当帰飲子とは?効果や特徴を医師が解説

当帰飲子の基本情報と効果

当帰飲子(とうきいんし)は、皮膚の乾燥によるかゆみや湿疹などに用いられる代表的な漢方薬です。特に冷え症で皮膚が乾燥しやすい人にみられる症状に対して使用される医薬品として知られています。

皮膚は本来、水分や皮脂によって外部刺激から守られています。しかし乾燥が進むと皮膚のバリア機能が低下し、外部刺激に敏感になります。その結果、かゆみや湿疹などの皮膚症状が起こりやすくなります。

当帰飲子は、体の内側から皮膚の状態を整えることを目的として処方される漢方薬です。血の巡りを整える生薬や、皮膚の乾燥を改善する生薬が組み合わされている点が特徴です。特に皮膚が乾燥してかゆみが続くタイプの湿疹に用いられることが多く、分泌物が少ない皮膚症状に適しているとされています。

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当帰飲子に含まれる主な生薬と成分

当帰飲子は、複数の生薬を組み合わせて作られた漢方薬です。医療用の当帰飲子エキス顆粒には、以下のような生薬が配合されています。

  • トウキ
  • ジオウ
  • シャクヤク
  • センキュウ
  • シツリシ
  • ボウフウ
  • カシュウ
  • オウギ
  • ケイガイ
  • カンゾウ

1日量7.5g中、上記の混合生薬の乾燥エキス が5.0g含有されています。

当帰飲子の用法・用量と飲み方

医療用の当帰飲子エキス顆粒は、通常、成人で1日7.5gを2〜3回に分けて服用します。

当帰飲子の副作用と注意点

当帰飲子は比較的安全性の高い漢方薬とされていますが、医薬品である以上、副作用が起こる可能性があります。

主な副作用として以下の症状があります。

  • 過敏症:発疹、発赤、かゆみ、蕁麻疹
  • 消化器症状:食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢

また、当帰飲子には甘草(カンゾウ)という生薬が含まれているため、長期間の服用や他の甘草含有医薬品との併用により、まれに偽アルドステロン症や低カリウム血症などが起こる可能性があります。

そのため、以下のような人は服用前に医師や薬剤師へ相談することがすすめられます。

  • 医師の治療を受けている人:他の薬との併用に注意が必要
  • 妊娠中または妊娠の可能性がある人:服用の可否を確認する必要がある
  • 胃腸が弱い人:消化器症状が出現する可能性がある

漢方薬は体質に合うかどうかが重要です。自己判断で長期間服用するのではなく、症状が改善しない場合は医療機関へ問い合わせて相談することが大切です。

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出典:ツムラ「当帰飲子エキス顆粒(医療用)」https://medical.tsumura.co.jp/products/086/pdf/086-tenbun.pdf

当帰飲子は市販で買える?市販薬の種類

当帰飲子は医療機関で処方される漢方薬ですが、薬局やドラッグストア、オンラインショップなどで購入できる医薬品も存在します。ここでは現在販売されている当帰飲子の市販薬一覧と、それぞれの特徴について解説します。

クラシエ

  • 薬のタイプ:顆粒タイプ
  • 1日の服用回数:1日3回
  • 年齢:2歳以上(年齢によって1回量を調節)
  • 成分量:1日量として当帰飲子エキス粉末3,200mg
  • 価格:8日分(24包)で2,640円

出典:クラシエ「当帰飲子エキス顆粒「クラシエ」[24包]」https://www.kracie.co.jp/products/ph/10097816_2220.html

コタロー

  • 薬のタイプ:細粒タイプ
  • 1日の服用回数:1日3回
  • 年齢:4歳以上(年齢によって1回量を調節)
  • 成分量:不明
  • 価格:販売元により異なる

出典:小太郎漢方製薬(株)「当帰飲子エキス細粒「コタロー」」https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_otc?japic_code=J1101000062

市販薬と処方薬の違い(成分量・効果・安全性)

当帰飲子はドラッグストアなどで購入できる市販薬もありますが、医療機関で処方される漢方薬とはいくつかの違いがあります。特に重要なのは、エキス量・効果・安全性の違いです。

市販薬は手軽に購入できる一方で、症状や体質に合わせた処方ができないため、症状によっては十分な効果が得られないことがあります。ここでは、市販薬と処方薬の主な違いについて解説します。

