消風散とはどんな漢方薬?効果と基本情報
消風散(しょうふうさん)は、かゆみが強い皮膚疾患に用いられる漢方薬です。湿疹や皮膚炎など、皮膚に炎症や分泌物がみられる症状に対して処方されることが多く、皮膚科でも使用される代表的な漢方薬の一つです。
医療用の消風散は医師が処方する医薬品として使用されており、市販でも第2類医薬品として販売されています。
消風散の効能・効果と使われる症状
消風散は、体力中等度以上の人で、かゆみが強く分泌物が多い皮膚疾患に使用される漢方薬です。効果が期待できる主な症状の一覧は以下の通りです。
- 湿疹
- 皮膚炎
- じんましん
- 水虫
- あせも
- 皮膚瘙痒症
これらの症状は、皮膚の炎症や水分の分泌が多く、かゆみが強いことが特徴です。特に湿疹や皮膚炎などで「かゆみが強い」「ジュクジュクしている」「熱感がある」といった症状がみられる場合に用いられることが多い漢方薬です。
また、慢性的な湿疹や皮膚炎など、皮膚疾患が長引いている場合にも使用されることがあります。
消風散の成分とエキス
消風散は複数の生薬から構成される漢方薬です。医療用のツムラ消風散エキス顆粒では、次の生薬を含む混合生薬の乾燥エキスが配合されています。
主な生薬は以下の通りです。
- ジオウ
- セッコウ
- トウキ
- ゴボウシ
- ソウジュツ
- ボウフウ
- モクツウ
- ゴマ
- チモ
- カンゾウ
- クジン
- ケイガイ
- センタイ
これらの生薬が組み合わさることで、炎症を抑える作用やアレルギー反応を抑える作用、かゆみを抑える作用などが期待されています。
医療用のツムラ消風散では、1日量7.5g中に混合生薬の乾燥エキス4.0gが含まれています。
消風散の飲み方(用法・用量)
医療用の消風散は成人の場合、1日7.5gを2~3回に分けて食前または食間に、水またはお湯で服用します。
ただし、年齢や体重、症状の強さなどによって医師が用量を調整することがあります。漢方薬は体質(体力の程度や症状のタイプ)によって効果が異なるため、医師が症状や体質を確認しながら処方することが重要です。
消風散の副作用と注意点
消風散は比較的安全性の高い漢方薬とされていますが、医薬品であるため副作用が起こる可能性があります。
主な副作用として、次のような症状が報告されています。
- 発疹
- 発赤
- かゆみ
- 蕁麻疹
- 食欲不振
- 胃部不快感
- 吐き気
- 下痢
また、消風散には甘草(カンゾウ)が含まれているため、長期間の服用や他の甘草を含む漢方薬と併用した場合、まれに次のような重篤な副作用が起こることがあります。
- 偽アルドステロン症:むくみ、血圧の上昇、低カリウム血症
- ミオパチー:脱力感やけいれん、麻痺など
そのため、長期間服用する場合や、気になる症状が出た際に医師へ問い合わせることが大切です 。
出典:「ツムラ消風散エキス顆粒(医療用)」https://medical.tsumura.co.jp/products/022/pdf/022-tenbun.pdf
消風散は市販で買える?販売されている医薬品
消風散は医療機関で処方される漢方薬ですが、同じ処方名の漢方薬が市販の医薬品としても販売されています。ドラッグストアの店頭や、インターネットで検索して通販などで購入することが可能です。
しかし市販の漢方薬は、誰でも使用できるよう安全性を考慮して成分量や用量が設定されている一方、処方薬とはエキス量や用量が異なる場合があります。
ここでは、ドラッグストア等で購入できる代表的な消風散の商品を紹介します。
ツムラ
- 薬のタイプ:顆粒
- 服用回数:1日2回
- 対象年齢:2歳以上
- エキス量:1日量中に消風散エキス2.0g
- 価格:20包(10日分)約2,640円
出典:ツムラ「ツムラ漢方消風散エキス顆粒」https://www.tsumura.co.jp/brand/products/kampo/022.html
クラシエ
- 薬のタイプ:錠剤
- 服用回数: 1日3回
- 対象年齢:5歳以上
- エキス量:1日量中消風散エキス2,800mg
- 価格:180錠(約15日分)約2,000円前後
出典:クラシエ「消風散料エキス錠クラシエ180錠」https://www.kracie.co.jp/products/ph/1201964_2220.html
市販薬と処方薬の違い
