ニキビ跡ができる原因は?
まず初めに、ニキビ跡ができる原因についてご説明します。ニキビ跡とは、ニキビ(吹き出物)が治った後にも肌に残ってしまった痕のことです。具体的には、ニキビによる炎症が収まった後に残る赤み(赤色や紫色の平らな痕)、色素が沈着した茶色いシミ状の痕、皮膚が陥没したクレーター状の痕などが代表的です。それぞれのニキビ跡は発生する原因が少しずつ異なります。
赤みのニキビ跡(炎症後紅斑)
ニキビによる強い炎症反応が起こると、皮膚の深い層(真皮)にまでダメージが及び、炎症を鎮める過程で血管が拡張したまま残ることがあります。その結果、ニキビが治った後も皮膚が赤く見える状態が続きます。特にアクネ菌による炎症や、炎症時に放出されるサイトカイン(炎症物質)などの影響で毛細血管が増え、一時的に肌が薄くなっているため赤みが目立つのです。また、ニキビを指で潰したり強く触ったりすると炎症が悪化し、赤みの原因となることがあります。
茶色いニキビ跡(炎症後色素沈着)
ニキビの炎症や化膿による刺激から肌を守ろうとして、皮膚の中ではメラニン色素が過剰に作られることがあります。本来メラニンは紫外線や炎症から肌を保護するための色素ですが、ニキビの強い炎症が起こるとメラノサイト(色素細胞)が活性化し、必要以上のメラニンが生成されます。その結果、ニキビが治った後に茶色や黒っぽいシミのような跡が残ってしまいます。特に炎症の強かった部分や、ニキビを無理に潰して傷になってしまった部分ほど色素沈着が起きやすくなります。また、ニキビ跡が紫外線に当たるとさらに色素沈着が濃くなることもあるため注意が必要です。
クレーター状のニキビ跡(陥没・凹凸のある瘢痕)
通常、肌は表皮の下にある真皮で支えられていますが、ニキビの炎症が真皮や皮下組織にまで達し組織を破壊すると、傷ついた部分のコラーゲン繊維が失われ、肌が凹んでしまうことがあります。これがクレーター状(デコボコ)のニキビ跡です。特に膿をもったニキビ(黄ニキビ)や繰り返し炎症を起こしたニキビは真皮まで深くダメージを与えやすく、クレーター状の瘢痕になりがちです。また、治る過程でコラーゲンの生成が追いつかず組織が欠損してしまうことも原因の1つです。クレーター状の跡は皮膚の構造自体が変化した状態なので、色が残る赤みやシミとは根本的に異なるタイプのニキビ跡です。
このように、ニキビ跡ができる主な原因は「ニキビの炎症による皮膚ダメージ」です。そのダメージの程度や肌の反応によって、赤みや色素沈着、クレーターといった様々な形の跡が生じます。ニキビ跡を改善するためには、まず自分のニキビ跡がどのタイプかを知り、その原因に合った対処をすることが大切です。
ニキビ跡は治せる?
