秋は朝晩の寒暖差や秋花粉の飛散が重なり、乾いた咳や喉の違和感を覚えやすい季節です。しかし、こうした症状は「風邪かな」「季節の変わり目だから」と自己判断されやすく、医療機関の受診に至らないまま長引かせてしまうケースも少なくありません。
この度当院では、当院のオンライン診療をご利用いただいたことのある全国10代〜50代の男女525名を対象に、「秋の咳・喉の違和感に関する実態調査」を実施しました。あわせて、風邪と秋花粉症・秋の喘息(咳喘息など)の見分け方について、医師が解説します。
調査サマリー
症状があるも5割超が「未検査・未診断」。「かくれ秋花粉症・秋の喘息」の可能性も※1
秋の症状がある人のうち、アレルギー検査や医師の診断を受けたことがない人は53%。年代別では40代・50代でやや高い傾向(40代57%、50代56%)。
症状があっても8割が自己判断で様子見
症状を感じたことがある人のうち、「風邪かな」と自己判断してそのまま様子見をした経験がある人は84%。検査や診断を受けていない人にその理由を尋ねると、「朝晩の急激な寒暖差によるもの」28%、「夏の疲れや一時的な免疫力低下」19%が上位に。
回答者の4割超が「夜間の睡眠」に、4割が「集中力」に影響を実感
「夜間に咳き込むなどして、十分な睡眠が取れなかった」43%、「集中力が低下し、作業効率が落ちた」40%が上位。
※1 この記事では、秋に長引く咳や喉の違和感(アレルギー、気道過敏、咳喘息などの可能性を含む)がありながら、医療機関での検査や診断を受けていない人を、便宜上「かくれ秋花粉症・秋の喘息の可能性がある人(未検査・未診断の人)」と定義しています。
調査結果
1. 秋の呼吸器症状、自覚しつつも5割超が「未検査・未診断」

秋の季節の変わり目に、「熱はないのに乾いた咳が長く続く」「喉がイガイガ、チクチクする」「息苦しさを感じる」「朝晩だけ咳き込む」などの症状を感じたことがあると回答した人は71%(372名)に上りました。
そのうち、アレルギー検査や診断を受けたことがない「かくれ秋花粉症・秋の喘息の可能性がある人」※1は、53%(196名)と半数を超えました。

また、この「かくれ秋花粉症・秋の喘息の可能性がある人」を年代別にみると、40代・50代でやや高い傾向がみられ(40代:57%、50代:56%)、30代は44%にとどまりました。
秋の呼吸器症状は、症状があっても検査や診断につながらないまま過ごしている人が一定数いることがうかがえます。
2.症状があっても8割が自己判断で様子見、「寒暖差」28%、「夏の疲れ」19%が上位。

症状を感じたことがある372名のうち、「風邪かな」と自己判断し様子見をした経験がある人は84%と、大半の方が対応を様子見したことがあることがわかりました。

実際に、検査や診断を受けておらず「かくれ秋花粉症・秋の喘息の可能性」がある196名に、症状の原因をどう考えていたか尋ねたところ、「朝晩の急激な寒暖差によるもの」が28%で最多。次いで「夏の疲れや一時的な免疫力低下」が19%、「単なる風邪」が16%と続き、「花粉症によるもの」と考えていた人は9%にとどまりました。症状を一時的な体調不良や風邪と自己判断しているケースが多いようです。
3.回答者の4割超が「夜間の睡眠」に、4割が「集中力」に影響を実感

過去、呼吸器の不調によってどのような困りごとを経験したことがあるか全体に尋ねたところ、「夜間に咳き込むなどして、十分な睡眠が取れなかった」が43%で最多。次いで「集中力が低下し、仕事や家事の作業効率が落ちた」40%、「公共交通機関や静かな場所で咳が出ることに心理的負担を感じた」28%、「会議や電話、接客などの最中に咳が出てしまい、気まずさを感じた」28%と続きました。