消風散は市販の漢方薬として販売されている医薬品ですが、皮膚科などの医療機関では処方薬として使用されることも多い薬です。市販薬でも購入して服用することは可能ですが、エキス量や用量、副作用への対応などの点で処方薬の方が適している場合があります。ここでは、市販薬と処方薬の主な違いについて解説します。
エキス量と成分量の違い
消風散の市販薬と処方薬では、含まれている漢方エキスの量に違いがあります。
医療機関で処方されるツムラの医療用の消風散では、成人1日量7.5g中に漢方エキス4.0gが含まれています。一方、市販薬ではエキス量がそれより少なく設定されています。例えば、市販の消風散ではツムラでは1日量中に2.0g、クラシエでは2,800mgとなっています。
このように、市販の医薬品は安全性を考慮してエキス量が設定されているため、処方薬と比べると含まれるエキス量が少ない場合があります。症状が強い湿疹や皮膚炎などでは、医療機関で処方される消風散の方が適切な量で服用できるケースもあります。
出典:ツムラ「ツムラ漢方消風散エキス顆粒」https://www.tsumura.co.jp/brand/products/kampo/022.html
クラシエ「消風散料エキス錠クラシエ180錠」https://www.kracie.co.jp/products/ph/1201964_2220.html
医師の診察による用量調整
市販の漢方薬は用法と用量が固定されており、基本的には誰でも同じ量を服用することになります。一方、医療機関で処方される消風散は、症状の強さや体力、年齢、他の薬との併用などを考慮して用量を調整することが可能です。
皮膚疾患は症状の程度や原因が人によって異なるため、同じ薬でも適切な量で服用することが大切です。症状が強い場合や長引く湿疹などでは、自己判断で市販薬を続けるよりも医療機関で相談することで、より適切な治療につながる場合があります。
消風散は皮膚科などの医療機関で処方される漢方薬ですが、最近ではオンライン診療を利用して処方を受けることも可能になっています。湿疹や皮膚炎、かゆみなどの皮膚症状について、通院せずに医師へ相談できる点が大きなメリットです。
オンライン診療のメリット
皮膚疾患のかゆみは、夜になると強くなることが多く、「夜かゆくて眠れない」「突然かゆみが出て仕事に集中できない」といった悩みを抱える人も少なくありません。
しかし、そのようなタイミングでは皮膚科が閉まっていることも多く、「今すぐ相談したいのにできない」と感じることもあります。
オンライン診療であれば、思い立ったその時にスマートフォン一つで医師に相談することができます。通院の必要がないため、自宅にいながら皮膚の症状について相談できる点が大きなメリットです。仕事や家事で忙しい人、近くに皮膚科がない人などにとって、通院の時間を減らしながら医師へ相談することができます。また、漢方薬について相談したい場合にも、自宅から気軽に利用できる点が特徴です。
患者目線のクリニックオンライン診療の特徴
患者目線のクリニックでは、消風散などの漢方薬についてオンライン診療で相談することができます。湿疹やかゆみなどの皮膚症状について医師に相談し、症状に合った薬を処方してもらうことが可能です。
また当院には40名以上の医師が在籍しており、年間10万件以上のオンライン診療実績があります。多くの診療経験をもとに、湿疹や皮膚炎などの皮膚症状や漢方薬についても安心して相談することができます。
診療時間は早朝6時から深夜24時まで受診が可能で、土日祝日も診療しています。スマートフォン一つで全国どこからでも受診可能なため、例えば夜急にかゆみが強まった際も即座に専門医へ相談が可能です。
処方された薬は薬局受け取りか自宅配送を選ぶことができ、薬局受け取りを選択した場合は最短30分でお薬の受け取りが可能であり、配送の場合は最短で翌日にご自宅に届きます。費用はお薬代や診察料の他に、別途システム利用料1,000円(税込)がかかります。
診察はスマートフォンを使ったビデオ通話で行われます。オンライン診療に不安を感じる方もいますが、カメラ越しでも医師が皮膚の状態を丁寧に確認しながら診察を行いますのでご安心ください。あらかじめ患部の写真を送っていただき、その画像をもとに医師が状態を確認しながら診察を進めます。湿疹や皮膚炎、かゆみなどの皮膚症状についても、写真とビデオ通話を組み合わせることで、できるだけ正確に状態を把握したうえで診療を行います。
