体調が悪くても子どもを預ける先がなく、動けないまま我慢していませんか。ワンオペに近い生活だと、頼れる人がいないだけで受診自体をあきらめてしまいがちです。
結論から言うと、自分の受診方法は「子連れで対面受診する」「子どもを預けて対面受診する」「子どもを見ながらオンライン診療を受ける」の3つに整理できます。本記事は、それぞれの方法や受診のポイントをまとめました。ご自身の状況に近い方法から読み進めてみてください。
子連れで病院を受診する方法は3つある
子連れの方が自分の病院を受診する方法は、以下の3つに整理できます。
- 子連れで対面診療を受ける
- 子どもを預けて受診する
- オンライン診療を利用する
近所に子どもと一緒に通いやすいクリニックがあるなら子連れ受診、症状をじっくり診てもらいたいなら預けての受診、外出自体が難しいならオンライン診療が向いています。まずは3つの選択肢を知ったうえで、次の章からご自身に合う方法を確認していきましょう。
選択肢1|子連れで対面診療を受診する
医療機関の中には、子連れでの受診に対応しているところがあります。小児科を併設していたり、キッズスペースを設けていたりするクリニックであれば、子どもを待たせる間の負担も軽くなります。
近所にすでに候補となるクリニックがあり、待ち時間中も子どもの様子を見ていられる環境なら、この方法が向いています。次の項目で、実際の探し方と受診のコツを確認していきましょう。
子連れ受診できる病院の探し方
子連れで受診できる病院を探すには、事前に電話で「子連れ可否」「院内環境」「待ち方」の3点を確認するのが確実です。ホームページで子連れ受診の可否を公表しているクリニックもあるため、候補のクリニックがあれば事前にホームページを確認しても良いでしょう。
受診をスムーズにするコツ
受付で「子連れです」とひとこと伝えておくと、スタッフが診察中に配慮してくれる場合があります。
また、混雑しにくい時間帯に予約すると、待ち時間の負担を抑えられます。待ち時間用のおもちゃや着替えを用意しておけば、子どもがぐずったときの対応もしやすいでしょう。
さらに、ベビーカーや抱っこ紐があれば、待合室でも両手が空き、自分の体調と子どもの様子を同時に見守りやすくなります。
選択肢2|子どもを預けて自分の受診を済ませる
じっくり診察を受けたい場合や、検査を伴う受診の場合には、子どもを預けてから病院に向かう方法が向いています。身近に子どもを預けられる人がいない場合は、自治体の一時預かり事業やファミリー・サポート・センター、病児保育室など、公的・準公的な預け先の利用を検討できます。
次の項目で、代表的な預け先の制度を確認していきましょう。
自治体の一時預かり・ファミリー・サポート事業
通院などの理由があれば、「一時預かり事業」や「ファミリー・サポート・センター事業」を利用できます。一時預かり事業は、保育所や幼稚園、認定こども園などが子どもを一時的に受け入れる仕組みです。保護者の通院や冠婚葬祭など、理由を問わず利用できる自治体もあります。
ファミリー・サポート・センター事業は、子どもを預けたい人と、預かりたい地域の会員をつなぐ仕組みです。多くの場合、利用前に事前登録や顔合わせが必要なため、余裕があるうちに登録を済ませておくと、体調不良のときにあわてずに済むでしょう。当日利用の可否や料金は自治体によって異なるため、お住まいの窓口へ事前に確認しておくと安心です。
出典:こども家庭庁「一時預かり事業実施要綱」「ファミリー・サポート・センター」
東京都福祉局「一時預かり事業・定期利用保育事業について」
ベビーシッターの活用
急な預け先が必要なときは、ベビーシッターサービスも選択肢になります。民間のベビーシッターマッチングサービスを使えば、急な依頼にも対応してもらえる場合があります。ただし、こちらも事前登録や面談が必要なケースが多いため、体調に余裕があるうちに登録だけでも済ませておくと安心です。
子どもにも症状がある場合は「病児保育」を探してみる
