「症状が良くなったから、もう通院しなくても大丈夫かな」
「仕事や家事が忙しく、通院を続けるのが難しい」
「病院まで遠く、待ち時間も長いので受診が負担になっている」
などの理由から、通院をやめようと考えたことがある方もいるのではないでしょうか。
しかし、自己判断で通院や治療を中断すると、病気の悪化や再発につながる可能性があります。一方で、通院が難しい場合でも、治療を続けるための方法はあります。
この記事では、通院を勝手にやめるリスクや、通院が難しいときの対処法、オンライン診療という選択肢について医師がわかりやすく解説します。
通院を勝手にやめてはいけない理由
高血圧や糖尿病、脂質異常症(コレステロールが高い状態)などの慢性疾患では、薬を飲んでいることで血圧や血糖値、コレステロール値が良好に保たれているケースが少なくありません。
そのため、「数値が良くなった」「症状がないから治った」と思って自己判断で通院や薬をやめてしまうと、再び病状が悪化してしまう可能性があります。治療によって病気がコントロールされている状態と、病気が根本的に治った状態は必ずしも同じではありません。
もちろん、大幅な減量や食生活・運動習慣の改善などによって病状が改善し、薬を減らしたり中止したりできる場合もあります。しかし、その判断には診察や検査が必要であり、自己判断ではなく医師と相談しながら進めることが大切です。
また、定期受診では薬の処方だけでなく、病状の変化や副作用の確認、必要に応じた検査も行っています。通院が難しい場合でも、自己判断で受診を中断するのではなく、まずは医師へ相談しましょう。
通院をやめてしまう理由
通院を続けたほうがよいと分かっていても、さまざまな理由から受診を中断してしまう方は少なくありません。
厚生労働省の資料では、糖尿病患者さんが治療を中断した理由として、仕事や介護などで受診する時間が取れないことが最も多く、経済的な負担や、診察日が仕事の休みと合わないこと、「自分は軽症だから大丈夫」と考えてしまうこと、「通院が面倒」と感じることなどが挙げられています(出典元※1)。
実際に、仕事や家事・育児で通院の時間を確保できない、病院まで遠い、待ち時間が長い、診察代や薬代が負担になるといった理由で受診が難しくなることは珍しくありません。
また、「症状がないから治った」「薬がなくなってから受診すればいい」と考え、そのまま通院が途絶えてしまうケースもあります。
通院が難しいときは医師へ相談を
高血圧や糖尿病、脂質異常症などの慢性疾患では、自覚症状がなくても病気が進行していることがあります。通院が難しい事情がある場合は、自己判断で受診をやめるのではなく、その理由を医師へ伝えてみましょう。病状が安定していれば、通院間隔や処方日数を見直せる場合があります。また、仕事や育児などで通院が難しい場合には、病状に応じてオンライン診療を利用できるケースもあります。
一方で、病状によっては現在の通院頻度を維持したほうがよい場合もあります。
大切なのは、自己判断で治療を中断するのではなく、ご自身の生活に合った治療の続け方を医師と一緒に考えることです。
出典元※1:厚生労働省「2019年11月8日 中央社会保険医療協議会 総会 第431回議事録」
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205879_00080.html
オンライン診療という選択肢もあります
「通院を続けたいけれど、時間が取れない」「待ち時間や移動が負担になっている」という方には、オンライン診療という選択肢があります。
オンライン診療では、自宅や職場などから医師の診察を受けられるため、通院にかかる移動時間や待ち時間を減らせる場合があります。また、仕事や学校の前後など、自分の予定に合わせて受診しやすいこともメリットです。
特に、症状が安定している慢性疾患では、オンライン診療を活用することで、治療を無理なく続けられるケースがあります。ただし、オンライン診療を利用できるかどうかは、症状や病状を踏まえて医師が判断します(出典元※2)。
出典元※2:厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」
https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000901835.pdf
オンライン診療が利用しやすいケース
オンライン診療は、すべての病気や症状に対応できるわけではありません。比較的利用しやすいケースとしては、次のようなものがあります。