女性は「夜間の睡眠への影響」49%、「公共交通機関での心理的負担」36%と、男性(それぞれ35%、17%)より高く、症状の影響を受けやすい傾向がみられました。
呼吸器症状は体調面だけでなく、仕事や日常生活の質にも影響を及ぼしている実態がうかがえます。
【調査概要】
・調査名:「秋の咳・喉の違和感に関する実態調査」
・調査対象:「患者目線のクリニック」でオンライン診療を利用したことのある全国10代〜50代の男女525名
・調査期間:2026年7月2日〜8月5日
・調査方法:インターネット調査
・調査主体:患者目線のクリニック
※小数点以下を四捨五入しているため、必ずしも合計が100%にならない場合があります。
※当院利用者を対象とした調査であり、一般的な通院患者全体の実態を示すものではありません。
【医師コメント】咳が長引く場合は自己判断せずに受診を
秋は朝晩の気温差(寒暖差)に加え、夏に繁殖したダニの死骸やフンの飛散、ブタクサなどの秋花粉といった複数の刺激が重なる季節です。これにより、風邪の後に気道がデリケートになる「気道過敏」や、ゼーゼー音を伴わないぜんそくの前段階である「咳喘息(せきぜんそく)」が誘発されやすくなります。
今回の調査でも、こうした症状がありながらアレルギー検査や診断を受けていない方が53%にみられ、「寒暖差」や「夏の疲れ」といった理由に自己判断で当てはめている実態がうかがえました。咳や喉の症状は単なる体調不良なのか、気道過敏やアレルギー・喘息傾向によるものなのかを見た目だけで判断するのは困難です。特に乾いた咳が長く続く、夜間や早朝に咳が強くなる、冷気や運動などで咳が誘発される、毎年同じ時期に症状を繰り返すといった場合は、自己判断で様子見を続けず、一度医療機関に相談することをおすすめします。
受診のタイミングに迷う場合は、対面での受診に加えて、オンライン診療も相談先の一つとして検討いただければと思います。ただし、息苦しさが強い、高熱を伴うなど症状が重い場合は、迷わず医療機関を受診してください。
監修医:佐藤 亜紀(患者目線のクリニック所属 日本内科学会 認定内科医、日本循環器学会 専門医)
「風邪」と「秋花粉症・秋の喘息(咳喘息など)」の見分け方
1. 熱の有無を確認
風邪は発熱や全身のだるさを伴うことが多い一方、秋花粉症や喘息(咳喘息を含む)による咳や喉の違和感は、熱が出ないことが多いのが特徴です。
2. 症状が出るタイミング
朝晩の冷え込みや就寝時、エアコンの冷気など、特定の時間帯や寒暖差で咳・息苦しさが強まる場合は、アレルギーや気道の過敏性が関係している可能性があります。
3. 症状が続く期間と「咳の種類」
風邪による咳は、通常は症状のピークを越えると徐々に治まっていきますが、風邪などの感染症をきっかけに、咳だけが長く続く「感染後咳嗽」もあります。
一方、夜間や早朝に咳が出やすい、冷たい空気を吸ったときや運動したときに咳が誘発される、乾いた咳が長く続くといった場合には、喘息の一つの型である「咳喘息」など、気道の過敏性が関係している可能性があります。
4. 鼻や目のかゆみの有無
鼻水・鼻づまりに加えて「目のかゆみ」を伴う場合は、ブタクサやヨモギなどの秋花粉をはじめとするアレルギー症状の可能性が高くなります。
いずれかに当てはまる場合や症状が長引く場合は、自己判断で様子見を続けず、早めに医療機関へ相談することにおすすめします。
秋花粉・秋の喘息に関するよくある質問(Q&A)
Q1.秋の季節の変わり目になると、熱はないのに「乾いた咳」や「喉のイガイガ」が長く続きます。風邪でしょうか、それとも秋の花粉症やアレルギーでしょうか?