ニキビ跡は治せるのか、患者様にとって一番気になるポイントだと思います。結論から申し上げると、ニキビ跡は適切なケアによって改善できる場合がありますが、完全に消すことが難しい場合もあります。ニキビ跡が治るかどうかは、その種類と程度によって異なります。
赤みや茶色いシミとして残るニキビ跡
比較的時間とともに薄くなっていく可能性が高いです。軽いものであれば何もしなくても肌の新陳代謝(ターンオーバー)によって数ヶ月〜1年ほどで自然に目立たなくなるケースもあります。ただし、より早くきれいに改善したい場合は、後述するような薬やケアを取り入れることで治療を早めることが期待できます。特に赤みや色素沈着は、適切な有効成分を含む薬の使用でかなり薄く目立たなくすることが可能です。
クレーター状に陥没したニキビ跡
残念ながら薬だけで完全に元通りの滑らかな肌に戻すことは難しいのが現実です。凹凸がある瘢痕は皮膚の構造的な損傷によるもので、塗り薬や飲み薬で劇的に改善させることは困難です。ただし、全く改善しないわけではなく、保湿やビタミン剤、外用薬の継続使用によってある程度目立ちにくくしたり、肌質を改善したりすることは可能です。また、医療機関で受けられる専門的な治療(レーザー治療やケミカルピーリング、ダーマペンなど)を併用すれば、クレーターのニキビ跡も徐々に浅く目立たなくすることができます。
ニキビ跡が治るまでの期間
赤み程度の軽い跡なら比較的早く改善しますが、色素沈着は薄くなるのに数ヶ月以上かかることもあります。クレーター状は自然にはほとんど改善しないため、治療期間も長期になります。いずれにせよ、ニキビ跡の改善には時間がかかることを念頭に置き、根気よくケアを続けることが大切です。 まとめると、ニキビ跡は「治せるものもある」が「すぐには治らない」とお考えください。適切な治療を行えば多くの場合で症状の改善は期待できますので、あきらめずにケアを続けましょう。次のセクションでは、具体的なニキビ跡の治し方について種類別に解説します。
赤みのニキビ跡を治す方法
赤みが残るタイプのニキビ跡(炎症後紅斑)は、ニキビによる炎症が落ち着いた後も肌の毛細血管拡張や炎症物質の残留によって赤く見えている状態です。時間とともに徐々に薄れていくこともありますが、積極的なケアをすることで早めに改善させることが可能です。赤みのニキビ跡をケアするポイントは以下のとおりです。
抗炎症・血行促進作用のある外用薬を使う
ニキビの赤みを早く引かせるには、炎症を抑え、皮膚の治癒を促進する成分を含む塗り薬が有効です。たとえば、ビタミンC誘導体配合のクリームや美容液は抗酸化作用によって炎症を鎮め、コラーゲンの生成を助けるため、赤み改善に役立ちます。また、ヘパリン類似物質という成分を含む塗り薬は血行を促進し皮膚の生まれ変わり(ターンオーバー)を促すので、赤みや皮膚のざらつき改善に効果が期待できます。ヘパリン類似物質は本来保湿成分ですが、傷跡の治療薬(市販のいわゆる「傷跡クリーム」)にも配合され、ニキビ跡の赤みを和らげる目的で用いられています。その他、ビタミンE配合のクリームも血行を良くし抗酸化作用で炎症ダメージを緩和するため有用です。
肌を清潔に保ち保湿を十分にする
赤みがある部分は肌がデリケートになっています。洗顔で肌を清潔に保つことはもちろんですが、洗顔後は刺激の少ない化粧水や乳液でたっぷり保湿してください。乾燥していると皮膚のバリア機能が低下し、治りが遅くなります。先述のヘパリン類似物質配合のクリームは保湿剤としても使えます。肌に潤いを与えてあげることで、ターンオーバーが整い、赤みの改善につながります。
紫外線対策をしっかり行う
赤みの跡は一見シミとは違うように思えますが、紫外線を浴びるとダメージを受けた部分にさらに炎症が起きたり、後から色素沈着に移行したりする恐れがあります。日中外出する際は日焼け止めを塗る、日傘や帽子を利用するなど紫外線対策を徹底しましょう。紫外線から肌を守ることで、赤みの悪化や長期化を防ぐことができます。
まだニキビが残っている場合はニキビ治療も平行して行う
赤みのニキビ跡が残っている肌には、実は炎症が完全に引ききっていないニキビ予備軍が存在していることもあります。もし赤み部分に軽い膨らみやしこりが残っている場合は、ニキビが治りきっていない可能性があります。その際はニキビ用の治療薬(後述する殺菌成分配合の市販薬など)を用いて、まずニキビそのものを鎮静化させることが重要です。ニキビ自体の治療と並行しながら、跡の赤み対策を行うことで、より早く肌の改善が期待できます。
