも可能です。

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まとめ

痰は、かぜなどの感染症のほか、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの慢性的な気道の病気、気管支ぜんそくなどのアレルギー体質、副鼻腔炎など、さまざまな原因によって生じます。漢方薬を使用する場合も、痰の量や粘り気、乾いた咳か湿った咳か、喘鳴の有無や冷えの有無など、随伴症状や体質に合わせて選ぶことが大切です。

市販の漢方薬を使用しても改善しない場合や症状が悪化する場合は、自己判断で服用を続けず、医療機関を受診しましょう。特に、血の混じった痰、膿のような痰が続く、高熱、咳や痰が3週間以上続く、息切れや体重減少を伴う場合は、耳鼻咽喉科や呼吸器内科などで対面の診察や検査が必要になることがあります。

「どの漢方薬を選べばよいかわからない」
「忙しくて受診する時間が取れない」

という方は、オンライン診療で医師に相談することも選択肢の一つです。症状や経過を医師に伝え、漢方薬を含めた適切な治療法について相談しましょう。

『患者目線のクリニック』では、痰や咳の症状についても、医師がオンライン診療で対応可能と判断した場合は相談できます。症状の内容や経過、伴う症状などを確認したうえで、必要に応じて漢方薬を含めた治療方針について相談することが可能です。

診療時間は年中無休・6時〜24時のため、仕事や家事・育児で忙しい方でも、自宅や職場などから受診できます。来院や待ち時間が不要なため、「通院の時間が取れない」「待ち時間を減らしたい」という方にもおすすめです。

また、全国どこからでも受診でき、処方箋は近隣薬局での受け取り(最短30分)または自宅配送(最短翌日)に対応しています。なお、症状によっては耳鼻咽喉科や呼吸器内科などでの対面診療や検査が必要になるため、医師が症状に応じた受診方法をご案内します。

【忙しい方のための、受診ステップ】

  • 事前準備:専用アプリ『デジスマ診療』をインストールし、保険証と決済情報を登録
  • 診察当日:自宅や外出先など、好きな場所でビデオ通話を待つだけ
  • 受取:処方箋発行後、自宅配送または薬局受け取りが選べます

【費用について】

  • 診察料:保険適用(自己負担割合に応じる)
  • システム利用料:1,000円(税込)
  • お支払い:クレジットカード決済のみ

※お薬代および配送料(配送希望時のみ)は別途発生いたします

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執筆

市川 峰大

市川 峰大

所属: 患者目線のクリニック

滋賀医科大学卒業後、済生会泉尾病院や大阪公立大学医学部附属病院および関連病院で総合内科・腎臓内科・糖尿病内科の診療に携わる。基幹病院の急性期医療で経験を重ねる一方、事業領域にも関わる経験を持つ。現在は緩和医療に従事し、病状はもちろん、生活や背景にも寄り添った診療を大切にしている。日本専門医機構認定内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医。

オンライン診療について

オンライン診療と対面診療の違い

オンライン診療と対面診療の比較表

専用アプリをダウンロードしたスマホやタブレットを使い、好きな場所で受診することが可能です。処方薬はご自宅へ配送します。

※厚生労働省『令和5(2023)年受療行動調査(確定数)の概況』を参照し、中央値を用いた推定平均値。

オンライン診療の流れ

受診まで3ステップ

1. Webから
受診日時を予約

Webから受診日時を予約

予約フォームからご希望の日時を選択してご予約ください

2. 診察前に問診を
Webで回答

診察前に問診をWebで回答

予約登録時のメールアドレスへ送信される問診に回答してください。

3. 診察に必要な
アプリをインストール

診察に必要なアプリをインストール

予約完了メールの案内に沿ってアプリをダウンロードのうえ、クレジットカードやマイナンバーカードなどを登録してください。

※2回目以降はデジスマ診察券アプリからご予約ください。登録済みの情報を引き継ぐことができ、スムーズに予約できます。

予約時間になったら医師と診察

予約時間になったら医師と診察

医師からスマホのビデオ通話がかかってきます

※予約時間前までにアプリホーム画面で「チェックイン」が必要です。

お薬の受け取り

どちらかを選択できます

宅薬便(自宅配送)の場合

お薬をお届け

薬剤師による服薬指導後、通常ポスト投函で配送。最短翌日受け取りも!

