温清飲とは

温清飲(うんせいいん)は、更年期障害や月経不順、皮膚のかゆみなどに使われる漢方薬です。医薬品として医師の診察による処方が必要な場合もありますが、オンライン診療を利用すれば自宅から薬を受け取ることも可能です。温清飲の効果、副作用、用法用量、注意点をわかりやすく解説します。

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温清飲の構成生薬

温清飲には、黄芩(オウゴン)、黄柏(オウバク)、山梔子(サンシシ)、地黄(ジオウ)、当帰(トウキ)、芍薬(シャクヤク)、川芎(センキュウ)、黄連(オウレン)などの生薬が配合されています。

これら8種類の生薬が組み合わさることで、月経、妊娠、出産、産後、更年期などといった女性ホルモンの変動からくるイライラなどの精神症状にも効果を発揮します。

出典:ツムラヘルスケア製品サイト「温清飲顆粒」https://www.tsumura.co.jp/brand/products/kampo/057.html

温清飲の効能・効果

温清飲は、以下のような症状に効果があるとされています。

  • 月経不順、月経異常、月経困難、更年期障害
  • 血の道症(のぼせ、いらいら、不安感、のどのつかえ)
  • 皮膚のかゆみ、湿疹、神経症、など

このように、温清飲は女性ホルモンの変動や血行不良、自律神経の乱れによって悪くなりやすい体調を整える目的で処方されることが多いです。皮膚の乾燥に伴う炎症やかゆみ、精神的な不安定さなどを総合的に改善することが期待できます。

出典:ツムラ「温清飲エキス(医療用)添付文書」https://medical.tsumura.co.jp/products/057/pdf/057-tenbun.pdf

服用方法と用法・用量

ツムラ温清飲エキス顆粒は、通常、成人1日7.5gを2〜3回に分けて、食前または食間に服用します。年齢や体重、症状に応じて、医師の判断で量が増減されることがあります。

服用の際は、十分な水またはぬるま湯で服用し、継続的に使用することで体質改善を目指します。

服用する際は、必ず医師の指示に従ってください。自己判断で中止や再開を繰り返すと、十分な効果が得られない場合があります。また、他の漢方薬や薬との併用によって作用が強く出ることもあるため、服用中の薬を医師に伝えておくことが大切です。

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出典:ツムラ「温清飲エキス(医療用)添付文書」https://medical.tsumura.co.jp/products/057/pdf/057-tenbun.pdf

副作用と注意事項

漢方薬である温清飲にも、副作用がまったくないわけではありません。まれに食欲不振、胃の不快感、下痢などの消化器症状や、発疹、そう痒感などの過敏症状が報告されています。

また、温清飲には山梔子(サンシシ)という生薬が含まれています。サンシシを長い期間(おおむね5年以上)続けて服用すると、まれに腸の血管に硬さが生じて、大腸の色が変わったり、むくみや炎症、狭くなるといった変化が起こることがあります。

このような症状を防ぐために、温清飲を長期に使用する場合は、定期的にCT検査や大腸内視鏡検査などで腸の状態を確認することがすすめられています。

服用中にこれらの症状がみられた場合は、直ちに服用を中止し、医師の診察を受けてください。

出典:ツムラ「温清飲エキス(医療用)添付文書」https://medical.tsumura.co.jp/products/057/pdf/057-tenbun.pdf

温清飲の薬価と処方の流れ

温清飲は、ツムラやクラシエなど複数のメーカーから販売されています。医療機関で処方される医療用医薬品のほか、ドラッグストアでも一般用(市販)漢方薬として購入することができます。

ただし、医療用と一般用では1回あたりの服用量や配合量が異なります。一般用医薬品は安全性を高めるために成分量が少なめに設定されており、自己判断での長期使用はおすすめできません。症状に合わせて医師の診察を受けたうえで処方を受けることが望ましいです。

代表的なメーカーの温清飲の薬価(1gあたり)は以下のとおりです。

  • ツムラ温清飲エキス顆粒(医療用) 15.2円/g
  • クラシエ温清飲エキス細粒 15.3円/g
  • 東洋薬行 14.4円/g
  • 本草製薬 9.8円/g
  • 小太郎漢方製薬 6.8円/g
  • 康和薬通(ジュンコウ) 9.1円/g
  • 大杉製薬 9.5円/g

これらの平均薬価は約11円/g程度です。

ツムラ温清飲エキス顆粒の標準的な用法は1日7.5gであり、1日あたりの薬価は約83円となります。

健康保険が適用される場合、自己負担が3割の方では1日あたり約25円前後で使用できます。

このように温清飲は比較的安価に続けやすい漢方薬です。ただし、体質に合わない場合や長期服用による副作用(腸間膜静脈硬化症など)のリスクもあるため、医師の指導のもとで適切に服用することが大切です。