- 高血圧や脂質異常症など慢性疾患の定期受診
- 糖尿病など病状が安定している方の継続診療
- 毎月同じ薬の処方を受けている場合
- 花粉症やアレルギー性鼻炎
- 軽い風邪症状(医師がオンライン診療可能と判断した場合)
病状が安定していれば、通院の負担を減らしながら治療を継続できる可能性があります。
オンライン診療が向かないケース
一方で、次のような症状では、オンライン診療だけでは十分な判断が難しく、対面での診察や検査が必要になることがあります。
- 初めて経験する強い症状
- 高熱が続く
- 強い腹痛
- 胸の痛み
- 息苦しさ・呼吸困難
- 意識障害や手足の麻痺
- 血液検査や画像検査など詳しい検査が必要な場合
症状によっては、クリニックでの診察が適している場合もあれば、救急外来の受診や119番通報が必要な場合もあります。
受診先に迷う場合は、かかりつけ医や医療機関へ相談するほか、救急安心センター事業(#7119)を利用する方法もあります。医師や看護師などの助言を受けながら、適切な受診先を判断できます(出典元※3)。
出典元※3:厚生労働省「大人の症状は #7119」
https://kakarikata.mhlw.go.jp/kakaritsuke/7119.html
当院のオンライン診療について
『患者目線のクリニック』では、高血圧や脂質異常症などの慢性疾患の定期受診や、花粉症、軽い風邪症状など、医師がオンライン診療可能と判断した症状について相談できます。
年中無休・6~24時で診察
年中無休で6時〜24時まで診療を行っているため、仕事や家事・育児で忙しい方でも、自宅や職場などから受診しやすい体制が整っています。来院や待ち時間が不要なため、「通院を続けたいけれど時間が取れない」「仕事を休まずに受診したい」という方にもおすすめです。
薬は薬局受取りか自宅配送から選べる
全国どこからでも受診でき、処方箋は近隣薬局での受け取り(最短30分)または自宅配送(最短翌日)に対応しています。なお、症状によっては対面診療や検査が必要になる場合もあるため、その際は医師が適切な受診方法をご案内します。
受診方法と費用について
【忙しい方のための、受診ステップ】
- 事前準備:専用アプリ『デジスマ診療』をインストールし、保険証と決済情報を登録
- 診察当日:自宅や外出先など、好きな場所でビデオ通話を待つだけ
- 受取:処方箋発行後、自宅配送または薬局受け取りが選べます
【費用について】
- 診察料:保険適用(自己負担割合に応じる)
- システム利用料:1,000円(税込)
- お支払い:クレジットカード決済のみ
※お薬代および配送料(配送希望時のみ)は別途発生いたします
まとめ
高血圧や糖尿病、脂質異常症などの慢性疾患では、症状が落ち着いていても治療を続けることが大切です。自己判断で通院や薬をやめてしまうと、気付かないうちに病気が進行したり、再び悪化したりする可能性があります。
一方で、仕事や家事・育児、待ち時間や通院時間、経済的な負担などから、通院を続けることが難しいと感じる方も少なくありません。そのような場合は、自己判断で受診を中断するのではなく、通院間隔や受診方法を見直せないか、まずは医師へ相談してみましょう。
病状によっては、オンライン診療を利用することで、治療を続けながら通院の負担を軽減できる場合もあります。大切なのは、治療をやめることではなく、ご自身の生活に合った方法で治療を続けることです。
オンライン診療について
オンライン診療と対面診療の違い
専用アプリをダウンロードしたスマホやタブレットを使い、好きな場所で受診することが可能です。処方薬はご自宅へ配送します。
※厚生労働省『令和5(2023)年受療行動調査(確定数)の概況』を参照し、中央値を用いた推定平均値。
オンライン診療の流れ
2. 診察前に問診を
Webで回答
予約登録時のメールアドレスへ送信される問診に回答してください。
3. 診察に必要な
アプリをインストール
予約完了メールの案内に沿ってアプリをダウンロードのうえ、クレジットカードやマイナンバーカードなどを登録してください。
※2回目以降はデジスマ診察券アプリからご予約ください。登録済みの情報を引き継ぐことができ、スムーズに予約できます。
予約時間になったら医師と診察
医師からスマホのビデオ通話がかかってきます
※予約時間前までにアプリホーム画面で「チェックイン」が必要です。
お薬の受け取り
どちらかを選択できます
薬剤師による服薬指導後、通常ポスト投函で配送。最短翌日受け取りも!