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エキス量・成分量の違い

当帰飲子の市販薬と処方薬で最も大きな違いは、エキス量や成分量です。

医療機関で処方される当帰飲子(ツムラなどの医療用漢方薬)は、1日量7.5g中に混合生薬エキス5.0gが含まれています。一方、市販薬ではエキス量が異なる場合があり、例えばクラシエの当帰飲子では1日量中に当帰飲子エキス粉末3200mgが含まれています。

つまり、同じ「当帰飲子」という名前でも、製品によってエキス量や成分量が異なることがあります。エキス量が異なると、体への作用や効果の感じ方にも違いが出る可能性があります。

また、医療用漢方薬は医師が症状や体質を確認したうえで処方するため、患者の状態に合わせて適切な量を使用できる点が特徴です。

副作用や併用薬の注意

当帰飲子は医薬品であるため、副作用が起こる可能性があります。特に注意が必要なのが前述した偽アルドステロン症で、低カリウム血症や血圧上昇などが起こることがあります。市販薬の場合は自己判断で服用することになるため、他の薬を服用している人や体調に不安がある人は、服用前に薬剤師や医師へ相談することが大切です。

出典:ツムラ「当帰飲子エキス顆粒(医療用)」https://medical.tsumura.co.jp/products/086/pdf/086-tenbun.pdf

医師の診断のもとで処方薬がすすめられる理由

市販薬は薬局やドラッグストアで手軽に購入できるメリットがあります。しかし、当帰飲子のような漢方薬は体質や症状に合わせて選ぶことが重要な医薬品です。

同じ皮膚のかゆみでも、原因は乾燥、アレルギー、皮膚炎などさまざまです。症状の原因によっては当帰飲子ではなく、別の漢方薬や治療が適している場合もあります。

医療機関では、医師が皮膚の状態や体質、現在の症状などを確認したうえで薬を選択します。そのため、症状に合った治療を受けやすいというメリットがあります。

また、症状によっては当帰飲子などの内服薬に加えて、ステロイド外用薬や保湿剤などの塗り薬を併用する治療が行われることもあります。皮膚の状態に合わせて内服薬と外用薬を組み合わせることで、より効果的な治療につながる場合があります。

乾燥による皮膚のかゆみや湿疹が続く場合や、市販薬を試しても改善しない場合は、医療機関で相談することをおすすめします。

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当帰飲子の処方は、最短当日受取のオンライン診療がおすすめ

通院不要。自宅や外出先から専門医に相談可能

当帰飲子は医療機関で処方される漢方薬ですが、オンライン診療でも処方してもらうことが可能です。

オンライン診療とは、スマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられる医療サービスのことです。自宅などから診察を受けることができるため、通院が難しい人でも医師に相談しやすいという特徴があります。

皮膚の乾燥によるかゆみや湿疹などの症状は、日常生活の中で長く続くことが多い症状です。しかし、忙しくて病院に行く時間が取れない人も少なくありません。

オンライン診療であれば、自宅にいながら医師に症状を相談でき、症状や体質を確認したうえで当帰飲子などの漢方薬を処方してもらうことができます。

また、皮膚の状態によっては保湿剤や外用薬などの塗り薬を併用した治療が提案されることもあります。医師が症状を確認しながら治療方針を決めるため、市販薬だけで対応するよりも適切な治療につながる可能性があります。

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患者目線のクリニックのオンライン診療の特徴

年間10万件以上の診療実績、40名以上の医師が在籍する『患者目線のクリニック』なら、漢方の相談も安心です。スマートフォン一つでオンライン診療を受けることができ、全国どこからでも保険診療で受診が可能です。専用の『デジスマ診療』アプリをインストールしたスマートフォンがあれば、予約から診察、決済まで完結します。

診療時間も幅広く、早朝6時から深夜24時まで受診が可能で、土日祝日も診療しています。そのため、『夜、かゆみが強くなって眠れない』『仕事中、乾燥による湿疹が気になって集中できない』。そんな時でも、早朝6時から深夜24時まで診療している当院なら、隙間時間ですぐに専門医に相談できます。

診察は5〜10分程度。移動時間も待ち時間もないため、忙しい毎日の合間に受診可能です。ビデオ通話も、医師にお肌の状態を見せるためのものですので、リラックスしてご相談ください。

診察後に処方されたお薬は、薬局受け取りか自宅配送を選ぶことができます。

  • 薬局受け取り:最短当日(診察から処方箋発行まで最短30分)でお薬を受け取ることが可能
  • 自宅配送:自宅までお薬が配送されるため外出が不要

費用は一般の対面診療とほぼ同等(保険診療)で、別途オンラインシステム利用料(1,000円)が必要となります。オンライン診療を利用することで、通院の手間を減らしながら医師の診察を受けることができるため、皮膚のかゆみや湿疹などの症状についても気軽に相談しやすい環境が整っています。