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出典:Keggデータベース「医療用医薬品:温清飲エキス」

https://www.kegg.jp/medicus-bin/similar\_product?kegg\_drug=D06920

自宅から医師に相談できる 温清飲のオンライン処方という選択

温清飲はドラッグストアなどでも一般用の漢方薬として購入できますが、症状や体質に合った処方を受けるには医師の診察が重要です。

最近では、オンライン診療を利用して自宅から医師に相談し、温清飲を処方してもらうことも可能になっています。

オンライン診療では、スマートフォンやパソコンを通して医師の診察を受け、必要に応じて温清飲を処方してもらえます。薬は自宅に配送されるため、通院の負担を減らすことができます。

特に「患者目線のクリニック」では、女性の月経不順や更年期障害、皮膚トラブルなど温清飲が適応となる症状に詳しい医師がオンラインで相談に対応しています。忙しい方や子育て中の方でも、自宅で安全に医師の診察と処方を受けることができます。

Webから受診日時を予約

まず、予約フォームからご希望の日時を選択し、オンライン診療の予約を行います。予約は24時間対応しており、当日予約も可能です。

診察前に問診をWebで回答

予約完了後、登録したメールアドレスに問診票が送信されます。診察前にWeb上で問診に回答してください。

診察に必要なアプリをインストール

予約完了メールの案内に従い、オンライン診療に必要なアプリ「M3デジカルスマート診察券」をスマートフォンにダウンロードし、クレジットカードや保険証の情報を登録します。

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予約時間に医師と診察

予約時間になったら、スマートフォンのビデオ通話を通じて医師の診察を受けます。診察前にアプリのホーム画面で「チェックイン」を行ってください。

お薬の処方

診察後、医師が必要と判断した場合、処方箋が発行されます。薬の受け取り方法は以下の2つから選択できます。

  • 配送:薬を自宅へ配送してもらう方法です。
  • 薬局での受け取り:ご希望の薬局で対面で受け取る方法です。

お会計

診察後、登録したクレジットカードから診察料や薬代が自動的に引き落とされます。オンライン診療のシステム利用料として、別途1000円がかかります。

診察に必要なもの

スマートフォン、クレジットカード、健康保険証、(お持ちの方)医療証、お薬手帳、検査結果など。詳しくは、患者目線のクリニック オンライン診療をご覧いただき、ご不明点などは問い合わせしてください。

まとめ

温清飲は、8種の生薬から構成される漢方薬で、女性の月経や更年期、皮膚症状、神経症状など、ホルモンや血流のバランスが悪くなって起こる不調に対して、体の内側から整える作用があります。

ただし、体質に合わない場合や長期服用によって副作用が起こることもあるため、自己判断での使用は避け、必ず医師の診察を受けたうえで処方を受けるようにしましょう。

オンライン診療を活用すれば、クリニックに行かずに温清飲の相談や処方を受けることができます。通院が難しい方でも、自宅で医師と相談しながら安全に漢方治療を続けることができる便利な方法です。

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オンライン診療について

オンライン診療と対面診療の違い

オンライン診療と対面診療の比較表

専用アプリをダウンロードしたスマホやタブレットを使い、好きな場所で受診することが可能です。処方薬はご自宅へ配送します。

オンライン診療の流れ

webから受信日時を予約

webから受信日時を予約

予約フォームからご希望の日時を選択してご予約ください。

診察前に問診をWebで回答

診察前に問診をWebで回答

予約登録時のメールアドレスへ送信される問診に回答してください。

診察に必要なアプリをインストール

診察に必要なアプリをインストール

予約完了メールの案内に沿ってアプリをダウンロードのうえ、クレジットカードや保険証などを登録してください。

予約時間に医師と診察

予約時間に医師と診察

予約時間になったら、スマホのビデオ通話で診察します。
※予約時間前までにアプリホーム画面で「チェックイン」が必要です。

お薬の処方

お薬の処方

「配送」または「ご希望の薬局で対面での受け取り」のどちらかを選択できます。

お会計

お会計

登録したクレジットカードより診察後にお引き落としさせていただきます。

診察に必要なもの

  • 診察時に必要なM3デジカルスマート診察券をインストールしたスマホ
  • クレジットカード
  • 健康保険証
  • (お持ちの方) 医療証、お薬手帳、検査結果など

料金

通常の対面診療時と大きく変わりません。

(例)3割負担の場合の料金

(診察内容によって料金は異なります)

初診

1,000円前後

再診

500円前後

※オンライン診療のシステム利用料として、別途1,000円をいただきます。

※医療証も利用可能です。(東京都以外は各自治体で後日精算が必要)