以上のようなケアを継続することで、赤みのあるニキビ跡は少しずつ改善していきます。ビタミンC誘導体やヘパリン類似物質配合の外用薬はドラッグストアでも購入できますし、症状が強い場合は皮膚科でビタミン剤や外用薬を処方してもらうことも可能です。早めに適切な対策を行い、赤みを長引かせないようにしましょう。
茶色いニキビ跡(シミ)を改善する方法
茶色くシミのように残るニキビ跡(炎症後色素沈着)は、肌内部に沈着したメラニンを排出し、過剰なメラニン産生を抑えてあげることで改善が期待できます。色素沈着型のニキビ跡を薄くするためのポイントは以下のとおりです。
美白有効成分を含む薬やスキンケアを使う
ニキビ跡のシミには、メラニンの生成を抑える成分やメラニンの排出を促す成分を含んだ製品が効果的です。代表的な成分としては、ビタミンC誘導体があります。ビタミンC誘導体はメラニン生成を抑制し、抗酸化作用で肌ダメージを和らげるため、色素沈着の改善に役立ちます。また市販のクリームでは、アルブチンやプラセンタエキスなどメラニン産生をブロックする成分を含むものも美白目的で用いられます。ただし、日本で特にニキビ跡のシミ治療で使われることが多いのは、ハイドロキノンという成分です。ハイドロキノンは強力な美白剤で、メラニンを作り出す酵素(チロシナーゼ)を抑制します。市販の化粧品に含まれる場合もありますが濃度が低めで、より高濃度のハイドロキノンクリームは医療機関で処方されます。医師の指導のもと使うことで、頑固なシミ状のニキビ跡も徐々に薄くすることができます。
ターンオーバーを促進するケア
シミを薄くするには、肌の新陳代謝を高めてメラニンを含む古い角質を排出させることが有効です。そのために、ピーリング作用のあるスキンケアや薬を取り入れることも1つの方法です。例えば、トレチノインやアダパレンといった外用薬(レチノイド製剤)は皮膚の代謝を促進し、色素沈着を薄くする効果が期待できます。これらは一般的にニキビ治療薬として皮膚科で処方されるものですが、ニキビ跡の色素沈着にも有効とされています。ただし、レチノイド外用薬は刺激が強い場合もあるため、医師の指示に従って濃度や使用頻度を調整することが大切です。市販のケミカルピーリング製品(AHA配合のローションなど)を自己判断で使う方もいますが、肌質によっては刺激が強すぎることもあるので注意が必要です。
内服薬で体の中からケア
濃い色素沈着が気になる場合、内服薬(飲み薬)による治療も効果的です。市販の飲み薬では、L-システインというアミノ酸とビタミンCが配合されたものがおすすめです。L-システインにはメラニンの生成を抑え、既にできてしまったメラニンの排出を促す作用があります。また、ビタミンCと一緒に摂ることで相乗効果で色素沈着を薄くする助けとなります。これらはドラッグストアで購入できるシミ治療の内服薬(いわゆる「シミ消し薬」)に含まれており、ニキビ跡のシミ改善にも応用できます。さらに皮膚科では、L-システイン・ビタミンCに加えてトラネキサム酸という抗炎症・美白効果を持つ成分が処方されることもあります(元々は肝斑治療で使われる薬ですが、炎症後色素沈着にも有効なことがあります)。
紫外線を避ける
色素沈着のケアでもUV対策は欠かせません。せっかく美白成分でメラニンを抑えても、日焼けしてしまっては新たに色素沈着を招いてしまいます。外出時は日焼け止めをこまめに塗り直す、長時間日差しを浴びない、といった基本的な紫外線対策を徹底しましょう。また、色素沈着改善の内服薬や外用薬を使用中は特に日焼けに敏感になることがあるため、一層注意が必要です。
以上のような方法でアプローチすることで、茶色いシミ状のニキビ跡は徐々に目立ちにくくなっていきます。ただし、シミの改善にはどうしても数ヶ月単位の時間がかかりますので、焦らず継続することが大切です。また、濃く広範囲な色素沈着は自己流のケアだけでは難しい場合もあります。その際は無理に強いケアをせず、皮膚科で相談して適切な治療(高濃度ビタミンC導入やレーザー治療など)を受けることを検討しましょう。
クレーター状(凹凸)のニキビ跡を改善する方法