また当院では直感的に操作ができる「デジスマ診療」アプリを利用した予約とクレジットカード決済をお願いしています。アプリを利用することで診察予約から会計までスマートフォン上で完結します。そのため慣れない方でも銀行振込の手間なく、診察後は自動で会計が完了し、スムーズにオンライン診療を利用することができます。
皮膚のかゆみや湿疹などの症状が気になる場合は、オンライン診療を利用して医師に相談することで、症状に合った漢方薬を処方してもらうことができます。
まとめ
消風散は湿疹や皮膚炎、じんましん、水虫、あせもなど、かゆみが強い皮膚症状に使われる漢方薬です。市販の医薬品として購入することも可能ですが、エキス量や用量が固定されている点が特徴です。
一方、医療機関で処方される消風散は、症状の程度や体質、体力などを考慮して処方されるため、より適切な治療につながる場合があります。また、副作用や他の薬との併用についても医師に相談できる点がメリットです。
湿疹や皮膚のかゆみなどの症状が続く場合は、自己判断で市販薬を使い続けるのではなく、医療機関で相談することも検討してみましょう。オンライン診療を利用すれば、自宅からでも医師に相談し、症状に合った治療を受けることができます。
オンライン診療について
オンライン診療と対面診療の違い
専用アプリをダウンロードしたスマホやタブレットを使い、好きな場所で受診することが可能です。処方薬はご自宅へ配送します。
オンライン診療の流れ
webから受信日時を予約
予約フォームからご希望の日時を選択してご予約ください。
診察前に問診をWebで回答
予約登録時のメールアドレスへ送信される問診に回答してください。
診察に必要なアプリをインストール
予約完了メールの案内に沿ってアプリをダウンロードのうえ、クレジットカードやマイナンバーカードなどを登録してください。
予約時間に医師と診察
予約時間になったら、スマホのビデオ通話で診察します。
※予約時間前までにアプリホーム画面で「チェックイン」が必要です。
お薬の処方
「配送」または「ご希望の薬局で対面での受け取り」のどちらかを選択できます。
お会計
登録したクレジットカードより診察後にお引き落としさせていただきます。
診察に必要なもの
- 診察時に必要なM3デジカルスマート診察券をインストールしたスマホ
- クレジットカード
- マイナンバーカード(マイナ保険証)、または資格確認書
- (お持ちの方) 医療証、お薬手帳、検査結果など
料金
通常の対面診療時と大きく変わりません。
(例)3割負担の場合の料金
(診察内容によって料金は異なります)
初診
1,000円前後
再診
500円前後
※オンライン診療のシステム利用料として、別途1,000円をいただきます。
※心療内科と婦人科はシステム利用料が異なります。
(心療内科 初診2,000円・再診3,000円、婦人科 初診1,000円・再診1,500円)
※医療証も利用可能です。(東京都以外は各自治体で後日精算が必要)
夜間・早朝等加算について keyboard_arrow_down
診療報酬点数の算定基準に基づき、
下記の時間帯に診療を受けられる方に関して初診料及び再診料に加えて、
夜間早朝等加算をいただいております。
平日 6~8時・18~22時 / 土曜日 6~8時・12~22時
/日曜日・祝日 6~22時
3割負担の方は150円、1割負担の方は50円多くいただくことになります。
上記時間帯を指定して予約を取られた方も加算の対象となりますので、あらかじめご承ください。
自己負担額
・1割負担の方 50円
・2割負担の方 100円
・3割負担の方 150円
ご利用者様の声
30代 女性
通院だと予約しても待ち時間が非常に長く億劫でしたが、今回のオンライン診療は待ち時間が全くありませんでした。また、薬(処方箋取得)目的のためだけに時間を割いて病院に行くのは面倒でしたが、その負担も軽減されました。
50代 男性
仕事を休んで病院へ行く事がなかなかできないので、好きな場所でスキマ時間に受診できるオンライン診療は本当に助かります。
40代 女性
とても丁寧でオンラインなのに本当に良く診ていただき、話もゆっくり聞いていただきました。普通のクリニックにはいけないです!