A.熱がなく咳や喉の違和感が続く場合、秋に多い代表的な原因として「秋花粉症」や「秋の喘息(咳喘息を含む)」、風邪の後の「気道過敏」などが考えられます。ブタクサなどの秋花粉やダニのアレルゲン、寒暖差が気道を刺激して起こりやすいのが特徴です。
ただし、長引く咳にはアトピー咳嗽や副鼻腔気管支症候群、その他の呼吸器疾患が隠れている可能性もあります。見た目だけで原因を自己判断することは危険ですので、症状が2週間以上続く場合は必ず医療機関を受診し、適切な診断を受けてください。
Q2.長引く咳やアレルギー症状で受診したいのですが、何科(内科、呼吸器内科、耳鼻咽喉科など)に行けばよいか分かりません。
A.秋の呼吸器症状は要因が多岐にわたるため受診科目に迷いやすいですが、まずは総合的に相談できる「内科」や「オンライン診療」の受診がおすすめです。問診により症状に合わせたお薬の処方を受けられるほか、必要に応じて適切な専門医療機関の案内を受けることができます。
Q3.オンライン診療で、秋の花粉症や喘息の適切な診察やお薬の処方は受けられますか?
A.はい、ビデオ通話での詳しい問診と視診により、症状に合わせた診療とお薬の処方が可能です(お薬の処方は医師の診断によります)。抗ヒスタミン薬や漢方薬、吸入薬など症状に応じたお薬の手配や処方調整を行います。ただし、激しい息苦しさがある場合や詳細な検査が必要と判断した場合は、患者様の安全を最優先し、速やかに対面診療へご案内いたします。
オンライン診療について
オンライン診療と対面診療の違い
専用アプリをダウンロードしたスマホやタブレットを使い、好きな場所で受診することが可能です。処方薬はご自宅へ配送します。
※厚生労働省『令和5(2023)年受療行動調査(確定数)の概況』を参照し、中央値を用いた推定平均値。
オンライン診療の流れ
2. 診察前に問診を
Webで回答
予約登録時のメールアドレスへ送信される問診に回答してください。
3. 診察に必要な
アプリをインストール
予約完了メールの案内に沿ってアプリをダウンロードのうえ、クレジットカードやマイナンバーカードなどを登録してください。
※2回目以降はデジスマ診察券アプリからご予約ください。登録済みの情報を引き継ぐことができ、スムーズに予約できます。
予約時間になったら医師と診察
医師からスマホのビデオ通話がかかってきます
※予約時間前までにアプリホーム画面で「チェックイン」が必要です。
お薬の受け取り
どちらかを選択できます
薬剤師による服薬指導後、通常ポスト投函で配送。最短翌日受け取りも!
(※さらに23区内は16時までの服薬指導+890円で「当日到着便」をご利用可能です)
受け取りの薬局は全国どこでもご自身で指定できます。指定した薬局で、診察後30分程度でお薬の受け取りが可能です。
診察に必要なもの
- 診察時に必要なデジスマアプリをインストールしたスマホ
- クレジットカード(VISA / JCB / Mastercard ※Apple Pay・Google Payを利用した登録も可)
- マイナンバーカード(マイナ保険証)、または資格確認書
- (お持ちの方) 医療証、お薬手帳、検査結果など
オンライン診療の料金
大きく変わりません
(例)3割負担の場合の料金
診察料
初診 1,000円 前後
再診 500円 前後
お薬代
(対面診療時と同じ)
※オンライン診療のシステム利用料として、別途1,000円をいただきます。
※心療内科と婦人科はシステム利用料が異なります。
(心療内科 初診2,000円・再診3,000円、婦人科 初診1,000円・再診1,500円)
※医療証も利用可能です。(東京都以外は各自治体で後日精算が必要)
夜間・早朝等加算について
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診療報酬点数の算定基準に基づき、
下記の時間帯に診療を受けられる方に関して初診料及び再診料に加えて、
夜間早朝等加算をいただいております。