凹凸が残ってしまったニキビ跡(クレーター状の瘢痕)は、最も治療が難しいタイプではありますが、適切なケアと医療処置によって改善する余地があります。クレーター状ニキビ跡への対処法のポイントを挙げます。
早めに皮膚科専門医に相談する
前述のとおり、クレーター状のニキビ跡は皮膚構造の損傷を伴うため、市販の薬や化粧品だけで元通りにすることは困難です。したがって、凹凸がはっきり分かるようなニキビ跡が複数残っている場合や、長期間改善が見られない場合は、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。皮膚科では、このような瘢痕に対してレーザー治療(フラクショナルレーザーで皮膚を再生させる)、ダーマペン(微細な針でコラーゲン産生を促す)、ケミカルピーリング(強めの薬剤で古い皮膚を剥がし再生を促す)などの専門的な治療法を提案してくれます。複数回の施術が必要ですが、徐々にクレーターが浅くなり肌が滑らかになっていきます。
外用薬で肌の再生をサポートする
クレーター跡自体は薬で完全には消せませんが、皮膚の再生を促す外用薬を併用することで肌質の改善が期待できます。例えば、レチノイド(ビタミンA誘導体)外用薬は先に述べたように肌のターンオーバーを促進しコラーゲン産生を高める作用があります。処方薬のアダパレン(ディフェリンゲル)や海外で使用されるトレチノインクリームなどを継続して塗布することで、新しいコラーゲンの生成を促し、わずかではありますが凹みが改善する可能性があります。特にニキビの治療中からこうした外用薬を使っておくと、ニキビ跡の予防および浅いうちからの治療につながります。ただし、効果は緩やかで数ヶ月以上の長期使用が必要なこと、刺激や副作用が出ることがある点に留意が必要です。
保湿とマッサージ
クレーター部分の肌は硬くなっていたり、血行が悪くなっていたりすることがあります。入浴後など肌が温まったタイミングで、保湿クリームを塗りながら優しくマッサージをすると、皮膚の柔軟性が高まり血行も促進されます。完全にクレーターを消すことはできなくとも、周囲の皮膚がふっくらしてくると目立ち方が和らぐことがあります。ただし、強く擦りすぎたり不衛生な手で触ったりすると逆効果なので注意しましょう。
盛り上がったニキビ跡の場合
なお、稀にニキビ跡がへこむのではなく、盛り上がってしまうタイプ(肥厚性瘢痕やケロイド)になる方もいます。赤く硬く膨らんだ傷跡がいつまでも残る状態で、この場合は塗り薬での治療は難しくなります。市販薬では対応しきれないため、皮膚科でステロイド注射や圧迫療法、特殊なテープやシリコンジェルシートによる治療を行うことがあります。盛り上がったニキビ跡も自己判断で悪化させないよう、早めに専門医に相談してください。
クレーター状のニキビ跡は改善までに時間がかかりますが、あきらめる必要はありません。医療の力を借りつつ、日々のスキンケアで肌状態を整えることで、少しずつではありますが見た目を良くしていくことができます。新しいニキビを作らないよう予防しながら、根気強く治療を続けましょう。
市販薬の選び方
ニキビ跡を改善するために市販薬を使ってセルフケアしたいという方も多いでしょう。ドラッグストアや薬局では様々なニキビ跡ケアの薬や化粧品が販売されていますが、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いと思います。市販薬を選ぶ際は、ご自身の悩みに合った有効成分が含まれているかどうかをチェックすることが大切です。以下に、目的別に市販薬を選ぶポイントをまとめます。
赤み・肌荒れを改善したい場合の市販薬の選び方
ニキビ跡の赤みや、ニキビ後の肌のザラつき・炎症が気になる方には、炎症を鎮めて肌の再生を促す成分が含まれた市販薬がおすすめです。具体的には前述したヘパリン類似物質やビタミンC誘導体を含む塗り薬が該当します。ヘパリン類似物質配合のクリームは血行促進と保湿効果によって赤みを和らげ、肌のキメを整えてくれます。また、ビタミンC誘導体配合の美容液やクリームは抗酸化・抗炎症作用でニキビ後の肌荒れを改善し、赤みだけでなく今後の色素沈着予防にも有効です。市販薬のパッケージの成分表示を見て、これらの成分が主成分として含まれているものを選ぶとよいでしょう。 また、赤みのある肌はデリケートなので、低刺激処方のものを選ぶこともポイントです。アルコールや香料が強い製品は避け、敏感肌向けのニキビケア商品などから選ぶと安心です。