夜間・早朝等加算について

診療報酬点数の算定基準に基づき、

下記の時間帯に診療を受けられる方に関して初診料及び再診料に加えて、

夜間早朝等加算をいただいております。

平日 6~8時・18:00~22時 / 土曜日 6~8時・18:00~22時 /

日曜日・祝日 6~22時

3割負担の方は150円、1割負担の方は50円多くいただくことになります。

上記時間帯を指定して予約を取られた方も加算の対象となりますので、あらかじめご承ください。

自己負担額

・1割負担の方 50円

・2割負担の方 100円

・3割負担の方 150円

ご利用者様の声

30代 女性

通院だと予約しても待ち時間が非常に長く億劫でしたが、今回のオンライン診療は待ち時間が全くありませんでした。また、薬(処方箋取得)目的のためだけに時間を割いて病院に行くのは面倒でしたが、その負担も軽減されました。

50代 男性

仕事を休んで病院へ行く事がなかなかできないので、好きな場所でスキマ時間に受診できるオンライン診療は本当に助かります。

40代 女性

とても丁寧でオンラインなのに本当に良く診ていただき、話もゆっくり聞いていただきました。普通のクリニックにはいけないです!

10代 男性

土日に診察してもらえるので、とても助かりました。体調が悪い時に病院で長い待ち時間がなく、家で過ごせるのでとても良いと思います。

一般オンライン診療

内科

風邪|咳|のどの痛み|片頭痛(偏頭痛)|花粉症・アレルギー性鼻炎|高血圧|痛風(高尿酸血症)|糖尿病|脂質異常症|生活習慣病|胃痛|逆流性食道炎|便秘|新型コロナウイルス感染症・後遺症 など

呼吸器内科

長引く咳|喘息|COPD など

皮膚科

湿疹|かゆみ|乾燥肌|発疹|皮膚炎|蕁麻疹|ニキビ・吹き出物|ヘルペス|アトピー|多汗症|あせも|汗疱|乾癬|帯状疱疹|口内炎|虫刺され|水虫(検査済みの方)|円形脱毛症(AGA除く)など

アレルギー科

蕁麻疹|喘息|鼻炎|結膜炎|目の充血|花粉症 など

泌尿器科

尿漏れ|頻尿|排尿困難|蛋白尿|尿糖|腎盂腎炎|膀胱炎|前立腺炎|尿路結石 など

頭痛外来

片頭痛(偏頭痛)|緊張型頭痛|ストレスによる慢性頭痛 など

心療内科

ストレスに伴う身体症状(食欲不振、下痢、倦怠感) など

睡眠外来

不眠 など

小児科

風邪|鼻炎|便秘|下痢|発疹|アトピー など

※治療・処方に対して検査が必要になる場合は対面診療をお願いすることがあります。

※以下のような診断書類は心療内科・睡眠外来では発行していません。

傷病手当金支給申請書|休職・復職・病状説明のための診断書|自立支援医療に係る医師の診断書(重度かつ継続に関する意見書含む)|精神障害者福祉手帳に係る医師の診断書|猟銃・美容師などの資格取得書類 など

クリニック紹介

クリニックの地図

溝尾 朗(院長)

  • 千葉大学医学部 卒業
  • 資格:医師、日本内科学会認定総合内科専門医、日医認定産業医

白月 遼(代表理事)

  • 旭川医科大学 卒業
  • 資格:医師、日本外科学会専門医、日本小児学会専門医、がん治療認定医、日医認定産業医

東京 虎ノ門・新橋で対面診療も受診可能

詳しくはこちら
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よくある質問

Q オンライン診療に必要なものは何ですか?
A

ビデオ通話ができるスマホ、保険証、クレジットカードがあれば、保険でのオンライン診療を受けることができます。

Q 自分の症状でオンライン診療を受けられますか?
A

診療内容のセクションに記載されている症状であれば、オンライン診療で対応可能です。ご不明な場合はお気軽にお問い合わせください。

Q 来院は不要ですか?
A

オンライン診療では来院の必要はありません。ご自宅など、お好きな場所から受診いただけます。

Q 対面診療(外来)より高くなりますか?
A

通常の対面診療時と大きく変わりません。システム利用料として別途1,000円をいただきます。

Q 薬の受け取りは、どうするのですか?
A

処方薬はご自宅に配送されます。最短で翌日にお届けします。配送料は別途かかります。

本記事は一般的情報の提供を目的とし、個別の診断・治療を指示するものではありません。診断・処方・診断書等の可否は医師が判断します。 内容は公開時点の情報で、法令・保険・料金・取扱いは変更されることがあります。緊急症状時は119等へ。 外部サイトの内容は保証いたしません。法令上の責任が認められる場合を除き、当院は本記事に基づく損害につき責任を負いません。