平日 6~8時・18~22時 / 土曜日 6~8時・12~22時
/日曜日・祝日 6~22時
3割負担の方は150円、1割負担の方は50円多くいただくことになります。
上記時間帯を指定して予約を取られた方も加算の対象となりますので、あらかじめご承ください。
自己負担額
・1割負担の方 50円
・2割負担の方 100円
・3割負担の方 150円
一般オンライン診療
風邪|咳|のどの痛み|片頭痛(偏頭痛)|花粉症・アレルギー性鼻炎|高血圧|痛風(高尿酸血症)|糖尿病|脂質異常症|生活習慣病|胃痛|逆流性食道炎|便秘|下痢|貧血|新型コロナウイルス後遺症 など
インフルエンザ|新型コロナウイルス感染症 など
湿疹|かゆみ|乾燥肌|発疹|皮膚炎|蕁麻疹|酒さ|ニキビ・吹き出物|ヘルペス|アトピー|多汗症|あせも|汗疱|乾癬|帯状疱疹|口内炎|虫刺され|水虫・白癬(検査済みの方)|血管性浮腫|ひょう疽|円形脱毛症(AGA除く)など
アレルギー科
蕁麻疹|喘息|鼻炎|結膜炎|目の充血|花粉症 など
尿漏れ|頻尿|排尿困難|蛋白尿|尿糖|腎盂腎炎|膀胱炎|前立腺炎|尿路結石 など
片頭痛(偏頭痛)|緊張型頭痛|ストレスによる慢性頭痛 など
ストレスに伴う身体症状(食欲不振、下痢、倦怠感) など
不眠 など
つかれ、倦怠感、食欲低下、冷え、めまい、肩こり、腰痛、イライラ・不安などの慢性的な不調|かぜ症状、咳・たん、鼻炎、湿疹 などで漢方をご希望の方
風邪|鼻炎|便秘|下痢|発疹|アトピー など
その他
ドライアイ・麦粒腫(ものもらい)・結膜炎などの眼の症状|腰痛・関節痛・神経痛(※6ヶ月以内の処方歴が確認できるお薬手帳提出可能な方のみ)など
※治療・処方に対して検査が必要になる場合は対面診療をお願いすることがあります。
クリニック紹介
白月 遼(代表理事)
- 旭川医科大学 卒業
- 資格:医師、日本外科学会専門医、日本小児学会専門医、がん治療認定医、日医認定産業医
東京 虎ノ門・新橋で対面診療も受診可能
詳しくはこちら
よくある質問
Q オンライン診療に必要なものは何ですか? keyboard_arrow_down
ビデオ通話ができるスマホ、マイナンバーカード(マイナ保険証)・または資格確認書、クレジットカードがあれば、保険でのオンライン診療を受診できます。
Q 自分の症状でオンライン診療を受けられますか? keyboard_arrow_down
当院のオンライン診療では、内科・皮膚科・泌尿器科・アレルギー科・小児科などのさまざまな症状に対応しています。治療・処方にあたり、検査や処置が必要な場合は対面診療をお願いすることがあります。詳細はお問い合わせください。
Q 来院は不要ですか? keyboard_arrow_down
初診からオンライン診療を受け付けています。症状によっては、オンライン診療ではなく、外来での受診をお勧めするケースがあります。
Q 対面診療(外来)より高くなりますか? keyboard_arrow_down
外来時と比べて、診察料は大きな差はなく同水準です。交通費などがかからず、家やオフィスで他のことをしながら待てるので、負担は少ないです。
Q 薬の受け取りは、どうするのですか? keyboard_arrow_down
受診時に「配送」または「ご希望の薬局で対面での受け取り」のどちらかを選択いただきます。「配送」の場合、オンラインで薬局の服薬指導を受けていただき、薬をお届けします。「ご希望の薬局で対面での受け取り」の場合、当院から該当の調剤薬局へ処方箋を送りますので、直接薬局に行き服薬指導を受け、薬を受け取ります。
本記事は一般的情報の提供を目的とし、個別の診断・治療を指示するものではありません。診断・処方・診断書等の可否は医師が判断します。 内容は公開時点の情報で、法令・保険・料金・取扱いは変更されることがあります。緊急症状時は119等へ。 外部サイトの内容は保証いたしません。法令上の責任が認められる場合を除き、当院は本記事に基づく損害につき責任を負いません。