茶色いシミを改善したい場合の市販薬の選び方
ニキビ跡のシミ(色素沈着)を何とかしたいという場合は、美白成分やターンオーバー促進成分がカギになります。市販薬(第3類医薬品など)として販売されているクリームの中には、ハイドロキノンこそ医薬品ではありませんが、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸、プラセンタなどメラニンに作用する成分を配合したものがあります。そういった美白有効成分配合の塗り薬を選ぶことで、シミ型のニキビ跡にアプローチできます。 さらに、色素沈着には体の中からのケアも有効です。ドラッグストアで購入できるシミ改善の内服薬(先述のL-システインとビタミンCの製剤など)は、ニキビ跡のシミ対策としても人気があります。製品パッケージに「シミ・そばかすを薄くする」「肌代謝を助ける」といった記載があるビタミン剤が該当します。こうした内服薬をスキンケアと併用することで、内と外から同時にシミ改善を目指すと良いでしょう。
新しいニキビを予防したい場合の市販薬の選び方
せっかくニキビ跡をケアしても、新たにニキビができてはまた跡が増えてしまいます。ニキビ跡に悩む方は、同時にこれ以上ニキビを増やさない予防策も取ることが大切です。市販薬でニキビの予防を考えるなら、ビタミン類の補給がおすすめです。 肌の調子を整えるビタミンB2・B6をはじめ、ビタミンCやビタミンEなどは皮脂分泌の調整や抗酸化作用によってニキビの発生を抑える効果が期待できます。特にビタミンB2・B6は皮脂分泌をコントロールし、肌のターンオーバーを正常化する働きがあります。これらのビタミンを含む総合ビタミン剤やサプリメントを活用するのもよいでしょう。市販のニキビ予防向け内服薬には「肌あれ・ニキビを防ぐ」といった効能表示があり、ビタミンB群が配合されています。
既にできている軽いニキビを治したい場合の市販薬の選び方
既にできている軽いニキビは、それ以上悪化させないように殺菌成分や抗炎症成分を含む塗り薬を使って早めに治しましょう。例えば、市販のニキビ治療薬にはイオウやサリチル酸(角質を柔らかくする)、イブプロフェンピコノール(抗炎症)、イソプロピルメチルフェノール(殺菌)などを含む製品があります。こうした薬を患部に塗ることでニキビの炎症を抑え、跡を残さず治す助けになります。ニキビ跡のケアと並行して、新しいニキビは予防・早期治療することが肝心です。
以上のように、自分の目的(赤み改善、シミ改善、予防)に応じて市販薬の有効成分をチェックし、適切なものを選びましょう。迷ったときは薬剤師に相談すれば成分についてアドバイスをもらえます。
どういう場合はクリニックに行った方が良いか
ニキビ跡を自分でケアしていても、場合によっては早めに皮膚科や美容皮膚科クリニックを受診した方が良いケースがあります。以下のような場合には、無理に自己流ケアを続けるより専門家の診察を受けることをおすすめします。
市販薬やセルフケアを一定期間続けても効果がない場合
市販の塗り薬を塗ったり、飲み薬を飲んだりしても、塗り薬なら1〜2週間経っても全く変化がない、内服薬なら1ヶ月以上飲んでも改善が感じられないという場合は、現在のケアでは十分でない可能性があります。ニキビ跡の状態によっては、市販薬では太刀打ちできないケースも多いため、そう感じた時点で一度皮膚科に相談しましょう。効果が出ないまま自己判断でケアを続けても時間が過ぎるだけでなく、跡が古くなるほど治療にも時間がかかってしまいます。
ニキビ跡の症状が重い場合
赤みが顔全体に広がっている、茶色いシミが濃く大きい、クレーター状の跡が多数ある、といった症状が重度な場合は、早めに専門治療を受ける方が賢明です。特にクレーター状のニキビ跡は前述の通り専門的な処置が必要になります。また、色素沈着がとても濃い場合も、医療用の高濃度の薬やレーザー治療が有効なことがあります。症状が重いほど早期の介入が功を奏しますので、遠慮せず皮膚科医に相談してください。
ニキビが繰り返しできて跡が増えてしまう場合
ニキビ跡に悩む方の中には、現在もニキビが次々とできてしまうために跡がどんどん増えてしまう、という悪循環に陥っている方もいます。この場合はまずニキビそのものの発生を抑える治療が必要不可欠です。皮膚科では、繰り返すニキビに対して抗生剤の内服やホルモン治療、外用薬の組み合わせ治療など、その人に合った方法でニキビの発生をコントロールします。ニキビが治まれば新しい跡もできなくなり、既存のニキビ跡治療にも集中できます。自分ではニキビを抑えきれないと感じたら、早めに専門医の力を借りましょう。