保護者が発熱や咳などの風邪症状で受診する場合、子どもにも同じような症状がみられることがあります。子どもに発熱などがあると、通常の一時預かりや保育サービスを利用できない場合があるため注意が必要です。
このようなときは、「〇〇市(区)病児保育」「〇〇市(区)病児・病後児保育」など、お住まいの自治体名と一緒に検索してみましょう。地域によっては、病院や保育施設などで子どもを預かる病児・病後児保育のほか、自宅を訪問して預かるサービスが用意されている場合もあります。
民間のサービスも含めて探す場合は、「病児保育 自宅訪問」「病児対応 ベビーシッター」などで検索する方法もあります。利用には事前登録や予約、医療機関の受診などが必要な場合があるため、元気なうちに自宅周辺で利用できるサービスを確認しておくと安心です。
出典:こども家庭庁「多様なニーズに対応した保育の充実②(病児保育・延長保育・一時預かり等)」
選択肢3|子どもを自宅で見ながらオンライン診療を受ける
オンライン診療は、子どもを見ながら自宅から受診できるため、子育て中の方にとって特に便利な選択肢です。なかでも、発熱や咳、のどの痛みなどの風邪症状をはじめ、対面での検査や処置を必要としない比較的軽い症状の受診とは相性がよいでしょう。
親子ともに風邪症状があり、子どもを連れて外出したり、預け先を探したりすることが難しい場合にも、自宅から受診できることは大きなメリットです。
自宅からスマートフォン1台で予約から診察まで完結するため、子どもを連れて通院する必要がありません。診察中に子どもがぐずってしまっても、対面受診のように周囲の目を気にせず対応できる点も、子連れ受診を検討している方には心強いポイントです。早朝・夜間や休日に診察しているところもあるため、病院が空いている時間帯に受診するのが難しい方にとっても、利用しやすいでしょう。
オンライン診療の仕組みと流れ
オンライン診療では、国の指針にもとづき、予約からビデオ通話での診察、処方薬の受け取りまでを自宅で完結できます。厚生労働省は「オンライン診療の適切な実施に関する指針」を定めており、令和8年4月に施行された医療法改正にあわせて、指針の内容も改訂されました。
一般的な受診の流れは、以下のとおりです。
- Web予約
- Webで問診へ回答
- ビデオ通話による診察
- 処方箋発行後、薬の受け取り
薬の受け取り方を「自宅への配送」か「近隣の薬局での受け取り」から選べるサービスもあります。利用の際は、個人情報の保護に配慮したシステムを使っている医療機関を選ぶと安心です。
オンライン診療に向いている症状と向かないケース
オンライン診療は、風邪などの比較的軽い症状の相談や、すでに治療中の病気について同じ薬を継続して処方してもらう場合などに利用しやすい受診方法です。
特に子育て中は、発熱や咳、のどの痛みなどで体調が悪くても、子どもを連れて医療機関へ行くことが負担になる場合があります。このようなとき、対面での検査や処置が必要でなければ、自宅から相談できるオンライン診療が便利です。
たとえば、次のような症状・相談で利用できる場合があります(※実際にオンライン診療が可能かどうかは、症状や医療機関、医師の判断によって異なります)。
- 発熱、咳、のどの痛み、鼻水などの風邪症状
- 花粉症やアレルギー性鼻炎などのアレルギー症状
- ニキビや湿疹など、画面越しでも状態を確認しやすい皮膚症状
- 頭痛や生理痛、PMSといった慢性的な不調の相談
- 高血圧や糖尿病など、すでに治療中の病気についての継続的な相談や処方
一方で、強い胸痛や腹痛、息苦しさ、意識がおかしいなど緊急性が疑われる症状や、血液検査・画像検査、触診などが必要と考えられる場合には、対面での診療が適しています。
オンライン診療を受けた結果、医師から対面受診を勧められることもあります。受診方法に迷う場合は、予約時や問診時に症状をできるだけ具体的に伝え、医師の判断を仰ぎましょう。
出典:厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」
子育て中の受診には患者目線のクリニックのオンライン診療
