「予約したのに1時間以上待った」
「診察は数分だったのに、半日がかりになってしまった」
など、病院の待ち時間に不満や疑問を感じたことがある方は多いのではないでしょうか。

実は、病院の待ち時間が長くなる背景には、急患への対応や患者さん一人ひとりで診療内容が異なることなど、医療ならではの理由があります。

その一方で、症状や受診の目的によっては、待ち時間を大幅に減らせる受診方法を選べる場合もあります。

この記事では、病院の待ち時間が長くなる理由や少しでも待ち時間を減らす方法、さらに状況に応じた受診方法の選び方について、医師がわかりやすく解説します。

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病院の待ち時間が長くなる理由

厚生労働省の「令和5年受療行動調査」によると、外来患者の診察までの待ち時間は「15分未満」が27.8%と最も多い一方、30分以上待った患者も4割近くいました(出典元※1)。
予約をしていても、診察の進み方によって待ち時間が発生することは珍しくありません。

待ち時間が発生する主な理由は二つあります。

症状次第では診察時間が長引くため

一つ目は、予定より診療時間が長くなることです。予約時には定期受診を予定していても、新たな症状について相談を受けたり、検査で予想外の異常が見つかったりすることがあります。その場合は、追加で詳しい説明や検査、治療方針の相談が必要になります。

必要に応じて他の医療機関への紹介を行うこともあり、診察時間が当初の予定より長くなることがあります。

急患対応を優先するため

二つ目は、緊急性の高い患者さんへの対応です。突然体調が悪くなった患者さんや、命に関わる可能性がある患者さんが来院した場合は、予約の有無にかかわらず優先して診察や処置を行う必要があります。医療機関には正当な理由なく診療を拒めない「応召義務」もあるため、急患への対応によって予約時間どおりに診察を進められないことがあります。

このように、病院の待ち時間は単なる時間管理の問題だけでなく、患者さん一人ひとりの病状に応じた診療や、緊急性の高い患者さんへの対応によって発生することがあります。

出典元※1:厚生労働省「令和5(2023)年受療行動調査(確定数)の概況」https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jyuryo/23/dl/kakuteisu-kekka2023.pdf

病院の待ち時間を減らす方法

病院の待ち時間を完全になくすことは難しいものの、受診する時間帯や医療機関の選び方を工夫することで、待ち時間を短縮できる場合があります。

また、症状や受診の目的によっては、対面診療以外の受診方法を選べることもあります。まずは、次のような方法を試してみましょう。

比較的空いている時間帯を選ぶ

医療機関によって異なりますが、一般的には週明け(月曜日)や連休明け、午前の診療開始直後は混雑しやすい傾向があります。

一方で、平日の午後などは比較的待ち時間が短いこともあります。混雑状況は医療機関によって異なるため、受診前にホームページや電話で確認しておくと安心です。

紹介状を持参する

大きな病院では、紹介状を持参した患者さんを前提とした診療体制をとっている場合があります。

紹介状があることで診療がスムーズに進みやすくなるだけでなく、これまでの検査結果や治療経過を共有できるため、重複した検査を避けられることもあります。

呼び出しシステムや順番確認サービスを利用する

最近では、スマートフォンやWEBで診察の順番を確認できる医療機関も増えています。

院内で長時間待つ必要がなくなり、順番が近づいてから来院できる場合もあるため、利用できる場合は活用するとよいでしょう。

症状によっては受診方法を見直すことも一つの方法

毎月同じ薬を処方してもらうための定期受診や、症状が安定している慢性疾患の診察などでは、医療機関によっては対面以外の受診方法を選べる場合があります。

「待ち時間が長くて通院が負担になっている」という方は、自分の症状に合った受診方法があるか、一度医師へ相談してみるのもよいでしょう。

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症状によってはオンライン診療という選択肢もあります

待ち時間を減らす方法の一つとして、オンライン診療があります。

オンライン診療では、スマートフォンやパソコンなどを使って医師の診察を受けられるため、通院や待合室での待ち時間を減らせる場合があります。

ただし、オンライン診療はすべての症状に対応できるわけではありません。医師が診察し、対面での診察や検査が必要と判断した場合には、医療機関への受診を案内します。

オンライン診療が利用しやすい症状

比較的オンライン診療を利用しやすい例としては、次のようなものがあります。

  • 高血圧や脂質異常症など慢性疾患の定期受診
  • 毎月同じ薬の処方を受けている場合
  • 花粉症やアレルギー性鼻炎
  • 軽い風邪症状(医師がオンライン診療可能と判断した場合)
  • 軽度の皮膚症状 など