(※さらに23区内は16時までの服薬指導+890円で「当日到着便」をご利用可能です)
受け取りの薬局は全国どこでもご自身で指定できます。指定した薬局で、診察後30分程度でお薬の受け取りが可能です。
診察に必要なもの
- 診察時に必要なデジスマアプリをインストールしたスマホ
- クレジットカード(VISA / JCB / Mastercard ※Apple Pay・Google Payを利用した登録も可)
- マイナンバーカード(マイナ保険証)、または資格確認書
- (お持ちの方) 医療証、お薬手帳、検査結果など
オンライン診療の料金
大きく変わりません
(例)3割負担の場合の料金
診察料
初診 1,000円 前後
再診 500円 前後
お薬代
(対面診療時と同じ)
※オンライン診療のシステム利用料として、別途1,000円をいただきます。
※心療内科と婦人科はシステム利用料が異なります。
(心療内科 初診2,000円・再診3,000円、婦人科 初診1,000円・再診1,500円)
※医療証も利用可能です。(東京都以外は各自治体で後日精算が必要)
夜間・早朝等加算について
keyboard_arrow_down
診療報酬点数の算定基準に基づき、
下記の時間帯に診療を受けられる方に関して初診料及び再診料に加えて、
夜間早朝等加算をいただいております。
平日 6~8時・18~22時 / 土曜日 6~8時・12~22時
/日曜日・祝日 6~22時
3割負担の方は150円、1割負担の方は50円多くいただくことになります。
上記時間帯を指定して予約を取られた方も加算の対象となりますので、あらかじめご承ください。
自己負担額
・1割負担の方 50円
・2割負担の方 100円
・3割負担の方 150円
一般オンライン診療
風邪|咳|のどの痛み|片頭痛(偏頭痛)|花粉症・アレルギー性鼻炎|高血圧|痛風(高尿酸血症)|糖尿病|脂質異常症|生活習慣病|胃痛|逆流性食道炎|便秘|下痢|貧血|新型コロナウイルス後遺症 など
インフルエンザ|新型コロナウイルス感染症 など
湿疹|かゆみ|乾燥肌|発疹|皮膚炎|蕁麻疹|酒さ|ニキビ・吹き出物|ヘルペス|アトピー|多汗症|あせも|汗疱|乾癬|帯状疱疹|口内炎|虫刺され|水虫・白癬(検査済みの方)|血管性浮腫|ひょう疽|円形脱毛症(AGA除く)など
アレルギー科
蕁麻疹|喘息|鼻炎|結膜炎|目の充血|花粉症 など
尿漏れ|頻尿|排尿困難|蛋白尿|尿糖|腎盂腎炎|膀胱炎|前立腺炎|尿路結石 など
片頭痛(偏頭痛)|緊張型頭痛|ストレスによる慢性頭痛 など
ストレスに伴う身体症状(食欲不振、下痢、倦怠感) など
不眠 など
つかれ、倦怠感、食欲低下、冷え、めまい、肩こり、腰痛、イライラ・不安などの慢性的な不調|かぜ症状、咳・たん、鼻炎、湿疹 などで漢方をご希望の方
風邪|鼻炎|便秘|下痢|発疹|アトピー など
その他
ドライアイ・麦粒腫(ものもらい)・結膜炎などの眼の症状|腰痛・関節痛・神経痛(※6ヶ月以内の処方歴が確認できるお薬手帳提出可能な方のみ)など
※治療・処方に対して検査が必要になる場合は対面診療をお願いすることがあります。
クリニック紹介
白月 遼(代表理事)
- 旭川医科大学 卒業
- 資格:医師、日本外科学会専門医、日本小児学会専門医、がん治療認定医、日医認定産業医
東京 虎ノ門・新橋で対面診療も受診可能
詳しくはこちら
よくある質問
Q オンライン診療に必要なものは何ですか? keyboard_arrow_down
ビデオ通話ができるスマホ、マイナンバーカード(マイナ保険証)・または資格確認書、クレジットカードがあれば、保険でのオンライン診療を受診できます。
Q 自分の症状でオンライン診療を受けられますか? keyboard_arrow_down
当院のオンライン診療では、内科・皮膚科・泌尿器科・アレルギー科・小児科などのさまざまな症状に対応しています。治療・処方にあたり、検査や処置が必要な場合は対面診療をお願いすることがあります。詳細はお問い合わせください。
Q 来院は不要ですか? keyboard_arrow_down
初診からオンライン診療を受け付けています。症状によっては、オンライン診療ではなく、外来での受診をお勧めするケースがあります。
Q 対面診療(外来)より高くなりますか? keyboard_arrow_down
外来時と比べて、診察料は大きな差はなく同水準です。交通費などがかからず、家やオフィスで他のことをしながら待てるので、負担は少ないです。
Q 薬の受け取りは、どうするのですか? keyboard_arrow_down
受診時に「配送」または「ご希望の薬局で対面での受け取り」のどちらかを選択いただきます。「配送」の場合、オンラインで薬局の服薬指導を受けていただき、薬をお届けします。「ご希望の薬局で対面での受け取り」の場合、当院から該当の調剤薬局へ処方箋を送りますので、直接薬局に行き服薬指導を受け、薬を受け取ります。
本記事は一般的情報の提供を目的とし、個別の診断・治療を指示するものではありません。診断・処方・診断書等の可否は医師が判断します。 内容は公開時点の情報で、法令・保険・料金・取扱いは変更されることがあります。緊急症状時は119等へ。 外部サイトの内容は保証いたしません。法令上の責任が認められる場合を除き、当院は本記事に基づく損害につき責任を負いません。