「患者目線のクリニック」のオンライン診療は、子育て中の忙しい生活に合わせて利用しやすいサービスです。
診察は6時から24時まで、年中無休で受け付けています。予約に空きがあれば最短5分後から医師の診察を受けられるため、子どもの様子を見ながら予約する、といった使い方ができる場合もあります。
- 診察時間:6:00~24:00
- 診察日:年中無休
- 対応エリア:全国
- 診療科:内科、皮膚科、泌尿器科、婦人科、小児科、心療内科、アレルギー科、呼吸器内科、発熱外来、睡眠外来、頭痛外来、漢方外来
- 薬の受け取り:自宅配送か近隣薬局での受け取りから選べる
- 受診に必要なもの:マイナンバーカード(マイナ保険証)、クレジットカード、デジスマ診療アプリ
診察料は保険診療で、対面診療と大きく変わりません(初診料:1,000円前後、再診料:500円前後)。システム利用料として、追加で1,000円がかかります。
予約から問診、決済まで専用アプリで完結するため、通院の準備をする時間がない日でも受診しやすいのが特徴です。すべての症状に対応できるわけではありませんが、気になる症状があるときは、まず空き状況を確認してみましょう。
まとめ
子連れで受診が難しいと感じるときは、「連れて行く」「預けて行く」「オンラインで受ける」の3つが受診方法の選択肢となります。
●近所に候補があり、子どもと一緒に待てるなら子連れ受診
●じっくり診てもらいたい、検査を伴うなら預けての受診
●外出が難しい、軽い症状ならオンライン診療
症状や状況と相談しながら、ご自身にあった受診方法を選択しましょう。
オンライン診療について
オンライン診療と対面診療の違い
専用アプリをダウンロードしたスマホやタブレットを使い、好きな場所で受診することが可能です。処方薬はご自宅へ配送します。
※厚生労働省『令和5(2023)年受療行動調査(確定数)の概況』を参照し、中央値を用いた推定平均値。
オンライン診療の流れ
2. 診察前に問診を
Webで回答
予約登録時のメールアドレスへ送信される問診に回答してください。
3. 診察に必要な
アプリをインストール
予約完了メールの案内に沿ってアプリをダウンロードのうえ、クレジットカードやマイナンバーカードなどを登録してください。
※2回目以降はデジスマ診察券アプリからご予約ください。登録済みの情報を引き継ぐことができ、スムーズに予約できます。
予約時間になったら医師と診察
医師からスマホのビデオ通話がかかってきます
※予約時間前までにアプリホーム画面で「チェックイン」が必要です。
お薬の受け取り
どちらかを選択できます
薬剤師による服薬指導後、通常ポスト投函で配送。最短翌日受け取りも!
(※さらに23区内は16時までの服薬指導+890円で「当日到着便」をご利用可能です)
受け取りの薬局は全国どこでもご自身で指定できます。指定した薬局で、診察後30分程度でお薬の受け取りが可能です。
診察に必要なもの
- 診察時に必要なデジスマアプリをインストールしたスマホ
- クレジットカード(VISA / JCB / Mastercard ※Apple Pay・Google Payを利用した登録も可)
- マイナンバーカード(マイナ保険証)、または資格確認書
- (お持ちの方) 医療証、お薬手帳、検査結果など
オンライン診療の料金
大きく変わりません
(例)3割負担の場合の料金
診察料
初診 1,000円 前後
再診 500円 前後
お薬代
(対面診療時と同じ)
※オンライン診療のシステム利用料として、別途1,000円をいただきます。
※心療内科と婦人科はシステム利用料が異なります。
(心療内科 初診2,000円・再診3,000円、婦人科 初診1,000円・再診1,500円)
※医療証も利用可能です。(東京都以外は各自治体で後日精算が必要)
夜間・早朝等加算について
keyboard_arrow_down
診療報酬点数の算定基準に基づき、
下記の時間帯に診療を受けられる方に関して初診料及び再診料に加えて、