オンライン診療では対応が難しい症状

次のような症状では、オンライン診療だけで適切な判断が難しく、対面での診察や検査が必要になることがあります。

  • 高熱が続く
  • 強い腹痛
  • 胸の痛みや息苦しさ
  • 意識障害や手足の麻痺
  • 大きなけがや出血 など

これらの症状でも、受診先は症状の程度によって異なります。近くのクリニックで診療できる場合もあれば、救急外来の受診や119番通報が必要な場合もあります。

受診先に迷う場合は、かかりつけ医や医療機関へ相談するほか、救急安心センター事業(#7119)を利用する方法もあります。#7119では、医師や看護師などの助言をもとに、救急車を呼ぶべきか、すぐに医療機関を受診すべきかなどのアドバイスを受けられます(出典元※2)。

出典元※2:厚生労働省「大人の症状は #7119」
https://kakarikata.mhlw.go.jp/kakaritsuke/7119.html

オンライン診療は通院の負担軽減にも役立ちます

オンライン診療は、適応となる症状であれば、通院の負担を軽減できることも大きなメリットです。

例えば、次のような方では利便性を感じやすいでしょう。

  • 毎回、病院の待ち時間が長く負担になっている
  • 仕事や学校を休まずに受診したい
  • 子育てや介護で長時間の外出が難しい
  • 通院だけで半日以上かかる
  • 自宅や職場の近くに受診したい医療機関がない

一方で、オンライン診療は対面診療を置き換えるものではありません。
症状や病状に応じて対面診療とオンライン診療を使い分けることで、より便利に医療を受けられる場合があります。

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まとめ

病院の待ち時間が長くなる背景には、急患への対応や患者さん一人ひとりで診療内容が異なること、検査結果の説明や追加検査が必要になることなど、医療ならではの事情があります。そのため、予約をしていても待ち時間が発生することは珍しくなく、必ずしも医療機関の運営に問題があるとは限りません。

一方で、予約制の医療機関を選ぶ、比較的空いている時間帯を利用するなど、受診方法を工夫することで待ち時間を短縮できる場合があります。また、高血圧や脂質異常症などの慢性疾患の定期受診や花粉症など、症状によってはオンライン診療を利用できることもあり、通院や待ち時間の負担を軽減できる可能性があります。

ただし、オンライン診療はすべての症状に対応できるわけではありません。
高熱や強い腹痛、胸の痛みなど、対面での診察や検査が必要な症状もあります。症状や病状に応じて対面診療とオンライン診療を適切に使い分けることが大切です。

待ち時間が負担だからと受診を我慢するのではなく、自分の症状や生活スタイルに合った受診方法を選ぶことで、必要な医療をより受けやすくなります。通院や待ち時間に悩んでいる方は、一度オンライン診療も選択肢の一つとして検討してみるとよいでしょう。

『患者目線のクリニック』では、高血圧や脂質異常症などの慢性疾患の定期受診や、花粉症、軽い風邪症状など、医師がオンライン診療可能と判断した症状について相談できます。

年中無休で6時〜24時まで診療を行っているため、仕事や家事・育児で忙しい方でも、自宅や職場などから受診しやすい環境が整っています。来院や待合室での待機が不要なため、「病院の待ち時間が負担」「通院だけで半日かかってしまう」という方にもおすすめです。

全国どこからでも受診でき、処方箋は近隣薬局での受け取り(最短30分)または自宅配送(最短翌日)に対応しています。なお、症状によっては対面診療や検査が必要になる場合もあるため、医師が適切な受診方法をご案内します。