自己判断のケアで肌トラブルが起きた場合
市販の薬や化粧品を使ったケアで、もし皮膚にかぶれや赤み、かゆみなどの異常が出たら、その時点で使用を中止し皮膚科に相談してください。自己流で対処しようとして悪化させると、ニキビ跡治療どころではなくなってしまいます。肌トラブルが起きた場合は原因の特定と適切な治療が必要ですので、専門家の判断を仰ぎましょう。
早く確実にきれいに治したい場合
大切な予定があるのでそれまでに何とかニキビ跡を目立たなくしたい、できるだけ短期間で治療したい、といった希望がある場合も、クリニックの利用を検討してください。市販のケアよりも、医療のほうが強力でスピーディな効果が期待できる場合があります。例えば、赤みが強いニキビ跡ならレーザー治療で数回で改善するケースもありますし、シミならトレチノイン・ハイドロキノン療法で集中的にケアする方法もあります。費用はかかりますが、確実性を求める方には医療によるアプローチが適しています。
以上のような状況では、早めに専門の医師に相談することで、無駄な時間や労力を省き、効果的な治療に専念できます。皮膚科の受診というとハードルが高い印象があるかもしれませんが、最近ではオンラインで気軽に相談できるサービスも増えています。当院でもオンライン診療に対応しておりますので、忙しくて通院が難しい方や遠方の方でも、自宅から専門医の診察を受けることが可能です。オンライン診療なら待ち時間も少なく、プライバシーに配慮しながらニキビやニキビ跡の相談ができます。症状に合った薬を処方しご自宅にお届けすることもできますので、ニキビ跡にお悩みの際はぜひ活用してみてください。
ニキビ跡を治す薬の使用上の注意点
最後に、ニキビ跡を治すための薬を使用する際の注意点についてまとめます。外用薬・内服薬ともに、正しく使わなければ十分な効果が得られなかったり、副作用が出たりすることがあります。安全かつ効果的に薬を使うために、以下のポイントに気をつけましょう。
用法・用量を守る
処方薬でも市販薬でも、指定された用法用量(塗る回数や飲む量、タイミング)を必ず守って使用してください。例えば飲み薬であれば「1日3回毎食後」の指示があれば規則正しく服用し、塗り薬で「1日1回夜のみ使用」とあればその指示通りにします。勝手に回数を増やしたり減らしたりすると、期待する効果が得られなかったり、副作用のリスクが高まったりします。特に強い薬ほど医師や薬剤師の指示通りに使うことが重要です。
自己判断で中止しない
ニキビ跡治療の薬は効果が現れるまでに時間がかかるものが多いです。数日使って変化がなくても、焦らず継続することが大切です。自己判断で「効かないから」と途中でやめてしまうと、本来出るはずだった効果が得られないまま終わってしまいます。特に内服のビタミン剤や外用の美白剤などは、最低でも数週間から1〜2ヶ月は続けてみないと効果を実感しづらいです。ただし、何ヶ月も続けても全く改善しない場合は薬が合っていない可能性もありますので、その際は医師に相談しましょう。
内服薬は決められた方法で飲む
ニキビ跡治療で処方される内服薬(ビタミン剤やトラネキサム酸など)は、水またはぬるま湯で飲むのが基本です。お茶やコーヒーで飲むと成分によっては吸収に影響を与えることがあります。また、サプリメント感覚でまとめて飲んだりせず、指示された回数に分けて服用してください。ビタミンCやパントテン酸(ビタミンB5)は一度に大量に摂ると吸収されず下痢の原因になることがあります。もし服用中にお腹がゆるくなるなどの症状が出た場合は、一旦服用を中止して医師・薬剤師に相談しましょう。
外用薬は正しい使用方法で
塗り薬を使うときは、肌を清潔にした状態で適量を塗布します。お風呂上がりや洗顔後などに使用するのが効果的です。また、傷口やただれた箇所には原則塗らないよう注意しましょう。ニキビ跡用の薬とはいえ、まだ治りきっていない開いたニキビや肌が極端に荒れている部分に塗ると刺激となる場合があります。塗る量もたくさん塗れば早く治るわけではありません。特に刺激の強い外用薬は少量から試し、徐々に慣らすことが大切です。最初から高濃度の薬を頻繁に使うと肌がびっくりして炎症を起こすことがありますので、医師の指示がない限り自己判断で使用頻度や濃度を上げないでください。