夜間早朝等加算をいただいております。
平日 6~8時・18~22時 / 土曜日 6~8時・12~22時
/日曜日・祝日 6~22時
3割負担の方は150円、1割負担の方は50円多くいただくことになります。
上記時間帯を指定して予約を取られた方も加算の対象となりますので、あらかじめご承ください。
自己負担額
・1割負担の方 50円
・2割負担の方 100円
・3割負担の方 150円
一般オンライン診療
風邪|咳|のどの痛み|片頭痛(偏頭痛)|花粉症・アレルギー性鼻炎|高血圧|痛風(高尿酸血症)|糖尿病|脂質異常症|生活習慣病|胃痛|逆流性食道炎|便秘|下痢|貧血|新型コロナウイルス後遺症 など
インフルエンザ|新型コロナウイルス感染症 など
湿疹|かゆみ|乾燥肌|発疹|皮膚炎|蕁麻疹|酒さ|ニキビ・吹き出物|ヘルペス|アトピー|多汗症|あせも|汗疱|乾癬|帯状疱疹|口内炎|虫刺され|水虫・白癬(検査済みの方)|血管性浮腫|ひょう疽|円形脱毛症(AGA除く)など
アレルギー科
蕁麻疹|喘息|鼻炎|結膜炎|目の充血|花粉症 など
尿漏れ|頻尿|排尿困難|蛋白尿|尿糖|腎盂腎炎|膀胱炎|前立腺炎|尿路結石 など
片頭痛(偏頭痛)|緊張型頭痛|ストレスによる慢性頭痛 など
ストレスに伴う身体症状(食欲不振、下痢、倦怠感) など
不眠 など
つかれ、倦怠感、食欲低下、冷え、めまい、肩こり、腰痛、イライラ・不安などの慢性的な不調|かぜ症状、咳・たん、鼻炎、湿疹 などで漢方をご希望の方
風邪|鼻炎|便秘|下痢|発疹|アトピー など
その他
ドライアイ・麦粒腫(ものもらい)・結膜炎などの眼の症状|腰痛・関節痛・神経痛(※6ヶ月以内の処方歴が確認できるお薬手帳提出可能な方のみ)など
※治療・処方に対して検査が必要になる場合は対面診療をお願いすることがあります。
クリニック紹介
白月 遼(代表理事)
- 旭川医科大学 卒業
- 資格:医師、日本外科学会専門医、日本小児学会専門医、がん治療認定医、日医認定産業医
東京 虎ノ門・新橋で対面診療も受診可能
詳しくはこちら
よくある質問
Q オンライン診療に必要なものは何ですか? keyboard_arrow_down
ビデオ通話ができるスマホ、マイナンバーカード(マイナ保険証)・または資格確認書、クレジットカードがあれば、保険でのオンライン診療を受診できます。
Q 自分の症状でオンライン診療を受けられますか? keyboard_arrow_down
当院のオンライン診療では、内科・皮膚科・泌尿器科・アレルギー科・小児科などのさまざまな症状に対応しています。治療・処方にあたり、検査や処置が必要な場合は対面診療をお願いすることがあります。詳細はお問い合わせください。
Q 来院は不要ですか? keyboard_arrow_down
初診からオンライン診療を受け付けています。症状によっては、オンライン診療ではなく、外来での受診をお勧めするケースがあります。
Q 対面診療(外来)より高くなりますか? keyboard_arrow_down
外来時と比べて、診察料は大きな差はなく同水準です。交通費などがかからず、家やオフィスで他のことをしながら待てるので、負担は少ないです。
Q 薬の受け取りは、どうするのですか? keyboard_arrow_down
受診時に「配送」または「ご希望の薬局で対面での受け取り」のどちらかを選択いただきます。「配送」の場合、オンラインで薬局の服薬指導を受けていただき、薬をお届けします。「ご希望の薬局で対面での受け取り」の場合、当院から該当の調剤薬局へ処方箋を送りますので、直接薬局に行き服薬指導を受け、薬を受け取ります。
本記事は一般的情報の提供を目的とし、個別の診断・治療を指示するものではありません。診断・処方・診断書等の可否は医師が判断します。 内容は公開時点の情報で、法令・保険・料金・取扱いは変更されることがあります。緊急症状時は119等へ。 外部サイトの内容は保証いたしません。法令上の責任が認められる場合を除き、当院は本記事に基づく損害につき責任を負いません。