10代 男性
土日に診察してもらえるので、とても助かりました。体調が悪い時に病院で長い待ち時間がなく、家で過ごせるのでとても良いと思います。
一般オンライン診療
内科
風邪|咳|のどの痛み|片頭痛(偏頭痛)|花粉症・アレルギー性鼻炎|高血圧|痛風(高尿酸血症)|糖尿病|脂質異常症|生活習慣病|胃痛|逆流性食道炎|便秘|新型コロナウイルス感染症・後遺症 など
呼吸器内科
長引く咳|喘息|COPD など
皮膚科
湿疹|かゆみ|乾燥肌|発疹|皮膚炎|蕁麻疹|ニキビ・吹き出物|ヘルペス|アトピー|多汗症|あせも|汗疱|乾癬|帯状疱疹|口内炎|虫刺され|水虫(検査済みの方)|円形脱毛症(AGA除く)など
アレルギー科
蕁麻疹|喘息|鼻炎|結膜炎|目の充血|花粉症 など
泌尿器科
尿漏れ|頻尿|排尿困難|蛋白尿|尿糖|腎盂腎炎|膀胱炎|前立腺炎|尿路結石 など
頭痛外来
片頭痛(偏頭痛)|緊張型頭痛|ストレスによる慢性頭痛 など
心療内科
ストレスに伴う身体症状(食欲不振、下痢、倦怠感) など
睡眠外来
不眠 など
小児科
風邪|鼻炎|便秘|下痢|発疹|アトピー など
※治療・処方に対して検査が必要になる場合は対面診療をお願いすることがあります。
※以下のような診断書類は心療内科・睡眠外来では発行していません。
傷病手当金支給申請書|休職・復職・病状説明のための診断書|自立支援医療に係る医師の診断書(重度かつ継続に関する意見書含む)|精神障害者福祉手帳に係る医師の診断書|猟銃・美容師などの資格取得書類 など
クリニック紹介
溝尾 朗(院長)
- 千葉大学医学部 卒業
- 資格:医師、日本内科学会認定総合内科専門医、日医認定産業医
白月 遼(代表理事)
- 旭川医科大学 卒業
- 資格:医師、日本外科学会専門医、日本小児学会専門医、がん治療認定医、日医認定産業医
東京 虎ノ門・新橋で対面診療も受診可能
詳しくはこちら
よくある質問
Q オンライン診療に必要なものは何ですか? keyboard_arrow_down
ビデオ通話ができるスマホ、マイナンバーカード(マイナ保険証)・または資格確認書、クレジットカードがあれば、保険でのオンライン診療を受診できます。
Q 自分の症状でオンライン診療を受けられますか? keyboard_arrow_down
診療内容のセクションに記載されている症状であれば、オンライン診療で対応可能です。ご不明な場合はお気軽にお問い合わせください。
Q 来院は不要ですか? keyboard_arrow_down
オンライン診療では来院の必要はありません。ご自宅など、お好きな場所から受診いただけます。
Q 対面診療(外来)より高くなりますか? keyboard_arrow_down
通常の対面診療時と大きく変わりません。システム利用料として別途1,000円をいただきます。
Q 薬の受け取りは、どうするのですか? keyboard_arrow_down
処方薬はご自宅に配送されます。最短で翌日にお届けします。配送料は別途かかります。
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