※オンライン診療の決済はクレジットカードのみとなります。

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まとめ

当帰飲子は、冷え症で皮膚が乾燥する人の湿疹やかゆみなどに用いられる漢方薬です。皮膚の乾燥によって起こるかゆみや、分泌物の少ない湿疹などの症状に対して処方されることがあります。

当帰飲子はドラッグストアなどで購入できる市販薬もありますが、製品によってエキス量や成分量が異なる場合があります。また、皮膚のかゆみや湿疹の原因は乾燥だけでなく、アレルギーや皮膚炎などさまざまな要因が関係していることもあります。

そのため、症状や体質によっては当帰飲子以外の治療が適している場合や、塗り薬などの外用薬を併用した治療が必要になる場合もあります。医療機関では医師が症状や体質を確認したうえで治療を選択できるため、より適切な治療につながる可能性があります。

患者目線のクリニックのオンライン診療では、早朝6時から深夜24時まで受診が可能で、土日祝日も診療しているため、忙しい人でも利用しやすいのが特徴です。

皮膚の乾燥やかゆみ、湿疹などの症状が続く場合や、市販薬で改善しない場合は、医師に相談して自分の症状に合った治療を受けることが大切です。また受診方法としてオンライン診療を利用することで、通院の負担を減らしながら医師に相談することもできます。

患者目線のクリニックのオンライン診療では、早朝6時から深夜24時まで受診が可能で、土日祝日も診療しています。スマートフォン一つで全国どこからでも受診できるため、忙しい人でも利用しやすいのが特徴です。

症状が気になる場合は、患者目線のクリニックのオンライン診療で気軽に医師へ相談してみてください。

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執筆

桑原 彩乃

桑原 彩乃

所属: 患者目線のクリニック

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。大学病院および関連医療機関にて、一般皮膚科から専門的な皮膚疾患まで幅広く診療に携わる。現在は保険診療を中心に、にきび、多汗症、皮膚炎、アレルギー疾患などの日常診療に加え、患者の生活背景を踏まえた治療提案を大切にしている。また、医療記事の執筆・監修にも多数関わり、医学的根拠に基づきつつ、一般の方にも分かりやすい情報発信を心がけている。

オンライン診療について

オンライン診療と対面診療の違い

オンライン診療と対面診療の比較表

専用アプリをダウンロードしたスマホやタブレットを使い、好きな場所で受診することが可能です。処方薬はご自宅へ配送します。

オンライン診療の流れ

webから受信日時を予約

webから受信日時を予約

予約フォームからご希望の日時を選択してご予約ください。

診察前に問診をWebで回答

診察前に問診をWebで回答

予約登録時のメールアドレスへ送信される問診に回答してください。

診察に必要なアプリをインストール

診察に必要なアプリをインストール

予約完了メールの案内に沿ってアプリをダウンロードのうえ、クレジットカードやマイナンバーカードなどを登録してください。

予約時間に医師と診察

予約時間に医師と診察

予約時間になったら、スマホのビデオ通話で診察します。
※予約時間前までにアプリホーム画面で「チェックイン」が必要です。

お薬の処方

お薬の処方

「配送」または「ご希望の薬局で対面での受け取り」のどちらかを選択できます。

お会計

お会計

登録したクレジットカードより診察後にお引き落としさせていただきます。

診察に必要なもの

  • 診察時に必要なM3デジカルスマート診察券をインストールしたスマホ
  • クレジットカード
  • マイナンバーカード(マイナ保険証)、または資格確認書
  • (お持ちの方) 医療証、お薬手帳、検査結果など

料金

通常の対面診療時と大きく変わりません。

(例)3割負担の場合の料金

(診察内容によって料金は異なります)

初診

1,000円前後

再診

500円前後

※オンライン診療のシステム利用料として、別途1,000円をいただきます。

※心療内科と婦人科はシステム利用料が異なります。
(心療内科 初診2,000円・再診3,000円、婦人科 初診1,000円・再診1,500円)

※医療証も利用可能です。(東京都以外は各自治体で後日精算が必要)