【忙しい方のための、受診ステップ】

  • 事前準備
    専用アプリ『デジスマ診療』をインストールし、保険証と決済情報を登録
  • 診察当日
    自宅や外出先など、好きな場所でビデオ通話を待つだけ
  • 受取
    処方箋発行後、自宅配送または薬局受け取りが選べます

【費用について】

  • 診察料:保険適用(自己負担割合に応じる)
  • システム利用料:1,000円(税込)
  • お支払い:クレジットカード決済のみ

※お薬代および配送料(配送希望時のみ)は別途発生いたします

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執筆

市川 峰大

市川 峰大

所属: 患者目線のクリニック

滋賀医科大学卒業後、済生会泉尾病院や大阪公立大学医学部附属病院および関連病院で総合内科・腎臓内科・糖尿病内科の診療に携わる。基幹病院の急性期医療で経験を重ねる一方、事業領域にも関わる経験を持つ。現在は緩和医療に従事し、病状はもちろん、生活や背景にも寄り添った診療を大切にしている。日本専門医機構認定内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医。

オンライン診療について

オンライン診療と対面診療の違い

オンライン診療と対面診療の比較表

専用アプリをダウンロードしたスマホやタブレットを使い、好きな場所で受診することが可能です。処方薬はご自宅へ配送します。

※厚生労働省『令和5(2023)年受療行動調査(確定数)の概況』を参照し、中央値を用いた推定平均値。

オンライン診療の流れ

受診までステップ

1. Webから
受診日時を予約

Webから受診日時を予約

予約フォームからご希望の日時を選択してご予約ください

2. 診察前に問診を
Webで回答

診察前に問診をWebで回答

予約登録時のメールアドレスへ送信される問診に回答してください。

3. 診察に必要な
アプリをインストール

診察に必要なアプリをインストール

予約完了メールの案内に沿ってアプリをダウンロードのうえ、クレジットカードやマイナンバーカードなどを登録してください。

※2回目以降はデジスマ診察券アプリからご予約ください。登録済みの情報を引き継ぐことができ、スムーズに予約できます。

予約時間になったら医師と診察

予約時間になったら医師と診察

医師からスマホのビデオ通話がかかってきます

※予約時間前までにアプリホーム画面で「チェックイン」が必要です。

お薬の受け取り

どちらかを選択できます

宅薬便(自宅配送)の場合

お薬をお届け

薬剤師による服薬指導後、通常ポスト投函で配送。最短翌日受け取りも!

(※さらに23区内は16時までの服薬指導+890円で「当日到着便」をご利用可能です)

薬局で受け取りの場合

薬局で受け取り

受け取りの薬局は全国どこでもご自身で指定できます。指定した薬局で、診察後30分程度でお薬の受け取りが可能です。

診察に必要なもの

  • 診察時に必要なデジスマアプリをインストールしたスマホ
  • クレジットカード(VISA / JCB / Mastercard ※Apple Pay・Google Payを利用した登録も可)
  • マイナンバーカード(マイナ保険証)、または資格確認書
  • (お持ちの方) 医療証、お薬手帳、検査結果など

オンライン診療の料金

対面診療時と
大きく変わりません

(例)3割負担の場合の料金

診察料

初診 1,000円 前後

再診 500円 前後

お薬代
(対面診療時と同じ)

※オンライン診療のシステム利用料として、別途1,000円をいただきます。

※心療内科と婦人科はシステム利用料が異なります。

(心療内科 初診2,000円・再診3,000円、婦人科 初診1,000円・再診1,500円)

※医療証も利用可能です。(東京都以外は各自治体で後日精算が必要)

夜間・早朝等加算について

診療報酬点数の算定基準に基づき、

下記の時間帯に診療を受けられる方に関して初診料及び再診料に加えて、

夜間早朝等加算をいただいております。

平日 6~8時・18~22時 / 土曜日 6~8時・12~22時

/日曜日・祝日 6~22時

3割負担の方は150円、1割負担の方は50円多くいただくことになります。

上記時間帯を指定して予約を取られた方も加算の対象となりますので、あらかじめご承ください。

自己負担額

・1割負担の方 50円

・2割負担の方 100円

・3割負担の方 150円

一般オンライン診療

内科

風邪|咳|のどの痛み|片頭痛(偏頭痛)花粉症・アレルギー性鼻炎高血圧痛風(高尿酸血症)|糖尿病|脂質異常症|生活習慣病|胃痛|逆流性食道炎便秘|下痢|貧血|新型コロナウイルス後遺症 など