副作用に注意し、異常があればすぐ受診
薬には多少なりとも副作用のリスクがあります。ニキビ跡治療の薬では、内服のビタミン剤でまれに胃腸の不調(食欲不振や下痢など)、外用薬では肌の赤み・ヒリヒリ感・乾燥・かゆみなどが起こることがあります。使用中に少しでも異常を感じたら無理をせず、一旦使用を中止してください。症状が軽い場合は中止することで治まることもありますが、症状が強い場合や心配な場合はすぐに医師に相談しましょう。例えば、塗り薬を塗った箇所にブツブツとした発疹や激しいかゆみが出た場合はアレルギー反応や刺激性の皮膚炎が起きている可能性があります。そのまま使い続けると悪化する恐れがあるため、早めに受診して適切な処置を受けてください。
複数の薬を使う場合は相互作用に注意
ニキビ跡を治したい一心で、あれもこれもと複数の市販薬やスキンケア製品を重ねて使用するのは避けましょう。成分によっては組み合わせが悪いものもありますし、肌にとって負担が大きくなってしまう場合があります。特に、皮膚科で処方された薬を使っている場合は、市販の塗り薬や化粧品を併用してよいか必ず確認しましょう。自己判断で色々併用すると、どの製品が効いているのか分からなくなるだけでなく、思わぬ肌トラブルにつながる可能性もあります。
スキンケアや生活習慣も合わせて見直す
薬に頼るだけでなく、日々のスキンケアや生活習慣を整えることもニキビ跡の改善には重要です。薬を使っていても夜更かしや偏った食事が続けば肌の治癒力は落ちてしまいます。十分な睡眠とバランスの良い食事を心がけ、ストレス管理も意識しましょう。また、スキンケアでは刺激の強いピーリングや過度なマッサージは避け、肌に優しいケアを継続してください。薬の効果を最大限に引き出すためにも、こうした基本的な部分に注意することが大切です。
以上がニキビ跡治療の薬を使用する際の主な注意点です。適切に薬を活用しつつ、焦らずじっくりとケアを続ければ、ニキビ跡はきっと今より目立たなくなっていくはずです。お悩みのニキビ跡が少しでも改善し、肌に自信を取り戻せるようお手伝いできれば幸いです。ニキビ跡ケアは根気が要りますが、正しい知識と方法で取り組んでいきましょう。
オンライン診療について
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料金
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(例)3割負担の場合の料金
(診察内容によって料金は異なります)
初診
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※オンライン診療のシステム利用料として、別途1,000円をいただきます。
※心療内科と婦人科はシステム利用料が異なります。
(心療内科 初診2,000円・再診3,000円、婦人科 初診1,000円・再診1,500円)
※医療証も利用可能です。(東京都以外は各自治体で後日精算が必要)
夜間・早朝等加算について keyboard_arrow_down
診療報酬点数の算定基準に基づき、
下記の時間帯に診療を受けられる方に関して初診料及び再診料に加えて、
夜間早朝等加算をいただいております。
平日 6~8時・18~22時 / 土曜日 6~8時・12~22時
/日曜日・祝日 6~22時
3割負担の方は150円、1割負担の方は50円多くいただくことになります。
上記時間帯を指定して予約を取られた方も加算の対象となりますので、あらかじめご承ください。
自己負担額
・1割負担の方 50円
・2割負担の方 100円
・3割負担の方 150円
ご利用者様の声
30代 女性
通院だと予約しても待ち時間が非常に長く億劫でしたが、今回のオンライン診療は待ち時間が全くありませんでした。また、薬(処方箋取得)目的のためだけに時間を割いて病院に行くのは面倒でしたが、その負担も軽減されました。
50代 男性
仕事を休んで病院へ行く事がなかなかできないので、好きな場所でスキマ時間に受診できるオンライン診療は本当に助かります。
40代 女性
とても丁寧でオンラインなのに本当に良く診ていただき、話もゆっくり聞いていただきました。普通のクリニックにはいけないです!