(※さらに23区内は16時までの服薬指導+890円で「当日到着便」をご利用可能です)

薬局で受け取りの場合

薬局で受け取り

受け取りの薬局は全国どこでもご自身で指定できます。指定した薬局で、診察後30分程度でお薬の受け取りが可能です。

診察に必要なもの

  • 診察時に必要なデジスマアプリをインストールしたスマホ
  • クレジットカード(VISA / JCB / Mastercard ※Apple Pay・Google Payを利用した登録も可)
  • マイナンバーカード(マイナ保険証)、または資格確認書
  • (お持ちの方) 医療証、お薬手帳、検査結果など

オンライン診療の料金

対面診療時と
大きく変わりません

(例)3割負担の場合の料金

診察料

初診 1,000円 前後

再診 500円 前後

お薬代
(対面診療時と同じ)

※オンライン診療のシステム利用料として、別途1,000円をいただきます。

※心療内科と婦人科はシステム利用料が異なります。

(心療内科 初診2,000円・再診3,000円、婦人科 初診1,000円・再診1,500円)

※医療証も利用可能です。(東京都以外は各自治体で後日精算が必要)

夜間・早朝等加算について

診療報酬点数の算定基準に基づき、

下記の時間帯に診療を受けられる方に関して初診料及び再診料に加えて、

夜間早朝等加算をいただいております。

平日 6~8時・18~22時 / 土曜日 6~8時・12~22時

/日曜日・祝日 6~22時

3割負担の方は150円、1割負担の方は50円多くいただくことになります。

上記時間帯を指定して予約を取られた方も加算の対象となりますので、あらかじめご承ください。

自己負担額

・1割負担の方 50円

・2割負担の方 100円

・3割負担の方 150円

一般オンライン診療

内科

風邪|咳|のどの痛み|片頭痛(偏頭痛)|花粉症・アレルギー性鼻炎|高血圧|痛風(高尿酸血症)|糖尿病|脂質異常症|生活習慣病|胃痛|逆流性食道炎|便秘|下痢|貧血|新型コロナウイルス後遺症 など

発熱外来

インフルエンザ|新型コロナウイルス感染症 など

皮膚科

湿疹|かゆみ|乾燥肌|発疹|皮膚炎|蕁麻疹|酒さ|ニキビ・吹き出物|ヘルペス|アトピー|多汗症|あせも|汗疱|乾癬|帯状疱疹|口内炎|虫刺され|水虫・白癬(検査済みの方)|血管性浮腫|ひょう疽|円形脱毛症(AGA除く)など

アレルギー科

蕁麻疹|喘息|鼻炎|結膜炎|目の充血|花粉症 など

泌尿器科

尿漏れ|頻尿|排尿困難|蛋白尿|尿糖|腎盂腎炎|膀胱炎|前立腺炎|尿路結石 など

頭痛

片頭痛(偏頭痛)|緊張型頭痛|ストレスによる慢性頭痛 など

心療内科

ストレスに伴う身体症状(食欲不振、下痢、倦怠感) など

睡眠外来

不眠 など

婦人科

生理痛|月経困難症|PMS|更年期障害 など

漢方外来

つかれ、倦怠感、食欲低下、冷え、めまい、肩こり、腰痛、イライラ・不安などの慢性的な不調|かぜ症状、咳・たん、鼻炎、湿疹 などで漢方をご希望の方

小児科

風邪|鼻炎|便秘|下痢|発疹|アトピー など

その他

ドライアイ・麦粒腫(ものもらい)・結膜炎などの眼の症状|腰痛・関節痛・神経痛(※6ヶ月以内の処方歴が確認できるお薬手帳提出可能な方のみ)など

※治療・処方に対して検査が必要になる場合は対面診療をお願いすることがあります。

クリニック紹介

クリニックの地図

白月 遼(代表理事)

  • 旭川医科大学 卒業
  • 資格:医師、日本外科学会専門医、日本小児学会専門医、がん治療認定医、日医認定産業医

東京 虎ノ門・新橋で対面診療も受診可能

詳しくはこちら
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よくある質問

Q オンライン診療に必要なものは何ですか?
A

ビデオ通話ができるスマホ、マイナンバーカード(マイナ保険証)・または資格確認書、クレジットカードがあれば、保険でのオンライン診療を受診できます。

Q 自分の症状でオンライン診療を受けられますか?
A

当院のオンライン診療では、内科・皮膚科・泌尿器科・アレルギー科・小児科などのさまざまな症状に対応しています。治療・処方にあたり、検査や処置が必要な場合は対面診療をお願いすることがあります。詳細はお問い合わせください。

Q 来院は不要ですか?
A

初診からオンライン診療を受け付けています。症状によっては、オンライン診療ではなく、外来での受診をお勧めするケースがあります。

Q 対面診療(外来)より高くなりますか?
A

外来時と比べて、診察料は大きな差はなく同水準です。交通費などがかからず、家やオフィスで他のことをしながら待てるので、負担は少ないです。

Q 薬の受け取りは、どうするのですか?
A

受診時に「配送」または「ご希望の薬局で対面での受け取り」のどちらかを選択いただきます。「配送」の場合、オンラインで薬局の服薬指導を受けていただき、薬をお届けします。「ご希望の薬局で対面での受け取り」の場合、当院から該当の調剤薬局へ処方箋を送りますので、直接薬局に行き服薬指導を受け、薬を受け取ります。

本記事は一般的情報の提供を目的とし、個別の診断・治療を指示するものではありません。診断・処方・診断書等の可否は医師が判断します。 内容は公開時点の情報で、法令・保険・料金・取扱いは変更されることがあります。緊急症状時は119等へ。 外部サイトの内容は保証いたしません。法令上の責任が認められる場合を除き、当院は本記事に基づく損害につき責任を負いません。