夜間・早朝等加算について

診療報酬点数の算定基準に基づき、

下記の時間帯に診療を受けられる方に関して初診料及び再診料に加えて、

夜間早朝等加算をいただいております。

平日 6~8時・18~22時 / 土曜日 6~8時・12~22時

/日曜日・祝日 6~22時

3割負担の方は150円、1割負担の方は50円多くいただくことになります。

上記時間帯を指定して予約を取られた方も加算の対象となりますので、あらかじめご承ください。

自己負担額

・1割負担の方 50円

・2割負担の方 100円

・3割負担の方 150円

ご利用者様の声

30代 女性

通院だと予約しても待ち時間が非常に長く億劫でしたが、今回のオンライン診療は待ち時間が全くありませんでした。また、薬(処方箋取得)目的のためだけに時間を割いて病院に行くのは面倒でしたが、その負担も軽減されました。

50代 男性

仕事を休んで病院へ行く事がなかなかできないので、好きな場所でスキマ時間に受診できるオンライン診療は本当に助かります。

40代 女性

とても丁寧でオンラインなのに本当に良く診ていただき、話もゆっくり聞いていただきました。普通のクリニックにはいけないです!

10代 男性

土日に診察してもらえるので、とても助かりました。体調が悪い時に病院で長い待ち時間がなく、家で過ごせるのでとても良いと思います。

一般オンライン診療

内科

風邪|咳|のどの痛み|片頭痛(偏頭痛)|花粉症・アレルギー性鼻炎|高血圧|痛風(高尿酸血症)|糖尿病|脂質異常症|生活習慣病|胃痛|逆流性食道炎|便秘|新型コロナウイルス感染症・後遺症 など

呼吸器内科

長引く咳|喘息|COPD など

皮膚科

湿疹|かゆみ|乾燥肌|発疹|皮膚炎|蕁麻疹|ニキビ・吹き出物|ヘルペス|アトピー|多汗症|あせも|汗疱|乾癬|帯状疱疹|口内炎|虫刺され|水虫(検査済みの方)|円形脱毛症(AGA除く)など

アレルギー科

蕁麻疹|喘息|鼻炎|結膜炎|目の充血|花粉症 など

泌尿器科

尿漏れ|頻尿|排尿困難|蛋白尿|尿糖|腎盂腎炎|膀胱炎|前立腺炎|尿路結石 など

頭痛外来

片頭痛(偏頭痛)|緊張型頭痛|ストレスによる慢性頭痛 など

心療内科

ストレスに伴う身体症状(食欲不振、下痢、倦怠感) など

睡眠外来

不眠 など

小児科

風邪|鼻炎|便秘|下痢|発疹|アトピー など

※治療・処方に対して検査が必要になる場合は対面診療をお願いすることがあります。

※以下のような診断書類は心療内科・睡眠外来では発行していません。

傷病手当金支給申請書|休職・復職・病状説明のための診断書|自立支援医療に係る医師の診断書(重度かつ継続に関する意見書含む)|精神障害者福祉手帳に係る医師の診断書|猟銃・美容師などの資格取得書類 など

クリニック紹介

クリニックの地図

溝尾 朗(院長)

  • 千葉大学医学部 卒業
  • 資格:医師、日本内科学会認定総合内科専門医、日医認定産業医

白月 遼(代表理事)

  • 旭川医科大学 卒業
  • 資格:医師、日本外科学会専門医、日本小児学会専門医、がん治療認定医、日医認定産業医

東京 虎ノ門・新橋で対面診療も受診可能

詳しくはこちら
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よくある質問

Q オンライン診療に必要なものは何ですか?
A

ビデオ通話ができるスマホ、マイナンバーカード(マイナ保険証)・または資格確認書、クレジットカードがあれば、保険でのオンライン診療を受診できます。

Q 自分の症状でオンライン診療を受けられますか?
A

診療内容のセクションに記載されている症状であれば、オンライン診療で対応可能です。ご不明な場合はお気軽にお問い合わせください。

Q 来院は不要ですか?
A

オンライン診療では来院の必要はありません。ご自宅など、お好きな場所から受診いただけます。

Q 対面診療(外来)より高くなりますか?
A

通常の対面診療時と大きく変わりません。システム利用料として別途1,000円をいただきます。

Q 薬の受け取りは、どうするのですか?
A

処方薬はご自宅に配送されます。最短で翌日にお届けします。配送料は別途かかります。

本記事は一般的情報の提供を目的とし、個別の診断・治療を指示するものではありません。診断・処方・診断書等の可否は医師が判断します。 内容は公開時点の情報で、法令・保険・料金・取扱いは変更されることがあります。緊急症状時は119等へ。 外部サイトの内容は保証いたしません。法令上の責任が認められる場合を除き、当院は本記事に基づく損害につき責任を負いません。