10代 男性
土日に診察してもらえるので、とても助かりました。体調が悪い時に病院で長い待ち時間がなく、家で過ごせるのでとても良いと思います。
一般オンライン診療
内科
風邪|咳|のどの痛み|片頭痛(偏頭痛)|花粉症・アレルギー性鼻炎|高血圧|痛風(高尿酸血症)|糖尿病|脂質異常症|生活習慣病|胃痛|逆流性食道炎|便秘|新型コロナウイルス感染症・後遺症 など
呼吸器内科
長引く咳|喘息|COPD など
皮膚科
湿疹|かゆみ|乾燥肌|発疹|皮膚炎|蕁麻疹|ニキビ・吹き出物|ヘルペス|アトピー|多汗症|あせも|汗疱|乾癬|帯状疱疹|口内炎|虫刺され|水虫(検査済みの方)|円形脱毛症(AGA除く)など
アレルギー科
蕁麻疹|喘息|鼻炎|結膜炎|目の充血|花粉症 など
泌尿器科
尿漏れ|頻尿|排尿困難|蛋白尿|尿糖|腎盂腎炎|膀胱炎|前立腺炎|尿路結石 など
頭痛外来
片頭痛(偏頭痛)|緊張型頭痛|ストレスによる慢性頭痛 など
心療内科
ストレスに伴う身体症状(食欲不振、下痢、倦怠感) など
睡眠外来
不眠 など
小児科
風邪|鼻炎|便秘|下痢|発疹|アトピー など
※治療・処方に対して検査が必要になる場合は対面診療をお願いすることがあります。
※以下のような診断書類は心療内科・睡眠外来では発行していません。
傷病手当金支給申請書|休職・復職・病状説明のための診断書|自立支援医療に係る医師の診断書(重度かつ継続に関する意見書含む)|精神障害者福祉手帳に係る医師の診断書|猟銃・美容師などの資格取得書類 など
クリニック紹介
溝尾 朗(院長)
- 千葉大学医学部 卒業
- 資格:医師、日本内科学会認定総合内科専門医、日医認定産業医
白月 遼(代表理事)
- 旭川医科大学 卒業
- 資格:医師、日本外科学会専門医、日本小児学会専門医、がん治療認定医、日医認定産業医
東京 虎ノ門・新橋で対面診療も受診可能
詳しくはこちら
よくある質問
Q オンライン診療に必要なものは何ですか? keyboard_arrow_down
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オンライン診療では来院の必要はありません。ご自宅など、お好きな場所から受診いただけます。
Q 対面診療(外来)より高くなりますか? keyboard_arrow_down
通常の対面診療時と大きく変わりません。システム利用料として別途1,000円をいただきます。
Q 薬の受け取りは、どうするのですか? keyboard_arrow_down
処方薬はご自宅に配送されます。最短で翌日にお届けします。配送料は別途かかります。
本記事は一般的情報の提供を目的とし、個別の診断・治療を指示するものではありません。診断・処方・診断書等の可否は医師が判断します。 内容は公開時点の情報で、法令・保険・料金・取扱いは変更されることがあります。緊急症状時は119等へ。 外部サイトの内容は保証いたしません。法令上の責任が認められる場合を除き、当院は本記事に基づく損害につき責任を負いません。