発熱外来

インフルエンザ|新型コロナウイルス感染症 など

皮膚科

湿疹|かゆみ|乾燥肌|発疹|皮膚炎|蕁麻疹|酒さ|ニキビ・吹き出物ヘルペスアトピー多汗症|あせも|汗疱|乾癬|帯状疱疹|口内炎|虫刺され|水虫・白癬(検査済みの方)|血管性浮腫|ひょう疽|円形脱毛症(AGA除く)など

アレルギー科

蕁麻疹|喘息|鼻炎|結膜炎|目の充血|花粉症 など

泌尿器科

尿漏れ|頻尿|排尿困難|蛋白尿|尿糖|腎盂腎炎|膀胱炎|前立腺炎|尿路結石 など

頭痛

片頭痛(偏頭痛)|緊張型頭痛|ストレスによる慢性頭痛 など

心療内科

ストレスに伴う身体症状(食欲不振、下痢、倦怠感) など

睡眠外来

不眠 など

婦人科

生理痛|月経困難症|PMS|更年期障害 など

漢方外来

つかれ、倦怠感、食欲低下、冷え、めまい、肩こり、腰痛、イライラ・不安などの慢性的な不調|かぜ症状、咳・たん、鼻炎、湿疹 などで漢方をご希望の方

小児科

風邪|鼻炎|便秘|下痢|発疹|アトピー など

その他

ドライアイ・麦粒腫(ものもらい)・結膜炎などの眼の症状|腰痛・関節痛・神経痛(※6ヶ月以内の処方歴が確認できるお薬手帳提出可能な方のみ)など

※治療・処方に対して検査が必要になる場合は対面診療をお願いすることがあります。

クリニック紹介

クリニックの地図

白月 遼(代表理事)

  • 旭川医科大学 卒業
  • 資格:医師、日本外科学会専門医、日本小児学会専門医、がん治療認定医、日医認定産業医

東京 虎ノ門・新橋で対面診療も受診可能

詳しくはこちら
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よくある質問

Q オンライン診療に必要なものは何ですか?
A

ビデオ通話ができるスマホ、マイナンバーカード(マイナ保険証)・または資格確認書、クレジットカードがあれば、保険でのオンライン診療を受診できます。

Q 自分の症状でオンライン診療を受けられますか?
A

当院のオンライン診療では、内科・皮膚科・泌尿器科・アレルギー科・小児科などのさまざまな症状に対応しています。治療・処方にあたり、検査や処置が必要な場合は対面診療をお願いすることがあります。詳細はお問い合わせください。

Q 来院は不要ですか?
A

初診からオンライン診療を受け付けています。症状によっては、オンライン診療ではなく、外来での受診をお勧めするケースがあります。

Q 対面診療(外来)より高くなりますか?
A

外来時と比べて、診察料は大きな差はなく同水準です。交通費などがかからず、家やオフィスで他のことをしながら待てるので、負担は少ないです。

Q 薬の受け取りは、どうするのですか?
A

受診時に「配送」または「ご希望の薬局で対面での受け取り」のどちらかを選択いただきます。「配送」の場合、オンラインで薬局の服薬指導を受けていただき、薬をお届けします。「ご希望の薬局で対面での受け取り」の場合、当院から該当の調剤薬局へ処方箋を送りますので、直接薬局に行き服薬指導を受け、薬を受け取ります。

本記事は一般的情報の提供を目的とし、個別の診断・治療を指示するものではありません。診断・処方・診断書等の可否は医師が判断します。 内容は公開時点の情報で、法令・保険・料金・取扱いは変更されることがあります。緊急症状時は119等へ。 外部サイトの内容は保証いたしません。法令上の責任が認められる場合を除き、当院は本記事に基づく損害につき責任を負いません。